池下｜一皿ごとに五感を震わすアシェットデセール

完全予約制のデザートコース専門店「Dessert Une Assiette（デセール・アン・アシェット）」

地下鉄池下駅①番出口右手に徒歩1分。

お車の方は、近隣に点在するコインパーキングをご利用ください。

オーラを放つ真っ白な外観が目印で、センス良くまとまった店内は、カウンター席6席のみ。

ひとつひとつ組み立てられていく様をカウンター越しに間近で見ることができる、スイーツ女子には楽しさ倍増のショー仕立てとなっています。

予約は、11、13、15、17、19時と2時間おきの設定。

電話以外にもメールでの予約もできるようです。便利ですね。

コースは一種類のみ。

グランデセールは、「最強の黒いイチジクパイ」と「温かいモンブラン」の2種類から選択するメニュー構成です。

ノンアルコールスパークリングやシャンパンもあります。

ではでは、いよいよショーの始まりです！！

まずは、

★アミューズの「栗かぼちゃ」

バーナーで炙って焼き入れ〜！

組み立て後の、栗かぼちゃのシュークリームです。

サックサクのシューの中にはカスタードクリームとかぼちゃのペーストがたっぷり。

皿に盛られた塩味の中におだやかな甘みのある天然塩のフルール・ド・セルから引き出される甘みは、もちろんシェフの計算済み。

食の最先端のマイクロハーブも上手く取り入れられています。

スナップエンドウのスプラウト（新芽）である【ピーテンドリル】をさりげなくあしらって仕上げるあたりが憎い！

★アヴァンデセールの「山梨県 清水葡萄さんの巨峰」

マイクロハーブをちぎって和の香りを、効かせます。

プルプルの巨峰のジュレと巨峰の果実にアイスクリームもプラスされたデザート。

アーモンドのキャラメリゼも加えた食感の融合も、楽しみのひとつとなっています。

ココで使用されたマイクロハーブは【花穂紫蘇（はなほじそ）】。芳しい紫蘇の香りが特徴。

★グランデセールは、「温かいモンブラン」をチョイス。

モンブランの山頂を細いラインでデコレーション。

秋には外せない栗の味覚が盛りだくさんで、カシスソースがアクセントとなっています。

気品漂う栗の深い風情に心奪われますね。

そびえ立つ麗しのモンブラン♡

火入れがギリギリなので立たせるのがなかなか難しいんだとか…。

中央の山は、香ばしくカリカリにキャラメリゼされたシブースト。

左側の山は、鼻に抜けるほうじ茶の味が楽しめるブランマンジェ 。

右側のそびえ立つ山にナイフを入れると、とろ〜っと流れ出す温かいマロンソースが心震わせる仕掛け。

こちらもマイクロハーブを使用。細身で繊細な葉の形の【アマランサス】は、土の香りがするハーブです。

どれも、一皿ごとのパーツが多くシェフの手仕事の多さと丁寧さが安易に想像できる逸品です。

★ミニャルディーズ「お茶菓子」

少しかためのプリンと、軽く塩を付けていただく外側がカリッとしたフィナンシェ。

なんと、きのこの山！？

フランス産のフルーティーなビターチョコを使用したきのこの山は、シェフの遊び心と余裕を感じさせる一品です。

コーヒーor紅茶と共にいただきます。

こちらは、友人がオーダーした、

★グランデセール「最強の黒イチジクパイ」

ほ〜、まるで絵画のよう…。

秋を一皿に閉じ込めた芸術品といえそうです。

やっばり最強！

季節ごとの旬の素材を駆使したデザートは、心を震わせるものばかりでした。

今後は、シャンパンだけでなく日本酒も取り入れていきたいとのこと。

抹茶やほうじ茶も使用しながら和の特色を生かしていきたいとの熱い意気込みが伝わってくる意識の高いパティシエさんでした♡

特注ケーキの受注や焼き菓子などの販売もされています。

様々な味覚・食感・温度の組合せでその場でしか食べることができないコースデザート。

旬の素材の美味しさを絵画のように切り取って、目にも鮮やかで美しい感動の瞬間に立ち会われてみてはいかがでしょうか？

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。