
令和版!名古屋めしのススメ vol.5|名古屋めしの新星”台湾まぜそば”

日本のほぼ中心に位置する大都市、名古屋。
利便性と発達した交通網を活かして、名古屋市内はもちろん、日本のどこにでも行き来しやすく暮らしやすい街。
さまざまな文化と歴史が育んだ名古屋の最大の魅力はその特有な食文化である“名古屋めし”だと思います!
ですが、その名古屋めしの魅力を感じられていますか?あまりにも身近な存在で名古屋めしを味わう機会が減ってしまっているのではないでしょうか?
名古屋めしの魅力を存分に感じ、発信できるのは名古屋に暮らす私たちの特権!
この「令和版!名古屋めしのススメ」では伝統的、そして進化を遂げた名古屋めしの令和という“いま”の姿をレコメンドしていきます!
第5回目の今回は台湾まぜそばをススメていきます!
目次
名古屋から日本、世界へと台湾まぜそばを発信する「麵屋はなび」
今や名古屋だけでなく、全国にも広がる台湾まぜそばの波。今回ご紹介するお店は複数の店舗を展開し、台湾まぜそばの魅力を発信しています。そのため私も1つだけでなくいくつかの店舗を訪れ、舌鼓を打ってきました。
そのお店と台湾まぜそばは切っても切れないような存在…。それは「麺屋はなび」さんです。
私がまず訪れたのは「台湾まぜそばななび 緑店」さん。
今や名古屋だけでなく、日本各地、そして世界にも進出する台湾まぜそば。その発祥が「麵屋はなび」さん。本店は高畑にあります。
発祥のお店ということもあり、台湾まぜそばを味わう前に、まずは「麵屋はなび」さんについて説明せざるを得ません。
現在「麵屋はなび」だけでなく「台湾まぜそばはなび」「担々麵はなび」や姉妹店…そして直営店、FC店での出店も多く、台湾まぜそばの認知度と呼応するようにお店の規模も大きくなってきています。京都、東京、東南アジア、アメリカと名古屋めしが世界各地へと進出しており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い!
そんな「麵屋はなび」さんが新たな名古屋めしとして認知されるまでに至った台湾まぜそばについておさらいしていきましょう!
台湾まぜそばについておさらい
台湾まぜそばが誕生したのは2008年。麺屋はなび総大将の新山氏が新メニューのためのミンチを作成している際、スープとミンチの相性が合わずに破棄しようとしたことがきっかけといわれています。
破棄するのはもったいないとそのミンチと麺を混ぜ合わせたことがその始まりだそう。そこから試行錯誤を重ね、現在の台湾まぜそばが誕生しました。
代表的な具材は台湾ミンチ、ネギ、ニラ、魚粉、卵黄でニンニクとの相性が非常にいい1杯。それは名古屋という街の魅力の1つである名古屋めしの一翼を担うまでに成長し、今やラーメンというカテゴリーの中で台湾まぜそばは1つの地位を確立するまでに至る!
そんな台湾まぜそばの魅力を存分にお伝えしていきます!
どの店舗もカウンター席が中心となっており、注文方法は食券制。店内に入ると券売機が。
台湾まぜそば発祥のお店といってもメニューの種類は豊富。まぜそばに合う各種トッピング、サイドメニューもいくつもあり、あなた好みの1杯を作ることができます。
注文はもちろん台湾まぜそば一択!その中でも人気のあるトッピングと台湾まぜそばの組み合わせはあらかじめ食券で購入できるようになっているのです!
この日は腹ペコで思いっきり台湾まぜそばをすする気でやって来た私は、ど肉台湾まぜそば大盛りを注文!食券を渡すとニンニクの有無の確認があります。台湾まぜそばとニンニクの相性は抜群!私は当然ニンニクありでお願いしました!
そして平日のランチタイムはライスが無料!もちろんライスもお願いしました!
食欲をそそるビジュアル!ひと思いに混ぜるべし!
