ナゴレコLABO|02:手作りピックでういろうサマーパーティー

ナゴレコLABO|02:手作りピックでういろうサマーパーティー

名古屋×たべる×つくるをテーマにものづくりをする企画「ナゴレコLABO」の第二回!

気づけば8月も終わってしまいましたが、まだまだ暑い日が続きますね。

暑さがが苦手でインドア派な私は夏のイベントをなかなか楽しめなかったりするのですが、今回のナゴレコラボでは、そんな私でも夏のお祭り感を味わえるカラフルで涼しげなアイテムを作成してみました!

手作りピックでういろうサマーパーティー

名古屋名物であるういろう。

頻繁に口にするわけではありませんが、さっぱりとした甘さで個人的には夏に食べるのにぴったりなのではと思います。

少し地味で渋いイメージのあるういろうですが、実は色んな種類があって見た目もカラフル!
ういろうを並べて、オリジナルのピックを添えてパーティーしてみたら面白そう!
ということで今回はういろうに刺すピックを制作することにしました!

 

STEP1.アイデアスケッチ

今回のテーマを「ういろうサマーパーティー」として、どんなデザインのピックにしようかアイデアスケッチを作成。

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スケッチをしながら、どんな素材でピックを作成しようかアイデアを膨らませます。
今回は、ピックに色を塗ったりプリンターで印刷するのではなく
画用紙を切り貼りして重ねることでピックを作ることにしました。

 

STEP2.デザインデータの作成

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アイデアスケッチを元に、Adobe Illustratorでデザインを作成します。
今回はカッティングプロッターという「データを元に紙をカットしてくれる機械」を使用するためIllustratorでデータを作成しますが、もちろんそのまま紙に下書きしてカットするという方法もあります!

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●使用マシン:silhouette CAMEO

 

機械でカットするとはいえ、細かすぎると潰れてしまうので
シンプルにデザインを作成するよう注意します。

ピックデザイン_カット用

データの完成!
絵柄の部分と、それを貼る土台の部分のデータです。
夏っぽく、しゃちほこにサングラスをつけてみたりしました。(笑)

 

STEP3.カットする紙の下準備

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今回使用するのは、100円ショップで購入したパステルカラーの画用紙!
夏っぽい色が複数枚入って、小物を作成するのには丁度いいサイズです。

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絵柄となる紙の片面に、両面テープを隙間なく貼っていきます。
幅の広い両面テープだと曲がりにくい上に早く貼れておすすめです!

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(と、言いつつ結構曲がりました…)

ちなみに、今回紙の質感や厚みを出したかったので画用紙で作成しましたが、

もともとシールになっている折り紙やカッティングシートを使用すれば

両面テープを貼るこの工程は不要です!

 

STEP4.カッティングプロッターで紙をカット

プロッターを起動し、パソコンと接続します。

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粘着性のある透明な台紙を使用し、そこにカットしたい紙を配置し、仮止めします。

カット中にズレないか心配だったので、念のためマスキングテープで4隅を固定。
紙を台紙にセットしたら先ほど作成したデータを開き、カット開始!

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なんだかぼろぼろ…!(笑)

細かいカーブで引っかかったりして微妙に切れていない箇所が出てしまっています。

カッティングプロッターはカットする紙の素材や厚みに合わせた設定が可能なので、
数値を変更して再度チャレンジ!

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…試しにカットしすぎて紙がズタズタになっています。(笑)

何度か挑戦しましたが、細かい箇所は手作業で修正することにしました。

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土台となる部分もカットします。

こちらは絵柄部分に比べてシンプルなのでスムーズにカット完了!

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STEP5.紙を貼り合わせる

次は、プロッターでカットした紙を貼り合わせる作業に入ります。
絵柄となる部分の紙は裏面に両面テープを貼っているので、両面テープを剥がすとシールのようになっています。
これを土台となる台紙と貼り合わせていきます。

まずは、カットしたときにできた余計な部分をカス取りしていきます。

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細かい作業なので、デザインカッターを使うのがオススメです。
手先が器用ではないので必要な箇所まで取ってしまったり、勢いあまって破れてしまったり…
この作業が一番大変な気がします(笑)

カス取りが完了したら、土台にできるだけズレないように貼っていきます。

このとき、細かいパーツの位置が曲がるのを防いだり、位置を合わせるのに便利なのがこのアプリケーションフィルム!

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分かりづらいかもしれませんが、透明なフィルムを貼っています。
弱い粘着力のあるフィルムになっているので、上から貼ってアプリケーションフィルム側に紙を一旦移すことで、位置関係を保ったまま正確に貼ることができます。

あとはひたすら、色の組み合わせ方を考えつつ貼り合わせていく作業になります。

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たくさんできました!

 

STEP6.爪楊枝を貼ってピックにする

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出来上がったピックの取っ手の部分の裏面に、テープで爪楊枝を貼っていきます。
今回養生テープを使用しましたが、マスキングテープなど再度貼り直しができるものだと修正しやすくて安心です。

爪楊枝を貼ったら、爪楊枝が見えるのを隠すために裏側にも台紙を貼っていきます。両面テープだとしっかり貼れます。

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あえて表面と違う色味のものを貼るのもかわいいかも!

 

STEP.7完成!

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カラフルなピックがたくさん出来上がりました!
限られた色の数で作成しているので、カラフルですが統一感は出ているように思います。

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実際にこのピックをういろうに刺してパーティーをしてみます!

 

【ういろうサマーパーティースタート!】
一口サイズに切ったういろうを、前回のナゴレコラボで作成したトレーに並べてみます。

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パーティーっぽく、円形に並べてみました!

今回使用したういろう

●青柳総本家
青柳ういろう「生ういろう マンゴー」
※8月の期間限定での発売

●雀おどり總本店
一口ういろ 5こ入り

早速ピックを刺してみると…。

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かわいい!!

一気にカラフルで華やかになりました。

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パステルカラーとホログラムのアクセントがいい感じ!

紙を重ねて作成したので、光が当たるとほんのり影ができて雰囲気が出ますね。

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可愛く仕上がって満足したところで、
ういろうを食べてみようとピックを持ち上げると…

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なんと、ういろうがトレーにくっついてなかなか取れない!

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これは盲点でした…。
爪楊枝に紙を貼るのではなく、先端がフォーク状になっているものにすればこの問題は改善できたかもしれません。
ういろうのねばり気は思った以上に強いということも分かりました。
次に活かします!

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まとめ

今回は紙を切って貼り合わせるだけのシンプルなものづくりでしたが、
色の組み合わせ方やモチーフのデザインでオリジナリティを出しつつ
「ういろう」で「パーティー感を出す」という意外性のある組み合わせもあり
写真の撮り甲斐がある可愛らしいピックを作ることができました。

カッティングプロッターを使用しているため細かなデザインでも正確に量産することが可能ですが、
もちろん一つ一つを手で切って貼り合わせても可愛く仕上がると思います。

少し地味でとっつきにくいイメージのあるういろうですが、
可愛いピックを刺してホームパーティーの一品として持ち寄ってみるのはいかがでしょうか?

 

【制作にかかった費用】

画用紙

ホログラム折り紙

両面テープ

爪楊枝

アプリケーションシート ※使用したのは10cm四方くらい