覚王山|石臼で挽いた蕎麦や蕎麦粉を使用した料理がいただける蕎麦カフェ

覚王山|石臼で挽いた蕎麦や蕎麦粉を使用した料理がいただける蕎麦カフェ

日本に古くから親しまれている麺類「蕎麦」。ひとくちに蕎麦といっても、製法やかえし(つゆ)など、お店によってこだわりが感じられる繊細な食べ物。

今回は店内でそば粉から作りあげるこだわり満点の蕎麦屋さんをご紹介します。

目の前で削り上げる鰹節やランチのセットメニューも斬新ですよ!

蕎麦本来の味わいを楽しめる!打ち立ての香り高い蕎麦が美味しい蕎麦カフェ「日本の暮らし」

お店の場所は千種区覚王山

地下鉄東山線・覚王山駅下車。そこから5分ほど歩くと田代小学校が見えてきます。その通用門の目の前にあるのが今回ご紹介する「Soba Cafe 日本の暮らし」さんです。

お車の方は店の前に1台駐車場があります。周りは完全な住宅街なので、この幕が目印ですね。

お店は一軒家をリフォームしたような雰囲気。玄関で靴を脱いであがると、和室テーブルが1つとリビングにテーブルが2つ。

 

リビングの隅には蕎麦粉を作る石臼が

テーブルにつくと、女将さんがお茶とメニューをお持ちくださいます。

こんなにメニューがたくさんで迷ってしまいますね。

その中から選んだのはガレットランチ。同行者は蕎麦ランチ

※ 平日はお蕎麦が半量になり、少し価格が違います。

テーブルには小さな鰹節削りが置いてありました。

わくわくしながら待っていると、先付けが小さなお盆に数種類のせられてきました。

さぁ、いただきます。お皿の上部から時計回りに紹介していきますね。

・玉ねぎとしめじのマリネ(ガラスの器)…マリネ大好きなんですよね。

・納豆麹…麹と白たまり漬けした納豆。市販の納豆をもっと食べやすくしたような味。

・特製だし巻き卵…本鰹だしをたっぷり使い、白たまりを使った優しい味でした。

大根のお漬物とミニトマト…無農薬、有機栽培の野菜たち。

どれも食べやすい美味しさで、食欲をかき立ててくれました。

 

自家製蕎麦粉を使用したふんわり食感のガレット

ガレットランチには、蕎麦粉100%のガレットが3種類。

油のシミが付きにくいというオリーブオイルの木のお皿に盛られてきました。

蕎麦ガレットはなんとも言えないいい香り。

 

・シラスとチーズ

シラスとチーズとともにカリッと焼いた蕎麦ガレットです。シンプルな美味しさ。

 

・自家製鴨ロースとふんわり焼いてあるガレット

パクっと食べちゃいました。鴨肉、柔らかくて美味しい。

 

・自家製ベーコンとうずら卵にクラタペッパー 

うずらの卵がとろーんとしていい仕事してます。

そして、温かいお蕎麦。本鰹節をたっぷり使って一番だしのおつゆ(かえし)が美味しい。

お丼に口元を寄せると、カボスのいい香りが。

そして、デザートは熱いストレートティーとクルミのクリーム蕎麦ガレット。

 

すりたてのわさびが香る蕎麦ランチ

先付けと一緒に薬味と本わさび、おろし板がきました。わさびをたっぷりおろしてお料理を待つと、珍しい蕎麦がきから登場です。

蕎麦がきがいただけるお店は少ないので貴重。蕎麦粉をこねて茹でたもので、お餅のような食感です。

蕎麦の風味たっぷりの蕎麦がきに、おろしたての本わさびをたっぷりのせて、少し甘味のあるタレといただくと本わさびの風味と相まって美味しさが際立ちます。

 

そして、ざる蕎麦。

繊細なお蕎麦ですから、薬味は控えめにいただきます。

すすると、喉まですーっと流れていくような、なんとも言えない喉越しと蕎麦の香り。

 

蕎麦ランチにはコーヒーと珍しい蕎麦がきぜんざい。

ぜんざいの甘さと柔らかい蕎麦がきがとても美味しくて、私が子どものころにおばあちゃんが作ってくれたぜんざいを思い出しました。そんな懐かしさを感じる素朴な美味しさです。

蕎麦がきは、ふんわり食感を出すように粗挽きの蕎麦粉のみで作ったもの。

※ 食後のドリンクはコーヒー、紅茶などから選べます。

 

〆は、どちらも蕎麦湯

蕎麦には、ビタミンBや食物繊維などの栄養素があると言われていますが、茹でる際に流れ出てしまいます。茹で汁の蕎麦湯を飲むことによって、失われた栄養素を摂れるそう。とろんとした蕎麦湯は身体を温めるようです。

ここで、女将さんに日本のくらしさんのお蕎麦について伺いました。

お蕎麦は、大量に作り置きをせず都度、挽いて打っています。お店でいただくお蕎麦は二八蕎麦。十割りは予約した方がいいようです。挽きたて、打ちたて、茹でたてを大事にしているとのこと。

 

石臼で挽くからこそ蕎麦本来の味わいが楽しめる

挽きぐるみと言って、蕎麦の黒い殻も2割りほど混ぜているとのこと。蕎麦の実を割らずに殻を除いたものが丸抜きで、丸抜きだけで作るより、蕎麦の本来の味や香りがわかりやすいようです。

今日のお蕎麦は三重県産。目の前でお蕎麦を挽くところも少し実演してくださいました。

日本のくらしという店名の由来は、女将さんが尊敬する大橋鎮子さんが創業した「暮らしの手帖」と、お店でもいただいている会員制有機野菜の販売が「暮らしを耕す会」といい、どちらにも使われている「暮らし」。

そしてなによりも「日本の良さ」を伝えられる店にしたかった。とのことです。

お店には、招き猫のぐみちゃんもいて、女将さんの楽しい話しを伺っているとあっという間に時間が経ちました。

※ 猫は、あらかじめアレルギーや好き嫌いを聞かれるので常にいるわけではありません。

次回は十割りを予約して伺いたいと思います。

INFORMATION

店名:

Soba Cafe 日本の暮らし

住所:

愛知県名古屋市千種区観月町2-30-2

電話番号:

052-439-6893

営業時間:

[火・水]
11:00~15:00
[木〜土]
11:00〜17:00 18:00〜21:00
[日]
11:00〜15:00

定休日:

月曜日(祝祭日は営業)

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。