●ど肉台湾まぜそば/大盛り
台湾まぜそばのビジュアルってめちゃくちゃ食欲をそそりませんか?視覚的にすごく美味しそうと思わされる1杯。
各席には台湾まぜそばのオススメの食べ方が配置されており、それに習い、まずは具材が馴染むまでしっかりとこれを混ぜます!
あまり見た目がいいとは言えませんが、しっかり混ぜることで麺とタレ、それぞれの具材が絡み合ってより香りが際立つ印象です。個人的にはあれだけきれいに盛り付けられたものをこれだけ混ぜるという点にも背徳感を感じました。
太麺に絡みつくタレと具材たち。麺はあえて傷をつけることでタレが絡みやすくするという工夫がなされており、その工程によって麺の甘味を引き出し、台湾ミンチの辛味とマッチするよう計算させています。
ピリ辛の台湾ミンチ、濃口のタレ、魚粉が効いていてジャンク…非常にジャンクな味付け!ここにガツンとニンニクの風味がやってきます!ここまでご飯と一緒に食べたくなる麺類はほかにはないと思っています。
トッピングしたど肉もその名の通り肉肉しく、肉を喰らう感じがたまりません!
そのジャンクさは思わず箸が伸びてしまい、もぞもぞとすすりが止まりません。しかしながら飽きさせない工夫として卓上の昆布酢をかけることで、あっさりした味わいへと変化。
これによって最後まで思いっきり台湾まぜそばをすすることができるのです。
そしてこれだけで終わらないのが台湾まぜそば。余ったタレと具材に少量のご飯を入れる「追い飯」によってその旨味を丸ごと味わうことができます。鍋料理の〆の雑炊に近い感覚でしょうか、これがまた旨いんですよね…。台湾まぜそばという1杯を最後の最後まで味わることができました!
●台湾まぜそば
ここからは別日に「台湾まぜそばはなび 錦店」さんでいただいた台湾まぜそば。台湾まぜそばという新たな名古屋めしを伝えていくにあたって、麵屋はなびさんについても説明しましたが、どの店舗でも同じ味が味わえるのは当たり前のようですごいことだと思います。
名古屋めしとして中心街、学生の集まる街など名古屋のさまざまな場所で同じ台湾まぜそばが味わえるのも嬉しいですよね。
各店では限定の台湾まぜそばも!
そして最後に訪れたのが「台湾まぜそばはなび天白店」さん。これまでノーマルの台湾まぜそばを中心にご紹介してきましたが、各店舗で考案させたオリジナルの台湾まぜそばもあるんです。
●味噌台湾まぜそば/DXトッピング
こちらでいただいたのは味噌台湾まぜそばのDXトッピング。DXとはチャーシュー、メンマ、味玉、海苔というラーメンの定番を網羅したトッピング。
ビジュアルで変化があるのは味噌と相性のいいもやし、コーンがのっています。
こちらもひと思いに混ぜ合わせると味噌の香りが際立ち、台湾ミンチの辛さがよりマイルドになる印象。濃厚な味噌が麺に絡み合い、満足度の高い1杯でした!
勢い止まらぬ新たに輝きを放つ名古屋めしの新星
名古屋発祥で全国へ、そして汁なしラーメンの定番として定着しつつある台湾まぜそば。
疲れが溜まった時に何か食べたくなってしまう台湾まぜそば。そのジャンクな味わいは食べるほどにまた食べたくなる高い中毒性を持っており、名古屋に暮らす私たちの日常に溶け込む1杯だ!
身近だからこそ、その魅力を感じにくくなっている名古屋めし。令和の”いまこそ”改めて台湾まぜそばの魅力を体感してみませんか?
INFORMATION
店名:
麺屋はなび 緑店
住所:
愛知県名古屋市緑区鳴海町丸内17
電話番号:
052-624-2002
営業時間:
11:30~14:00(L.O13:50)
18:00~22:00(L.O21:50)
定休日:
月曜日、第2・第4火曜日
一人当たりの予算:
〜¥1,000
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