名古屋名物「あんかけスパゲッティ（パスタ）」は栄のある洋食屋さんで生まれました

名古屋名物、「あんかけスパゲッティ（パスタ）」。

名古屋人にとっては親しみのあるこの食べ物が一体どこで生まれたのか、ご存知ない方は地元生まれでも意外と多いですよね。

本日は私たち（名古屋人）のソウルフードが生まれたお店をレコメンド！

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名古屋名物「あんかけスパゲッティ（パスタ）」が生まれた洋食店「ヨコイ」

麺によく絡むほど粘度（とろみ）があり、ピリッと香辛料の効いた独特のソース、そしてがっつりな極太の麺があんかけスパの特徴です。

今でこそあんかけスパはいろいろなお店で扱われていますが、昔ながらなベーシックな具材としては真っ赤なウインナーにタマネギ、そしてピーマンなど。

その起源を調べてみると、

“昭和34年頃、当時の丸栄ホテル（現：名古屋国際ホテル）で洋食の調理人として働いていた横井博（当時２８歳）は、仕事の合間で料理の研究に励んでおり、独立を目指していました。

当時、飲食店もまだ少なく、スパゲッティ専門店など名古屋にはありませんでした。

そこに目を付けた横井博は、洋食のデミグラスソースとイタリア家庭料理をヒントに、ピリッと濃厚なヨコイオリジナルのミートソースを考案し、誕生させました。“引用：ヨコイさん公式サイト

とあります。

昭和34年は西暦にすると1959年。
今から約60年も前にその原型が誕生したんですね。

公式サイトを見ると、あんかけスパとともにヨコイさんが発展されてきた、ということがよくわかります。

名古屋の繁華街、錦エリア。
大津通を折れてしばらく歩くと、右手にクラシックな佇まいの外観が現れます。

引用：http://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23000487/dtlphotolst/4/smp2/

誕生から約60年、この脈々と受け継がれる名古屋めしを楽しめるお店。

引用：http://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23000487/dtlphotolst/4/smp2/

お店のロゴもいい風合いを醸し出しています。

引用：http://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23000487/dtlphotolst/3/smp2/

店内はカウンターに、

引用：http://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23000487/dtlphotolst/3/smp2/

テーブル席も。

店内には具材を炒めているであろう香りが充満していて食欲が刺激されます。

伺ったのはランチ時でしたが、サラリーマンに観光客らしき方、またご高齢の方まで幅広い層がいらっしゃいました。

うん、さすがソウルフード！

引用：http://tabelog.com/aichi/A2301/A230103/23000487/dtlmenu/photo/

こちらがメニュー。

ベースはどれも同じあんかけソースに、たくさんの具材（トッピング）を選ぶことができます。

今回はあんかけスパの基本、「ミラカン」をオーダー。

ミラカンとは肉類トッピングを意味する「ミラネーゼ」と、野菜トッピングを意味する「カントリー」を組み合わせた造語です。

そして到着！

この装いは、あんかけスパが生まれた当時からほとんど変わっていないのではないでしょうか。

THEシンプル。
THE老舗感。

具と太麺をしっかりとあんかけソースに絡めていただきます。

あんかけスパは誕生から約60年が経つわけですが、現代の食文化は今までに新しいモノを取り入れては何かの要素を取り除き、洗練されてきたはず。

それにも関わらず当時の姿をそのままに生き残っているわけですから、それはそれは大変なことです！

ボリューム感もたっぷり、最後まで美味しくいただきました。

名古屋の食文化を牽引してきた「あんかけスパ」

地元の人はもちろん、観光客の方にもオススメ。

名古屋に来たからには、名古屋の食文化を楽しんで帰っていただきたいです。

地元名古屋の方でもきっとこの記事を読んで「え！あんかけスパが生まれたお店だなんて知らなかった！」という方もいらっしゃるでしょう。笑

そんな方もぜひ！行ってみてくださいね！

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

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