レシピ|伝統野菜で名古屋×タイをフュージョン!「かりもりdeナゴタム」

レシピ|伝統野菜で名古屋×タイをフュージョン!「かりもりdeナゴタム」

ナゴレコレシピライターのSwindです。

今回は名古屋エリアの伝統野菜でタイとのフュージョン名古屋めしをご紹介。
名付けて「かりもり de ナゴタム」です!

かりもりは今が旬の瓜の一種。主に濃尾平野で栽培される「ご当地伝統野菜」の一つで、シャリシャリとした歯触りが特徴です。名古屋周辺では主に奈良漬けの材料として親しまれています(ちなみに同じご当地伝統野菜の守口大根を奈良漬けにしたものが「守口漬」です)

名古屋のスーパーでは、旬のこの時期になるとスーパーに生のかりもりが並ぶのですが、正直あまり多くの料理法が知られていません。浅漬けにするか、冬瓜と同じように炊くかというのがほとんどではないでしょうか?

そんな「かりもり」をもっと手軽にたくさん食べられるようにするには……と考えたのが今回の料理です。

ヒントになったのはタイ料理の「ソムタム」。青いマンゴーを千切りにしていんげんやトマトなどと一緒にピリ辛のタレで和えたタイ風サラダです。
青いマンゴーを「かりもり」に置き換え、そしてタレには名古屋の家庭ならどこにでもある「チューブ入り味噌」をプラス。名古屋食材と名古屋風味が加わった「名古屋人の、名古屋人による、名古屋人のためのソムタム(略してナゴタム)」が完成しました!

名古屋とタイがフュージョンした「新・創作名古屋めし」、ぜひ皆様もお試しくださいませ♪

伝統野菜で名古屋×タイをフュージョン!「かりもりdeナゴタム」

【材料(つくりやすい分量)】

【サラダの具材】  
かりもり 1本
いんげん(冷凍可) 7~8本程度
プチトマト 4~6個程度
カシューナッツ(無塩) (または他のナッツ類) 25~30g程度
少々
【和えタレ】  
スイートチリソース 大さじ2~3程度
レモン汁 小さじ2~3程度
味噌チューブ 小さじ1~2程度

【作り方】

1.かりもりは丸ごと1個使います。20~25cm程度のものが一般的です。
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2.かりもりは両端を落として皮をむいき、中の種をスプーンでくりぬきます。種は簡単にとれます。
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3.包丁かスライサーでかりもりを少し太めの千切りにします。スライサーを使う際には手を切りやすいので十分注意してください。千切りにしたかりもりには塩を全体にまぶして10分ほどおいておきます。
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4.かりもりを置いておく間に、他の材料を準備します。いんげんは湯がいて一本を2~3等分程度の斜め切りに、プチトマトは八ツ割に、カシューナッツは軽く砕いておきます(袋に入ったまま上からたたくと砕きやすいです) ※いんげんの写真を撮り忘れました……。
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5.和えタレも作っておきます。和えだれの材料を全部混ぜるだけです。
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6.置いておいたかりもりをぎゅっと絞って水気を抜きます。かなりたくさんの水分が出ますので、しっかり絞ってください。
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7.かりもり以外の具合を入れ、和えだれをかけて良く混ぜ合わせます。
 (ここでも写真を撮る前にインゲンを入れ忘れました……)
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8.お皿に盛りつけて完成です!
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この名古屋めし、ココがポイント!

「チューブ入り味噌」を入れることでコクと旨味がプラスされ、一層美味しく仕上がります。チューブ入り味噌が手元にない場合には、以前に紹介した「万能味噌だれ」で置き換え可能です。

もちろん、味噌を入れずにソムタム風に仕上げてもOK。この場合、味噌の代わりに刻みにんにく(小片1個分程度)と唐辛子(輪切りか粗切りを少々)を入れると良いでしょう。ピリッと辛い本格的なソムタム風になります。ぜひお試しくださいませ。