伏見|さまざまなシチュエーションで利用できるオフィス街の呑める蕎麦屋

伏見|さまざまなシチュエーションで利用できるオフィス街の呑める蕎麦屋

日本の食文化を支える米。日本の米は世界一だと思います。

しかし、日本にはラーメン、うどんといった魅力的な麺類もいくつかあります。

そんな中で今回は蕎麦に注目。蕎麦ってサクッといただけるリーズナブルものから職人の技を凝縮した高級感を感じるものまでさまざまなものがありますが、今回はランチからお酒のアテ、〆の1杯まで味わえる蕎麦屋をご紹介していきます!

ランチから居酒屋使いもできる隠れ家的蕎麦屋「えんそばびぃわん」

お店があるのは中区伏見。

モーニング、ランチ、カフェ、ディナーと、どの時間帯もたくさんの人が飲食店を求める名古屋の中心街。特にオフィスも多く、ランチや夜の宴会の需要が高い気がします。
比較的麺類を提供するお店は座席の回転も早く、ランチには重宝する印象。

伏見駅の1番出口から歩いて5分ほどの場所にあるのが、今回ご紹介していく「えんそば びぃわん」さん。

地下にお店があることからB1を言い換えての「びぃわん」。平仮名にすると何かかわいらしくなって愛着が湧くのは私だけでしょうか。(笑)
路面に出た看板の先にある階段を降ると、店舗のお手洗い、横目に店内への入り口が見えます。

繁華街の地下に広がる隠れ場空間

お店に入ると店員さんが声をかけてくださいます。食事のみの利用の方は券売機で食券を購入、飲酒もする方は店員さんに注文するという形を取っているので、用途を伝えましょう。

ランチの時間は券売機を使ったオーダーがほとんどだと思いますが、蕎麦はお酒にも合う料理。私はディナータイムにお酒と逸品料理、蕎麦を味わうために訪れました。

営業形態に関して2020年の社会情勢に合わせた営業形態を取っていることもあるので、最新の情報はお店のSNSを確認いただければと思います。

店内は思った以上に広々としていて開放感があります。統一感があってスマートな印象ですね。写真の一部にポスターがチラホラと…。

お店も公表しているのですが、あの超有名アイドルである乃木坂46のメンバーである遠藤さくらさんの父親が、このえんそばの店主さんなのです。

お店のいたる所にポスターやグッズが飾られており、店内のBGMはもちろん乃木坂。あまり乃木坂に詳しくはない私でも分かる、代表曲のインフルエンサーやシンクロニシティがBGM仕様で店内に流れており、違和感を感じさせません。

ファンの間ではちょっとした聖地となっていますが、もちろん帰り道は遠回りしたくなるくらい蕎麦屋としても魅力的なものがあるのです!

蕎麦、逸品ともに驚異のコスパ!

ドリンクメニューは蕎麦屋ながらも居酒屋並みの品揃え。その中で目を引くのはやはり日本酒。

内観をご紹介した際に奥にチラッと見えたショーケースは日本酒専用のもので、名酒がズラリと並びます。日本酒専用のメニューやメニューに掲載のないものもあり、ワクワクが止まりません!

フードは蕎麦とお酒に合うおつまみメニューが並びますが、高いものでも500円というコスパの良さ!つまんで、飲んで、蕎麦で〆、ここですべてが完結する未来が見えました。

もちろん蕎麦も豊富で通常のお店では見ないような変わり種も見受けられます!各種温かい、冷たいものが選べるのも嬉しいし、こちらもコスパが良すぎて、コスパの鬼も泣いて逃げ出すレベルです!

日本酒好きか歓喜の飲み比べセット

□日本酒3種飲み比べ おまかせ

最初から日本酒というフルスロットルでのスタート。
いつもビールからスタートする私にもそういう気分の時があるのです。何よりこちらの飲み比べは店員さんのおまかせで650円という狂喜乱舞の価格設定!普通のお店で1杯日本酒を飲む値段で飲み比べできてしまうんです!

