
覚王山|日本が培ってきた食文化を大切に。毎朝手打ちの本格蕎麦を味わえる隠れ家カフェ
いきなりですが問題です。
「多くの食事では食べる時に音をたてるのはマナー違反ですが、蕎麦は音をたてて食べるべき食材と言われています。その理由は何でしょうか?」
いざ、こうやって問われると明確に答えが出ない方がきっと多いはず。
そこで今回は冒頭の問いの答えを含めた蕎麦の魅力や"通"の食べ方をご紹介します◎
伺ったのはおしゃれなお店が立ち並ぶ、言わずと知れたグルメの宝庫「覚王山」にお店を構える蕎麦カフェです。
目次
そば打ち歴20年の女将が丹精込めて作るお蕎麦は格別!アットホームな温かさも感じることができる「Soba Cafe 日本の暮らし」
東山線・覚王山駅3番出口から徒歩6分ほど。
賑やかな笑い声が響く小学校の目の前にある一軒家。こちらが今回ご紹介する『Soba Cafe 日本の暮らし』さんです。
住宅街に馴染むお家のようなお蕎麦屋さんって隠れ家感満載で素敵◎
お車はお店の前に2台までなら停められるそうです。
コンセプトは”お友達の家に遊びに行く”
玄関で靴を脱いで店内へあがるこのスタイルは、まるで友人宅へ遊びにきた感覚。
大きなテーブル席が2席とお座敷が1席といったこの食事スペースも、お家ならではの温かさを感じます。
天気がいいとぽかぽかの日差しがお座敷に差し込んでくるのでとっても心地良い。
お店だけどお店じゃないみたい、そんな居心地の良さも魅力の1つです◎
ランチメニューはこちら!
お蕎麦だけではなく、デザートやガレットが付いたセットメニューも充実しています。
お蕎麦が運ばれてくるまでの間のお楽しみは…!
お蕎麦は単品でも、このようにミニ小鉢3種が付いてきました。
おひたしや胡麻豆腐といった優しい味わいの小鉢にほっこり。
しかし、驚いたのは小鉢と共に運ばれてきたあるもの。
それは本わさび!なんとお蕎麦を待つ間、自らすりおろすことができるんですって!
これが意外と楽しくて楽しくて。(笑)
熱中していたらあっという間に時間は経っていたようで、お蕎麦が運ばれてきました。
挽きたて、打ちたて、茹でたての二八蕎麦
●『ざる蕎麦』1,200円(税込)
やっぱり蕎麦と言えば『ざる蕎麦』でしょう!定番は外せません◎
今回はせっかくなので事前に調べてきた”通”の食べ方でお蕎麦をいただきたいと思います!
まずは汁(つゆ)につけずに麵をそのまま。
手打ち蕎麦のお店では、挽きたてのそば粉の風味をしっかり受け止めるのがお作法とのこと。
こちらのお店でいただけるのは毎朝、女将さん自らそば粉を挽き、打ち、茹でる二八蕎麦!
二八蕎麦とは、そば粉8に対して小麦粉2の割合で混ぜて打った蕎麦のことで、しなやかで、なおかつキリッとコシがあり、口に入れると、つるりとなめらかな食感が楽しめるのが特徴です◎
粗挽きで細い二八蕎麦はとっても香りが深く、汁(つゆ)をつけずとも「美味しい」と感じました。
お蕎麦そのものの風味を堪能した後は汁(つゆ)と一緒にいただきます。ですがここでポイントが!
刻みネギやわさびといった薬味は適度に蕎麦にのせて食べるのが”通”の食べ方♪
これまでずっと薬味は汁(つゆ)の中に入れてお蕎麦をすすっていた私にとってこの食べ方は新鮮。
また、お蕎麦は汁(つゆ)とのバランスや鼻にぬける香りを楽しむために音をたててすすりましょう!
大人な蕎麦の楽しみ方を知ると、さらに蕎麦の魅力にハマってしまいそうです◎
名古屋の蕎麦店では珍しい○○削りも体験できちゃう?!
●『おろし蕎麦かけ』1,580円(税込)
胃腸が弱く、冷え性の方におすすめだというこちらのお蕎麦は、寒くなり始めた今の時期にぴったり◎
ちなみに『おろし蕎麦ころ』『おろし蕎麦かけ』には、なんと鰹節(かつおぶし)が付いてくるんです!
これもまた、わさび同様にお蕎麦を待っている間に削ることができます!
これは後から知ったことなのですが、わさびを自らすることができるお店は名古屋でも何軒かありましたが、鰹節を自ら削り器で削ることができるお店はめったにないみたいです。
わさびとは違い、鰹節はかなり固いので削るのも一苦労。
ですがこんな体験はなかなかできないからこそ楽しいですし、箱を引いて自分が削った鰹節を見るとなんだか達成感を味わうこともできます◎
大根おろしがピリッと効いているお蕎麦に鰹節をかけて食べてみると、これまた風味が豊かに。
ざる蕎麦同様にそば湯をいただくこともできました。
そば湯とは、そばのゆで汁のこと。お蕎麦を茹でた際の煮汁には、実はルチン、ビタミンB1やB2といった栄養がたっぷり入っているんです◎
そのためお蕎麦を食べた後はぜひ、そば湯で汁(つゆ)を割って最後までお蕎麦を堪能してみてください!
ガレットとお蕎麦どちらも食べたい方におすすめ!
こちらは同席者が食べていたガレットランチのガレット3種。
お蕎麦もガレットもちょっとずつ食べたい欲張りさんにはおすすめのランチメニューです♡
その他にも、ベジタリアン対応メニューや気まぐれメニューなど思わず目を惹くお蕎麦がたくさんあるので詳しい詳細はぜひ自身の目で確かめてみてください♪
INFORMATION
店名:
Soba Cafe 日本の暮らし
住所:
名古屋市千種区観月町2‐30‐2
電話番号:
052‐439‐6893
営業時間:
[火・水]11:00~15:00 [木・土]11:00~17:00 18:00~21:00 [日]11:00~15:00
定休日:
月曜日(祝祭日は営業)
一人当たりの予算:
¥1,000〜¥3,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。