名古屋で日常を過ごしていると、ふと自然を感じたくなったり、ガヤガヤとした都会の喧騒に疲れてしまう…なんてことありますよね。
そんなときは、ちょっと非日常を味わえるカフェで一息ついてみるのはどうでしょうか?
今回は伝統的な「数寄屋(すきや)造り」と呼ばれる建物の中にある、和カフェをご紹介させていただきます。
目次
ゆったりと非日常を感じられるミュージアムカフェ「数寄屋deCafe」
市営地下鉄東山線・池下駅2番出口から徒歩5分。
大通りから少し入ると、名古屋の街中とは思えない歴史を感じる門が出迎えてくれます。
こちらは古川美術館分館・爲三郎記念館の入口なのですが、今回のお目当てのカフェはこの中にあります。
まるで京都の観光地に来たような気分…名古屋であることを忘れてしまいそう。入口からとっても素敵な雰囲気♩
カフェを利用するためには、共通入館券(古川美術館・爲三郎記念館)又は爲三郎記念館の入館券が必要です。入口で購入することができます◎
ちなみにこちらの館内は、文化財保護のため素足厳禁。みなさんご注意くださいね。
大きな窓から一望できる日本庭園
数寄屋造りの邸内を少し進むと目の前に大きな窓と日本庭園が飛び込んできます。これは圧巻の美しさ…!
昔と変わらぬ建築の美しさもさることながら、この景色には心打たれずにはいられません。
庭園を望む形で席が設けられており、ここでカフェタイムを楽しむことができます。
他にも幾つかの広間がカフェ利用可能でした。メニューが置いてあるところが席のようです。
雰囲気がとっても良いので、誰かと行って楽しむのもよし、1人で行って景色を堪能するものよし。非日常感もあるので、デートなんかで行くのも素敵だなあと思いました。
飲み物&お菓子のセットメニューがオススメ
メニューを見てみると、邸内の雰囲気に合った”和”を感じるメニューがラインナップされていました。
単品だとそれぞれ500円ですが、飲み物とお菓子のセットにするとお得なのでオススメですよ◎
注文が決まったら、卓上のボタンで店員さんをお呼びするスタイル。
この日は寒かったので、最初にお白湯をいただきました。猿投温泉のお白湯だそうですよ。
おしぼりもなんだか高級感のあるものでした。
見た目も美しい!週替わりの上生菓子
●ブレンドほうじ茶+季節の上生菓子 800円(税込)
妙高園さんのあたたかいほうじ茶と一緒に、季節の上生菓子をいただきました。
こちらの季節の和菓子は、週替わりでいただけるそうです!メニューには少し先までのお菓子が載っており、どれも季節を感じられるものばかり。
この日のお菓子は、ほんのりとしたピンクがかわいらしい「春霞」というお菓子。
シンプルですが春霞という名の通り、霞がかった春の足音を感じられるようですね。
道明寺生地でつぶあんを包んだお菓子で、優しい甘さがほうじ茶ともよく合います。
ほうじ茶の器もチューリップのような繊細なもので、とても素敵でした。
ランダムで出てくる抹茶茶碗にも注目
●抹茶+オリジナル和菓子 800円(税込)
こちらは抹茶と「夢寿夢寿」というオリジナル和菓子のセット。
抹茶は妙高園さんの京都宇治抹茶で、注文してからたてるんだそう。
抹茶椀は古川美術館ゆかりの作家さんのものを使って提供されています。
卓上には、解説用の冊子もあるので抹茶椀の背景も知ることができます。これはミュージアムカフェならでは面白いですね!
こちらの抹茶椀は、2代水野双鶴さんのものなんだとか。抹茶碗はランダムなので、どれでいただけるのか予想するのも楽しそう♩
オリジナル和菓子の「夢寿夢寿」は、初代館長の好みに合わせて作られたお菓子だそう。
粒あんを黒糖羊羹で包んだ、ころんとしてかわいらしいお菓子でした。
こちらは入口のショップでも販売されているので、お土産にもピッタリです◎
食後は展示や庭園散策も
この日の爲三郎記念館では特別展も行われており、庭園を眺めながらお茶をしたあとは、展示を鑑賞したり、美しい庭園を散策したり…と、かなり充実したひとときを過ごすことができました♩
展覧会のスケジュールなどは、公式ホームページでも確認できますよ。
外の庭園から見る、爲三郎記念館もまた美しい佇まい。
みなさんもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
INFORMATION
店名:
数寄屋deCafe(数寄屋カフェ)
住所:
愛知県名古屋市千種区池下町2-50 古川美術館 分館爲三郎記念館内
電話番号:
052-763-1991
営業時間:
10:00 - 17:00
(L.O. 16:30)
定休日:
月曜日(祝日営業、翌日火曜日休業)及び、爲三郎記念館休館日
一人当たりの予算:
〜¥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。