矢場町|炭火の香ばしさがたまらない!古民家を改装した落ち着きのある店内でいただく「かしわ」のひつまぶし

矢場町|炭火の香ばしさがたまらない!古民家を改装した落ち着きのある店内でいただく「かしわ」のひつまぶし

名古屋名物のひとつ「ひつまぶし」。

香ばしく炭火で焼かれ、匂いだけでご飯がすすむ罪な食べ物ですよね。

うなぎだけでも十分に楽しめるのに、薬味や出汁で味変を楽しむ「ひつまぶし」を考えた人って、天才なんじゃないかと思うほど。

今回はそんなひつまぶしを、鶏肉で楽しめるお店を発見!

デートや接待にも利用できる雰囲気抜群の古民家がいい!素材の味わいと炭火の香ばしさが楽しめるひつまぶし専門店「登河」

場所は名古屋の流行発信地、中区・栄。

メインストリートである大津通の東側をPARCO方面に歩いていると、不意に目に入った小道。

その小道に一歩入ると、大通りの喧騒が嘘のように静かでコンパクトな空間が広がっていました。

この通りだけ、まるで昭和から時が止まっているのではないかと思うほど、風情を感じる古民家が軒を連ねており、改装したアパレルショップや飲食店が数店舗立ち並んでいました。

誘われるかのように足を進めた先に、今回ご紹介する「登河(とがわ)」さんがお店を構えています。

 

高級な雰囲気を醸し出す和モダンな店内

入り口から高級感を漂わせている登河さん。古くからこの場所で営んでいるかのような出で立ちですが、オープンしたのは2019年11月。古民家を改装した和モダンな内装に落ち着きを感じます。

今回お邪魔した登河さんは2店舗目にあたり、本店は西区・那古野。そちらも築約90年の古民家を改装したものだそう。日本庭園を眺められるとのことで、日本古来の雰囲気へのこだわりを感じられます。

1階は中庭を眺めることができるテーブル席が複数。2階もあり、外観からは想像できないほどゆったりとした空間。軽快に流れるジャズも違和感を感じないほどマッチしていました。

来店した時は女性客が多い印象でしたが、お仕事の打ち合わせや接待にもぴったりな雰囲気。

 

今回は2階の小道に面した窓際の席へ案内してもらいました。

窓からのぞむ景色は昭和のジオラマのようで、まさしくタイムスリップしたかのような気持ちになります。こんな風景が名古屋の中心街で見られるなんて…。

こちらはメニューの一部。

名古屋名物のひつまぶしとかしわ(鶏)料理がメイン。そのほかにも一品料理が多数あるので、ランチだけでなくディナーでお酒を楽しみながらという展開もいいですね。

 

メニュー表をパラパラと行き来すること約5分。今回いただいたのがこちら!

 

炭火焼きだからこそ生まれる香りと食感を楽しめるかしわのひつまぶし

●かしわ櫃まぶし 1,980円(税込)

テーブルに置いてもらった瞬間から炭火の食欲そそる美味しそうな香りが漂います。

かしわ櫃まぶし、薬味、お吸い物、漬物、そして名古屋コーチンの卵とデザートがついたセット。雰囲気も相まって、どこかの旅館にでも来たかのような錯覚に陥りました。

お櫃に山盛りに盛られたかしわ。いやー美味しそう…。ひつまぶしといえばうなぎですが、鶏肉を使用したひつまぶし、一体どんな味わいなんだろう。

ひつまぶしというだけあり、ノリ、ワサビ、小ネギの薬味三英傑はマストですよね。

 

まずはなにもつけずにそのまま一口!

ギュッとしまった鶏肉の食感を感じつつ、香ばしさが口から鼻へ抜けていく…。炭火ならではの味わいですね。噛めば噛むほどじわじわと滲み出る旨み…ご飯との相性も抜群!

このまま全部食べてしまいたい衝動に駆られますが…次は薬味を載せて。

 

飽きを感じさせない名脇役「薬味」

鶏肉の香ばしさにワサビと小ネギの爽やかなコラボレーション!ひつまぶしの味変を考えた人って、本当にグルメな人なんだなぁっと思慮をめぐらさずにはいられませんでした。

これだけでも十分美味しすぎて、存在を忘れかけていた名古屋コーチンの卵も投入!

映えますねぇ…。レンゲで一気にかき込みたくなるビジュアル。「別盛り親子丼」といったところでしょうか。

濃厚な黄身がトローっと…。これを少し混ぜ、かしわとご飯にまとわりつかせ、口に運びます。

見た目通り濃厚な味わいの名古屋コーチンの卵と、それに負けないかしわの旨みがたまらない!

 

ひつまぶしのシメはやっぱり出汁!

見た目は少し悪くなってしまいましたが、ひつまぶし最後の楽しみ「出汁かけ」。

今まで食べてきたものすべての旨みが溶け出した1杯は、文字通りいくらでも食べられそう。薬味はこの1杯のために残しておくことを強くおすすめします!

なくなるのが惜しいのに、サラサラと喉を通っていきます…。

 

食後のデザートも秀逸!食事に合わせた濃厚なのにさっぱりしたプリン

お盆の上にあったものをすべて食べ終え、「いやー、満足満足」と外の景色を眺めながめてゆっくりしていると、「食後のデザートをお持ちしますね。」の一言。

…。

満足感に包まれていて、完全に忘れていたデザートがこちら。

自家製のプリン!濃厚なのにさっぱりしていて、食後にぴったり!適度に気泡が入っているのでシュワシュワとした食感も楽しい。

甘いものが苦手という人こそ食べて欲しい。それほど調和の取れた味わい。これは単品でも食べたくなる逸品でした。

 

幾重にも楽しめる重箱のようなグルメ「ひつまぶし」

登河さんは定評のあるうなぎ料理のほかにも、江戸時代から続く「二年熟成のまるや八丁味噌」と鶏出し汁で作る味噌鍋や、南部鉄鍋を使用した鶏のすき焼きなど、気にあるメニューが盛りだくさん!

夜もきっとおしゃれな雰囲気なんだろうなぁ…。

 

何度も足を運んでみたくなる、魅力満載の料理をみなさんもぜひ味わってみてくださいね。

INFORMATION

店名:

那古野炭焼きうなぎ・かしわ 登河

住所:

愛知県名古屋市中区栄3-28-119

電話番号:

052-526-0063

営業時間:

ランチ
月〜金 11:00〜14:30(L.O14:00)
土・日・祝日 11:00〜15:00(L.O14:30)

ディナー
17:00〜23:00(L.O22:30)

定休日:

なし

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
ケニー

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エディター賞 2021

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全ての記事は、必ず彼らの手を経て公開されます。ライターの個性と、定めたガイドラインのバランスを取りながら編集を担当したライターに贈られる賞です。

エディター賞 2022

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1人で行っても楽しめるお店を開拓する探索型ライター!1人呑みはもちろん、みんなで行っても美味しくて楽しいお店をPICK UPしていきます。