鳴海|高級感漂う回らない寿司屋のカウンターでいただくお値打ちランチ

鳴海|高級感漂う回らない寿司屋のカウンターでいただくお値打ちランチ

昔は「寿司」(鮨)というと敷居の高いものでした。

昨今、回転寿司のクオリティーが上がり、一貫100円でも美味しいお寿司が楽しめるようになり、

「回るお寿司」=「庶民的」、「回らないお寿司」=「高級なもの」

と二極化して来たように思います。

回らないお寿司屋さんのカウンターなんて夢なのでしょうか?
いえいえ、緑区鳴海にあるお寿司屋さんで夢が叶うらしいです!

ということで、夢を叶えに行ってきました。

「お寿司屋さんのカウンターなんてお高いんでしょう?」いいえ!カウンターでお値打ちに楽しめる寿司ランチ「二葉寿司」

旧東海道街道沿いには名店がいっぱい

東海道五十三次、40番目の宿場「鳴海」
この辺りは歴史ある建物や寺院が多く、名古屋の中でも落ち着いた趣のある地域です。

この旧街道沿いには、老舗鰻屋さん、駐車場がちょっとカオスな喫茶レストラン、元気なお母さんが家庭料理を出してくれる食堂…短い距離に名古屋の有名店が街道の両側に並んでいます。

その街道沿い、老舗鰻店の隣にお寿司屋さんが…。

「あれ?こんなところに、新しいお寿司屋さんあったっけ?」

平岩病院向かいにあった「二葉寿司」さんが30メートル程移動され、リニューアルオープンされました。旧店舗は老朽化のため取り壊され、歴史資料館ができるそうです。

 

家族経営の温かいお店

「いらっしゃい!」
素敵な笑顔の大将と女将さんが出迎えてくれます。

店内はL字カウンター席と仕切りで個室にもなるテーブル席があります。(全16席)

重厚感のある湯飲みに、たっぷりと濃いお茶。
お寿司屋さんの濃いお茶って旨いんですよねぇ…。

女将さんお手製の「ガリ」と「大根のお漬物」。
「お好きなだけどうぞ」の一言。(もちろん無料です。)

大根唐辛子のお漬物は、ピリッと辛く食欲を刺激します。
美味しいお茶とお漬物…。
もうこの時点で女将さんに惚れますよ。

 

超お値打ち「二葉ランチ」

●寿司ランチ/麺類付き 1,200円(税込)

ランチメニューは「寿司ランチ」一択です!

「お寿司、順番に置いてくねー!」と笑顔の大将。

お寿司屋さんの出前でよく見る、いわゆる「桶」ではなく、握りたてのお寿司をを順番に出していただけますよ!さすがカウンターですね(お行儀よくしなければ!)

「玉子」デカイ!シャリもデカイ!

「イカ」。塩でいただきますよ。
透き通ったイカは柔らかくて臭みもなく甘い!

身の厚い「ボタンエビ」。プリプリで甘くて…えっと…幸せです!

「大根ねー!」
「はーい!」
「えっ? だ、だいこん?」
優しい酢飯に合うなかなか美味なネタでした。

「煮穴子」。柔らかくて香ばしくて旨い!

「バッテラ寿司」。二葉さんの大将は、鯖の押し寿司「バッテラ」発祥の地、大阪で修行をされました。
さすが、美味しいです!大将!

この後、まぐろの赤身巻物も出てきました。
一貫、一貫、順番に出てくるので、満腹中枢も満足したようです。

ランチに付いてくる「麺類」。この日は「にゅうめん」でした。
お寿司の味を邪魔しないさっぱり味。これだけ付いて、1,200円は超お得だと思います!

「カウンターで味わうお寿司をリーズナブルに」

大将と女将さんの心意気が嬉しいですねー。
ランチ時は、とくに混み合うので電話予約がお勧めです!

 

夜の部にも来てみた

暗くなると一層趣のある店構えですね。

特上寿司、上寿司、並寿司などなど、意外に夜もお値打ちなのが嬉しい。「二葉」さんは、夜も庶民の味方ですよ!

お酒を呑みながら上寿司をいただきます。

 

上寿司 3,300円(税込)

「椎茸」。いきなり度肝を抜かれます。分厚い椎茸の握りなんて初めてです。

「いくら」。軍艦ではなく「いくらご飯」を木のスプーンでいただきます。
プチプチで旨い!

「イカ」「平目」。透明で聡明で美しいふたり。(笑)
塩がふってあり、むらさき(醤油)を付けずにいただきます。

「イカ」「ひらめ」「海老」「はまち」「赤身」

「数の子」。パリパリ食感、ほんのり塩味。
近年、ニシンの水揚げが上向いているらしく、ニシンの卵「数の子」はお正月の縁起物ですから、これは朗報ですね。

彩(いろどり)も鮮やかな 3トップ。

「穴子」は、タレで焼くか塩で焼くか選べます。

「小肌(コハダ)」。大将の繊細な酢〆の仕事が冴えまくっています。

「赤身」は2種類 。

 

憧れの寿司屋のカウンターでお得に美味しいお寿司を

小学生のころ、近所にあったお寿司屋さんの子と仲が良く、子供心に(毎日寿司が食べられて羨ましいなぁ…)と思っていました。ところが「寿司なんて年に数回、お兄ちゃん(若い衆)がつくる賄い(まかない)でしか食べたことがない。」と言っていました。昭和の古き良き時代、寿司屋の息子さんでもそうだったのですから、我が家のような庶民には、「時価」と書かれた(値段の表示されていない)寿司店のカウンターなんて、とても近付けないエリアでした。

「二葉寿司」さんは、面白くて元気な大将、優しい接客の女将さんが、初めてのお客さんでも温かく出迎えてくれる家庭的で落ち着くお店です。
ランチは、とくにお得です!カウンターでも安心ですよー!

INFORMATION

店名:

二葉寿司

住所:

愛知県名古屋市緑区鳴海町相原町27

電話番号:

052-622-5849

営業時間:

11:00~14:00
17:00~21:00

定休日:

不明

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。