名古屋で旅気分!三陸・常磐 海の味くらべ vol.1|三陸・常磐ってどんなエリア?「いわき・ら・ら・ミュウ」にやってきた!

名古屋で旅気分!三陸・常磐 海の味くらべ vol.1|三陸・常磐ってどんなエリア?「いわき・ら・ら・ミュウ」にやってきた!

2023年1月16日から、名古屋で「うみうまフェア」が開催決定!
イベントでは、名古屋の飲食店で三陸・常磐の海の幸を使った限定メニューが楽しめます。

今回は、そのイベントの舞台となる三陸・常磐へナゴレコ編集部が現地取材。
三陸・常磐エリアのひとつである福島県いわき市を訪問し、現地で感じた街の魅力についてご紹介します。
現地でしか味わえない海の幸もたっぷりご紹介します◎

これを読めば「うみうまフェア」がより楽しめること間違いなし!

三陸・常磐エリア!福島県いわき市のフードテーマパーク「いわき・ら・ら・ミュウ」を現地レポート!

当日の様子をYouTubeでもチェック!

 

「いわき・ら・ら・ミュウ」って、どんなところ?

訪問先は、福島県いわき市小名浜にある海と魚のフードテーマパーク「いわき・ら・ら・ミュウ」さん。

鮮魚や水産加工品を扱う豊富な市場、福島土産を中心とした売店、地元で獲れた海の幸を使った飲食店など、地元の名産品が楽しめるフードテーマパークです。

そのほかにも、パネルの展示や遊び場など、家族や友人と楽しめるスポットが盛りだくさん!

福島県を訪れた際は、ぜひ遊びに行ってほしいスポットです。

今回は、ナゴレコ編集部の松田がリポーターとして参加し、施設で専務をされている本田 和弘(ほんだ かずひろ)さんに、施設内を案内していただきながら三陸・常磐についてさまざまなお話をうかがいました。

本田 和弘(ほんだ かずひろ)さん

今回、インタビューに答えてくれたゲスト

本田 和弘(ほんだ かずひろ)さん

福島県いわき市出身。
「いわき・ら・ら・ミュウ」の代表取締役専務。
前職は、同市内にある「いわき震災伝承みらい館」で館長として務めていた。
もともと市の職員をされていたこともあり、地元を知り尽くすスペシャリスト。好物は海鮮丼。

福島県いわき市出身。
「いわき・ら・ら・ミュウ」の代表取締役専務。
前職は、同市内にある「いわき震災伝承みらい館」で館長として務めていた。
もともと市の職員をされていたこともあり、地元を知り尽くすスペシャリスト。好物は海鮮丼。

松田 実莉(まつだ みり)

ナゴレコ編集部ディレクター・ライター/モデル

松田 実莉(まつだ みり)

「ナゴレコ」のディレクター・ライターとして、数々の飲食店を取材。
最近では、リポーターとしても活動の幅を広げている。

「ナゴレコ」のディレクター・ライターとして、数々の飲食店を取材。
最近では、リポーターとしても活動の幅を広げている。

取材中も、終始和やかな雰囲気が印象的だったおふたり。

その楽しそうな様子を、たっぷりとお届けします!

 

三陸・常磐って、どんなところ?

“三陸・常磐って聞いたことあるけど、そもそもどの辺りのことなんだろう?”

こんなふうに「三陸・常磐」と聞いて、どの辺りなのかパッと思い浮かぶ人も多くないはず。

そこで、まずは三陸・常磐がどんな街なのか聞いてみました。

松田
松田

三陸・常磐はどんなエリアなんですか?

本田さん
本田さん

三陸・常磐は、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県の太平洋沿岸地域です。特に三陸沖は“世界三代漁場のひとつ”とも言われていて、豊富で美味しい海の幸が獲れる地域なんですよ。

松田
松田

へえ〜、そうなんですね!となると、この辺りではどんなお魚が獲れるんですか?