左から山崎醸、紀土、浦霞の3種。

私の愛飲する紀土のスッキリした香りと後味はもちろん、特に浦霞!米の風味がパーっと広がるのに後味はスッキリといういくらでも飲めてしまいそうな1杯でした!

定番おつまみ、変わり種の蕎麦でお酒が進む!

□鴨スライス

個人的に私が大好きなおつまみの1つです。
甘口のタレに鴨スライス、その下にはネギ。鴨とネギに関しては運命の出逢いだなと思います。食材としての相性の良さから出来た「鴨が葱を背負って来る」なんて言葉もありますが、そんな鴨が私のとこに来たらそっと優しく抱きしめてあげたいです。

鴨スライスと日本酒の組み合わせ、その相性の良さに最大限の賞賛を贈りたい。

□天ぷら四種盛り

右手前からサツマイモ、カボチャ、シイタケ、シシトウの4種盛り。天ぷらと蕎麦、天ぷらと日本酒が合うことはもはや常識として知られるべきだと個人的に思います。だから蕎麦屋でお酒を飲むことに意味があると強くあなたの心に訴えかけたい…!
野菜の甘味をスッキリした日本酒で流す、幸せはここにあります。

□コロッケそば 冷

蕎麦とコロッケが合うわけないじゃんって思った人、早まらないでください。コロッケは洋食ですが、それはもともと海外から来たものを日本風にアレンジしたもの。日本の出汁文化にコロッケはマッチするんですよ。

冷たい麺類特有の濃い目の出汁が衣に染みて、ソースのような役割を果たしています。最初のカラッとした食感からふにゃっとした食感への変化も面白いですね!

そして肝心の蕎麦ですが、喉越しがいい!もうそれはズルズルと思いっきり啜りたい1杯!活気良く、粋に、思いっきり啜ってほしいです!
このコロッケそばは520円というコスパの良さで、改めてその魅力を感じました!

□生ビール

ここからは後日訪れたものになります。ビールのビジュアルの安心感が凄まじい。これを見て「ビール飲みてえ」となったすべての人と乾杯したいです。

□アツアツ揚げ出し豆腐

日本のお酒の肴の定番である揚げ出し豆腐。

揚げ出し豆腐って本当に旨いですよね…。僕は揚げ出し豆腐が好きなのですが、揚げ物という概念ではなければいくらでもいけると思ってます。初めて豆腐を揚げて、出汁に浸した人に感謝状を送りたい。
さすが蕎麦屋の揚げ出し豆腐、出汁をしっかり吸っていて優しいお味です。

□日本酒3種飲み比べ おまかせ

そしてまた日本酒飲み比べを注文。揚げ出しを食べて、これは日本酒を飲まないと失礼だなと思ったからです。(笑)写真の左からほしいずみ、常山、高千代の3種。

総じて言えるのは日本酒最高ってことなんですが、ほしいずみの余韻の残り方と高千代の華やかさは秀逸だなと感じました。

□天玉そば

前回は冷たい蕎麦をお願いしたので、今回は温かい蕎麦をお願いしました。

サクッと揚がった玉ネギ、インゲン、ニンジンの入ったかき揚げ。そこにすべてをまろやかに誘う温玉が鎮座しています。

まず出汁が優しい!この出汁の半分は優しさでできてることでしょう。こういう汁物を飲んだ時のほっこりした感じは何ものにも変え難いものがあります。

温かいほうが蕎麦の風味が強く感じられ、ここにかき揚げと温玉…。これは〆ながら飲めるやつ。日本酒が進みました。

圧倒的なコスパの良さ◎使い方はあなた次第!

オフィス街に位置するだけあって、毎日のランチを支えるコスパの良さは非常に魅力的ですよね。その上で夜の時間は日本酒などお酒も味わえる酒場使いもできるため、飲食店が密集する伏見エリアでも穴場の1軒だと思います。

夜はこだわりの蕎麦をアテにぜひ1杯味わってほしいです!

INFORMATION

店名:

えんそば びぃわん

住所:

愛知県名古屋市中区錦2-9-9

営業時間:

[月~金]
11:00~14:30 17:30~22:00(L.O. 22:00)

定休日:

土日・祝日

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。