ナゴレコLABO|01:ロゴをデザインしてトレーに彫刻する

ナゴレコLABO|01:ロゴをデザインしてトレーに彫刻する

ナゴレコ新企画!

名古屋×たべる×つくる「ナゴレコLABO」が始まりました!
「名古屋めしをさらに美味しく・楽しく味わうことのできるものづくり」をテーマに掲げ
食に関連したグッズを制作し実際に使ってみる、少しクリエイティブな切り口のナゴレコ企画です。

ナゴレコLABOを読んでいただいているみなさんに、お店のブランド力を高めるためのものづくりのヒントにしていただいたり、日々の生活・ホームパーティーをさらにワクワクさせるアイデアの参考にしていただければ幸いです。

材料さえあれば真似して簡単に作ることができるものから、デジタル工作機を使ったハイテクなものまで幅広く制作予定ですのでお楽しみに!

ロゴをデザインしてトレーに彫刻するの巻

まずは今後企画の顔になっていくロゴが必要でしょう!

ということで!

第一回はロゴを作るプロセスと、できあがったロゴをトレーに彫刻し、そのトレーで食事するまでをレポートします。

注意:こちらで紹介している手順は個人的な方法になります。

これが正しい!という訳ではありませんので参考程度にしていただければと思います。

 

STEP1:コンセプトの設定

まずは、今回作るロゴをどういうものにするのか、コンセプトや方向性を考えます。

最初に決めたコンセプトをゴールに設定し、そのゴールに向けて形を作っていきます。

・「たべること」と「つくること」が伝わる、楽しげでポップなデザインのロゴに

・手を使ったアナログな作業(やわらかさ)と、機械を使ったデジタルな作業(かたさ)の組み合わせが伝わるロゴに

・ものづくりのハードルが高いと思っている方にも認知してもらえるような親しみやすいロゴに

 

STEP:2ラフスケッチの作成

IMG_0379-min

STEP1で設定したコンセプトを元に、手描きでラフスケッチを作成します。

お皿、はさみ、かなづち、ねじなどなどを入れて納得いくまで描いていきます…。

IMG_8392-min

私はA4のコピー用紙を半分に折って描く癖があります。笑

ノートパソコンを開きながら描くのにちょうどいいサイズな気がします。

 

STEP3:Adobe Illustratorを使用してデザインの清書

IMG_0384-min

色々描いて方向性が定まったら、デザイナーの必須アプリケーションAdobe Illutratorを起動し、形を作る作業をしていきます。

(試行錯誤の結果、アートボードがめちゃくちゃ散らかっています…)

ロゴはいろんな作り方があると思いますが、私は最初は「黒一色」で「グラデーションなどを使用せず」に形を作ることが多いです。

色に頼らず、形だけでその意味が伝わるデザインにすることで、印刷方法や色の縛りがある場合でもそのアイデンティティを失うことがなくなるからです。

ということでロゴが完成しました!

ロゴ

スパナとフォークをお皿の左右に置き、「ナゴレコ」の文字をネジで組み立ててるイメージです。

線には少しギザギザした加工をして、アナログな雰囲気を出してみました。

 

 STEP4:ロゴを何にどう使うか考える

せっかくロゴを作ったので、このロゴを使った何かを作りたいなと思い、まず思いついたのが「木のトレー」!

このロゴが木にレーザー彫刻されてたら可愛いのでは?と思い3種類の木のトレーを購入してきました。

IMG_0114-min

購入場所:Kitchen Kitchen

トレー大 トレー四角 トレー小

 

このトレーを持って向かったのは、金山駅すぐにあるものづくりスペース

cre8 BASE KANAYAMA」さん!

IMG_0202-min

 こちらのスペースでは、レーザー加工機やダイレクトUVプリンター、3Dプリンターや刺繍機などの「デジタル工作機」と呼ばれる様々な機械が揃っています。

利用料金を支払い、自分で持ち込んだデータや素材を加工してものづくりができる素敵なスペースです!

 

 STEP5:レーザー加工機でロゴを彫刻する 

 今回使用するのはこちらのレーザー加工機です。

IMG_0200-min

レーザー加工機というのは、木・紙・アクリルなどに対してレーザー光を当て

用意したデータに合わせて素材をカットをしたり、表面を彫刻することができる機械です。

手作業では到底不可能な加工を、かなり高い精度で行えるので私のお気に入りの機械です…!笑

しかも、Illustratorで作成したデータをそのまま使用できるので、グラフィックデザイナーの方にぜひ一度使ってみてほしい機械です。

 

レーザー加工機は様々なメーカーから出ているので操作方法などは異なるのですが、

1.素材を置く

2.厚みに応じて、レーザーの焦点を合わせる

3.素材と加工方法に合わせた設定にする

4.加工スタート

というのが基本的な流れとなります。

IMG_8340

↑焦点を合わせている様子

IMG_0152-min

↑レーザーの光で表面を彫刻している様子

どんどんロゴが出来上がっていくのは見てて飽きないです…!IMG_0189-min

彫刻完了!

この要領で他の種類も加工していきます。

 

 STEP6:完成!

そして完成したのがこちら!

IMG_0267-min

同じ設定で加工しても、木の種類によって彫刻の色の濃さなども変わってくるので面白いです!

IMG_0289-min

こんな感じで、表面が少し削られて焦げた色がつきます。

ワンポイントで入るだけで一気にオリジナリティーが出ますね!

 

さっそく使ってみる!

出来上がったトレーで名古屋めしランチをしてみました!

IMG_0318-min 

…ロゴがチラチラっとしか見えない!!笑

でも、「自分で作ったロゴの入った器に盛られた料理」というだけで

いつもより一層美味しそうに思えます…!

IMG_0322-min

↑味噌カツバーガーと手羽先

購入場所:事務所近くの某スーパー

IMG_0343-min

↑豊橋っこのソウルフード、ピレーネの季節限定チョコミント味!

購入場所:ボンとらや

 

私はチョコミン党であり豊橋市民なので、見かけた瞬間レジに行きました!笑

ほんのり緑色のふわふわケーキに、ミント感のあるさっぱりクリームがたっぷり入っています。

チョコチップの歯ごたえと合わさって、とっても美味しかったです。

またすぐにでも食べたい…!

IMG_0330-min

ごちそうさまでした!

を、したらロゴがひょっこり出てくるプレートが完成しました!

まとめ

第一回ということで、まずはロゴを作るところから紹介させていただきました!

レーザー加工機は何度か使ったことがあるのでそこまで難易度は高くありませんでしたが、

彫刻の位置を合わせるのは少し難しかったです。

あとは、料理を乗せるとロゴが見えなくなってしまうので、端に彫刻するという手もあったな…。と思いました。

今回はトレーだけでしたが、木のスプーンや箸置きなども合わせて作ってみるとよりブランド感が高まるのではと思います。

デザインのデータが用意できていれば本当に簡単に一つからオリジナルのトレーが作成できるので、お店や自宅で使用してみたり、プレゼントにしてみるのもオススメです!

みなさんも是非、試してみてください!

 

【制作にかかった費用】

トレー代

施設利用料:2500円(税込)…非会員ドロップイン2000円+レーザー加工機30分利用料