新栄町|創業120年以上!誰もが驚く緑豊かな外観と、長く愛されるふっくら食感が楽しめる老舗うなぎ屋

新栄町|創業120年以上!誰もが驚く緑豊かな外観と、長く愛されるふっくら食感が楽しめる老舗うなぎ屋

ここぞというスタミナをつけたいときによく思い浮かぶ食べ物といえば、安定の「うなぎ」なのではないでしょうか?

せっかくひつまぶしが有名な名古屋の土地でうなぎをいただくなら、多くの人々に愛されてきたお店が知りたい!と思う方も多いはず。

今回は、今も昔も多くの人々が絶えず訪れる王道な味わいがいただける老舗うなぎ屋をご紹介!

絶妙な焼き加減で大満足できる味わいだけでなく、インパクトある外観も必見です◎

昔ながらの落ち着いた日本家屋の空間で、歴史ある味わいを楽しめる!老舗うなぎ屋「多門亭」

青空に映える、緑豊かなインパクトある外観!

東山線・新栄町駅 1番出口から徒歩約5分のところにある「多門亭(たもんてい)」さん。

建物が一面ツタで覆われた、とってもインパクトある外観が目印です。

筆者が訪れた7月は、ちょうどツタが成長真っ盛り!

なぜここまでツタでお店の外観を覆っているのか、疑問に感じる方も多いはず。

そこでお店の女将さんに伺うと、次のように答えていただきました。
「観賞用もあるけど、涼しさがあるからね。あるとないじゃ、1℃ぐらい変わってくるんですよ。」

見た目のインパクトばかりに目を奪われていましたが、実用的な効果も発揮していることに驚き!
環境にも人にも優しい工夫がされていて、エアコンばかりに頼っている普段の生活を少し反省しました…。

もともとは車道駅で営まれていたこちらのお店、実は昭和34年に今の土地へ引っ越してきたのだそう。

63年前から時間をかけて佇んでいる老舗だからこそ、醸し出せる風格を感じました。

生い茂る葉の合間を通り抜けるように、お店入口の暖簾をくぐります。

 

昔ながらの落ち着く内観がお出迎え

のれんをくぐると、落ち着いた雰囲気の玄関と和風な小物たちがお出迎え。

初めて訪れたにもかかわらず、なんだか知ってるおばあちゃんの家へ遊びに来たような、どこか懐かしい感覚に。(笑)

玄関で靴を脱いだ後、スリッパに履き替えて案内された場所へと進んでいきます。

席に向かう途中には、日本庭園が造られた小さな中庭も。

ツタで覆われているから店内には日光が入らないかと思いきや、差し込む明るい日差しに思わず意外さを感じました。

外からは店内が見えない分、入って初めて気付く面白さでもありますね!

店内は、日本らしいお座敷スタイル。座敷には、テーブルが4つ用意されていました。

おひとりさまはもちろん、1テーブルにつき4名ほどまで座ることができます。

この空間に入った瞬間、うなぎの上品で香ばしさが広がっていて、待てば待つほど食欲がそそること間違いなし!

また、3人まで座ることができる椅子の席も備わっていました。

足腰が悪かったり車椅子を使われていたりするなど、座敷に座ることが難しい方でも安心して訪れることができそうですね。

 

量を調節しやすいメニュー!

メニュー表はこちら。

女将さん曰く、ひつまぶしの方は3,850円(税込)が基本の1人前となり、1切れごとに料金が前後していくとのこと。

軽くも良し、贅沢も良し。その日の気分に合わせて、量を調節できるのはありがたい!

また、1日限定10食でいただけるランチも用意されています。

ただし、人気メニューなこともあり、筆者が訪れた12:30過ぎではすでに完売。

もし、こちらをいただきたい!という方は、早めの時間に訪れることをお勧めします。

それではお待ちかね、贅沢うな重のレコメンドから!