本田さん
本田さん

この辺りは、カツオやサンマなどの回遊魚が豊富に獲れる地域です。ほかにも土地ごとに名物の魚がいて、福島県沖だとヒラメやカレイ、コウナゴなどがよく獲れますよ。

三陸・常磐は、聞き馴染みのあるポピュラーな魚から土地特有の魚まで、さまざまな種類の魚が豊富に楽しめる地域のようですね。

そんな、美味しい海の幸が大集結した「いわき・ら・ら・ミュウ」でいただくグルメ…編集部も自然と期待が高まります!

 

さっそく「いわき・ら・ら・ミュウ」で、海の味くらべ!

ここからは「いわき・ら・ら・ミュウ」で食べられる、オススメの海の幸グルメをご紹介!

5つの魚介類市場が集まる1階の「海鮮市場通り」

開放的かつ賑やかな雰囲気を楽しみながら、地元で獲れた新鮮な魚や水産加工品を購入することができます。

なかには揚げたての魚の唐揚げや魚介串など、テイクアウトグルメが楽しめる市場もあり、子どもから大人まで楽しめます◎

 

まず初めにご紹介するのは、市場内にある「福助水産」さん

新鮮なお魚をはじめ、その場で食べられる魚介串や唐揚げなどのおつまみグルメも販売しています。

「いわき・ら・ら・ミュウ」さんのオススメグルメ、1つめはこちら。

●めひかり唐揚げ 1カップ/500円(税込)

2001年にいわき市の魚として制定された「メヒカリ」。今でこそ全国の飲食店でも見かける魚ですが、福島県では昔から地元の人々に親しまれている魚なのだそう。

淡白でふわっとした白身は、唐揚げにすると驚くほど柔らか…!

カリッとした衣とふわふわの身の食感のバランスがちょうどよく、いくらでも食べられそうな美味しさです。

松田
松田

外はカリッと、中はフワフワでとっても美味しい〜!ほどよい脂がありながら食感が軽いので、パクパク食べられます!

本田さん
本田さん

口溶けが良くて美味しいですよね。メヒカリは、ちょうど1〜3月が旬のお魚なんですよ。

キュートな旗付きで、写真映えもバッチリですね!

 

2つめは、こちら。同じく「福助水産」さんで販売されています。

●うに貝焼き 時価

生ウニをホッキ貝の貝殻に盛り蒸し焼きにした、いわき市の郷土料理「うに貝焼き」

なんでもいわき市のウニは世界レベルの品質だそうで、取材時の販売価格はなんと1個7,000円!

臭みがなくとろけるような口当たりのウニは、ひとくち食べると思わずうっとりしてしまうほどの美味しさなんです…♡

本田さん
本田さん

いわきの郷土料理といえば「サンマのポーポー焼き」や「カツオの揚げ浸し」などが挙げられますが、「うに貝焼き」はその中でも高価な郷土料理なんです。

松田
松田

ん〜、フワフワですね!生のウニとは全然違う味わいです!

本田さん
本田さん

そうなんですよ。1回蒸すことによって、新しい食感が出てくるんです。お酒と一緒に食べても美味しいと思います!

こんもりと盛られたウニは圧巻!冷凍したものも販売されているそうなので、お土産としても購入できます◎

 

市場のグルメを堪能したあとは、市場を抜けた先にある「海鮮ふるさとお土産通り」にやってきました。

こちらのフロアでは、お土産にぴったりの食品店や雑貨店が集まっています。

続いてご紹介するのは、その一角にある、いわきが誇るかまぼこ専門店「かねまん本舗」さんです。

従来の半月状とは異なる、ケーキのような見た目をした「シーフードケーキ」という創作かまぼこが大人気。

切り分けやすい形状で味の種類も豊富なので、お土産にもピッタリ!

 

気になる3つめのオススメグルメは、こちら。

●ズワイ蟹(小) 1,000円(税込)

「かねまん本舗」さんのかまぼこは、防腐剤や合成着色料、甘味料が一切不使用。素材の味を活かすことを徹底してこだわって作られています。

定番の「ズワイ蟹」は、カニの華やかな風味とかまぼこの塩味がクセになる味わい。

馴染みのあるかまぼことは一味違う、感動の弾力食感です!

