
レシピ|名古屋の給食の味を自宅で再現!「おぼろみそめん風スパゲッティ」

ナゴレコレシピライターのSwindです。
本日は、夏休みが終わり二学期が始まった学校に合わせ、「ナゴヤ給食の味」から一品ご紹介いたします。
学校での楽しみといえば「給食」!
名古屋の小学校でも個性的で美味しい給食がたくさん出ていました。筆者の小さい頃だと、たまに「ないろ」がついてくることもありましたね(笑)
そんな名古屋の給食でひときわ異彩を放つのが今回ご紹介する「おぼろみそめん」。
うどんとスパゲッティの中間のようなふにゃふにゃのソフト麺にひき肉の入った甘めのソースをかけて食べる「おぼろみそめん」は常に人気上位のメニューでした。
小さい頃にこの「おぼろみそ」が「ミートソース」と思っていた方も多いかと思います(笑)
筆者が調べたところ、「おぼろみそめん」は今でもちゃんと給食メニューに入っているようです。これはもはや、世代を超えて楽しまれている「名古屋めし」の一つと言えるのではないでしょうか?
そんな「おぼろみそめん」ですが、給食以外の場面ではさっぱり見ることはありません。以前にTV番組などで再現レシピも紹介されていたのですが、手に入りにくい材料もあったりするなど悩みどころ……。
ということで、今日は「おぼろみそめん」を徹底解剖し、スーパーで簡単に手に入る材料を使い、自宅でも簡単に再現できるようアレンジしてご紹介いたします!
懐かしの「給食の味」を簡単再現!「おぼろみそめん風スパゲッティ」
【材料】(2人前)
【ソフトめん風スパゲッティ】 | |
スパゲッティ(1.9mm以上の太めのもの) | 200g程度 |
水 | たっぷり |
【おぼろみそ案】 | |
ひき肉(あいびき) | 100~150g程度 |
お好みのはんぺい(さつま揚げ) | 60~80g程度 |
玉ねぎ | 小さ目なら1個 大き目なら半分 |
にんじん | 3分の1~半分程度 |
冷凍グリンピース | 20g程度(ひとつかみ程度) |
チューブ入り味噌 | 100g程度 |
水 | 100g程度 |
塩こしょう | 少々 |
片栗粉(同量の水で溶く) | 大さじ1~1.5程度 |
【作り方1 ― ソフトめん風スパゲッティ 】
1.スパゲッティの麺をひたひたよりも多めの水に浸し、2時間~半日程度漬けます。
2.鍋にお湯を沸かし、水漬けにしたスパゲッティを10分程度ゆでます。お湯に塩は入れません。
3.ザルにとって湯をきり、水洗いしてしっかり冷まします。油をまぶす必要はありません。
こうすることでスパゲッティが柔らかい「ソフトめん」風の仕上がりとなります。
【作り方2 ― おぼろみそ】
1.玉ねぎとニンジンは細切りにします。
2.はんぺい(さつま揚げ)はみじん切りにします。今回は小ぶりのはんぺいを3枚刻みました。
もし手に入るなら「棒はんぺい(赤棒)」で作って頂くとより「給食の味」に近づきます!
3.油を引いた鍋にひき肉を入れてほぐしながら炒め、全体に色が変わったところでにんじん、玉ねぎの順で炒め合わせます。玉ねぎを入れた段階で軽く塩こしょうを振り、味を調えます。
4.玉ねぎが透き通ってきたら刻んだはんぺいを入れ、軽く混ぜてからチューブ入り味噌と水を加えてひと煮立ちさせます。
チューブ入り味噌がない場合には「赤みそ(出来れば八丁味噌)70g程度、砂糖20g程度、水300g程度」を加えます。赤みそはぬるま湯で予め溶いておくと溶け残りがありません。
5.一煮立ちしたら火を止めて、水溶き片栗粉を加えて軽くかき混ぜます。
6.グリンピースを加え、もう一度一煮立ちさせたらおぼろみその完成です。
7.ソフトめん風スパゲッティの上におぼろみそをたっぷりかけてお召し上がりください。
この名古屋めし、ココがポイント!
水漬けスパゲッティの場合1~2分の短時間でさっと茹でることが多いのですが、「ソフトめん」風に仕上げるためにはあえて10分程度の長い時間茹でる必要があります。また、茹であがった後しっかり水洗いして冷ましますので、油をまぶさなくても麺と麺がくっつく心配も少ないです。
おぼろみそには給食の献立ということでお酒やみりんといったものが使われていません。大人風味に仕上げるのであれば水の量を加減しながらお酒やみりんを加えてもいいでしょう。かなり甘めの仕上がりになりますので、仕上げに七味唐辛子等をかけてもいいかもしれませんね。
レストランでは食べられない懐かしの給食の味、ぜひご家庭で再現してみてくださいませ♪