 

飽きの来ない、うなぎの王道スタイル

●うな重 3,300円(税込)

真っ白な白米の上に、香ばしくふっくらと焼き上げられたうなぎがドーン!と乗った贅沢な一品。

絶妙な加減の焼き目とともに、タレがつやつやと輝いて見えてまぶしい…!

香りとビジュアルにつられて自然と一口頬張れば、ふっくら柔らかなうなぎの味わいとともに鼻から抜けていく上品で香ばしい味わいがたまりません。

また、引き立て役の白米も侮るなかれ。
お米の粒はしっかり立っていながらタレがじゅわっとしみ込んでいるその味わいは、このうなぎのお供としてまさにふさわしい存在です。

そしてうなぎといえば、香り高い山椒はマスト!

テーブル横に備えられた山椒をパラパラとかけて箸ですくうと、ふわっとやってくる爽やかさとしびれる香りに、さらに食欲が掻き立てられます。

一口いただけば「これだよな~!」とうなりそうになるほど、相性抜群。

一方、添えられているお吸い物や漬物は、薄口でじんわりとうまみが感じられる優しい味わい。

このさっぱりとした箸休めのおかげで、ガツンとスタミナをつけてくれるうなぎも最後まで美味しくいただける。陰ながら偉大な代物です。

 

名古屋といったら!バリエーションある食べ方ができるひつまぶし

●ひつまぶし 2,750円(税込)

レコメンド2品目は、名古屋名物の一つとして有名な「ひつまぶし」!
ひつまぶしは、香ばしく焼かれたうなぎが食べやすいサイズで刻まれているのが特徴です。

みなさんは、ひつまぶしの召し上がり方をご存じでしょうか?

今回はお店のメニューにも書かれている、王道な食べ方をご紹介します。

① そのままで
お櫃(おひつ)からお茶碗に入れて、うなぎそのものの味を堪能

② 薬味をのせて
ネギと天然わさびをのせ、薬味の爽やかな風味を味わう

③ 出汁茶漬けで

薬味をのせたものに特製出汁をかけ、出汁茶漬けに

④ お好みのお召し上がり方で

しゃもじを用いて、まずは4等分に。

まず1杯目は、うなぎとお米そのままで。多門亭ならではの上品な味わいを楽しみます。

そして2杯目は、薬味を乗せた状態でいただくと、ネギと天然わさびがツンと効いてほどよいアクセントになっています。

そして、3杯目は特製の出汁をかけて出汁茶漬けに。

出汁をかけたら、アクセントとなる薬味も添えて。
空腹が満たされてきた3杯目でも、出汁茶漬けにすることでさらさらといだたくことができます。

また、出汁は特製のものを使用されているからこそ、ここでしかいただけない味わいです。

さて、ここまで紹介した3種類の召し上がり方、皆さんはどれがお好みですか?

 

手軽に食べたいときは、ひつまぶしおにぎりも

手軽にひつまぶしを味わいたいなあという気分の時も、ご安心を。

持ち帰りも可能なひつまぶしおにぎりも用意されているため、店内でいただく時間がないときでも気軽に多門亭のひつまぶしを味わうことができます。

 

歴史ある味わいと女将さんの優しい接客が心に沁みる、老舗うなぎ屋

お会計の際は「今日はどこからいらしたの?」と、声をかけてくださった女将さん。

さらに帰り際には「忘れ物はないかしら?またお越しくださいね。」と気遣っていただけたことにも嬉しさを感じ、必ずまた来たいという思いがこみ上げてきました。

来店の際は、電話での予約をしておくと一安心。
また、支払いは現金のみとなっているため、事前の用意や確認をおすすめします。

ぜひ、120年以上受け継がれてきた歴史ある味わいを求めて、訪れてみてはいかがでしょうか?

INFORMATION

店名:

多門亭

住所:

愛知県名古屋市東区東桜2-15-22

電話番号:

052-931-4104

営業時間:

11:00~14:00
17:00~21:00(LO.20:30)

定休日:

月曜日・祝日

一人当たりの予算:

¥3,000〜¥6,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。