本田さん
本田さん

もともといわきはかまぼこの生産が盛んなところなんです。そのなかでも「かねまん本舗」さんは、素材と水にこだわったかまぼこを、30種類ほど作られているんですよ。

松田
松田

そうなんですね!たしかに、食べてみると素材そのものの味がしっかり感じられます。とっても美味しい!

本田さん
本田さん

カニの風味も強く、モチモチとした弾力感もあって美味しいですよね!

どれも地元ならではの逸品で、それぞれに個性が感じられました。

みなさんも「いわき・ら・ら・ミュウ」を訪れた際には、ぜひ一度食べてみてくださいね!

 

「ライブいわきミュウじあむ」で、震災について学ぶ

福島県いわき市といえば、今でこそ美しい海が望める街ですが、過去には東日本大震災で被災した地域でもあります。

そして、「いわき・ら・ら・ミュウ」さんも被災施設のひとつでした。

施設2階の展示フロア「ライブいわきミュウじあむ」では、「3.11 いわきの東日本大震災展」と称し、震災にまつわる記録や実体験などが綴られた展示が常設されています。

被災当時の施設の様子や施設復興までの道のりなどが詳細に記録された展示の数々。

当時の様子をアニメ化したショートムービーやミニシアターなども鑑賞できます。

なかでも編集部が思わず足を止めたのが、こちらの展示。震災当時の避難所をリアルに再現したものです。

本田さんは「ここまで震災時の様子を再現した展示が見られるのは、被災地の中でも、今ではうち(ライブいわきミュウじあむ)くらいなんですよ」とお話されていました。

最後は、展示を観覧しながら震災についてお話をうかがいます。

松田
松田

震災から11年、復興までの道のりにはどんな苦悩がありましたか?

本田さん
本田さん

この施設は海のそばにあるので、当時、海抜4メートルほどの津波が押し寄せてきました。

震災当時はとてもオープンできるような状態ではなかったんです。そんな中で、市内はもちろん市外の方々などたくさんの方々がボランティア活動をしてくださって、同年11月には再オープンをすることができました。なので、私たちは今でもボランティアにきてくださった方々のご厚意に感謝しています。

松田
松田

震災と復興を経て、今だからこそ伝えたい街の魅力はなんですか?

本田さん
本田さん

私は震災後沿岸部に行ったとき、本当に街がまっさらな状態になっていたのを目の当たりにして、すごく孤独感を覚えたんですよね。

そのときに「自分は多くの繋がりのなかで生きてるんだな」と、多くの方からご支援いただいたなかで痛感しました。なのでこれからも、人との繋がりや街、歴史、文化などを大切にしながら生きていきたいなと思います。

この施設もまた、いわき、福島という土地柄やそこに住む人々と一緒に成長していきながら大切にしていきたいです。

松田
松田

今日こうして私たちが施設を楽しく訪れることができたのもの、震災と向き合い続けた地元の方々の努力の日々の努力によるものなのだと感じました。

本田さん、本日は貴重なお話をたくさんありがとうございました!

震災後も復興に向かうなかで放射性物質による海産物への風評被害なども少なくなかったのだそう。

本田さんのお話を通して、数々の苦難を乗り越えながら復興に尽くされた地元の方々の想いを受け取ることができました。

取材当時も施設に多くのお客さんが来店する姿を見て、街や施設の魅力をさらに感じることができました。

食べるだけでなく、学ぶこともできるフードテーマパーク「いわき・ら・ら・ミュウ」さん。みなさんも福島県へ訪れる際は、ぜひ足を運んでみてくださいね!

 

2023年1月に名古屋で「うみうまフェア」が開催決定!三陸・常磐の海の幸が名古屋で楽しめる◎

ここまで、「うみうまフェア」の舞台、三陸・常磐の様子をお届けしました。三陸・常磐についてたくさん知ることができ、また、地元ならではの海の幸もとても美味しかったです!

2023年1月16日から開催される「うみうまフェア」では、名古屋の飲食店で三陸・常磐の海の幸を使った限定メニューが楽しめますよ◎

次回からは名古屋で食べられる「うみうまフェア」限定メニューをご紹介していきます!

次回の連載も、ぜひご覧ください!

「三陸・常磐うみうまフェア」についてはこちらから。