
【昭和区・阿由知通】2度の店舗移転で磨き上げられた至高のラーメン
「らーめん 奏(かなで)」名古屋のラーメン通なら一度は聞いたことのある名前ではないでしょうか。
以前は中区新栄、東区代官町、と店舗移転し、現在は昭和区阿由知通の店舗に至る歴史を持つ「らーめん 奏(かなで)」。
過去には雑誌ぴあ主催の「第2回究極のラーメンAWARD総合クランプリ」に輝いた経歴のある、名古屋でも人気店。
駐車場が近くにないので、車で来る方は店舗東側200m先のコインパーキングに停めるのがおすすめです。
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昭和区・阿由知通、究極のラーメンAWARD総合クランプリにも輝いた「らーめん 奏(かなで)」
現在の店舗は元々は喫茶店だったところを2008年に居抜きでオープン。
カウンター7席とテーブル席が1つと、決して大きいとは言えない店内ですが、連日たくさんのお客さんが来店し、小さな店舗からたくさんの人が出入りする光景は通勤ラッシュを吐き出す駅のようにも見えました。
店内入ってすぐ左側に券売機。
ボタンの下にちゃんと商品説明が書いてあるところが嬉しいですね。説明を読みながら期待に胸を膨らませます。
初見のお店なら、やはり定番を注文するのがKENIO流。今回は醤油チャーシューメンを注文しました。
完全無化調で作られたスープは奥まで澄み切っていて、見た目はさっぱりした印象でしたが口に入れてみると、しっかりとパンチの効いた、それでいてまろやかなスープ。
名古屋コーチンと魚介系で出汁をとっているため、すごく奥ゆかしい味わい。
醤油だれも長崎、三重、知多、岩手の地産醤油をブレンド。
パンチがありながらも非常にバランスのとれていて、醤油のえぐみが味わいとして昇華された、ベーシックでどことなく懐かしい味がしながらも飽きのこないスープでした。
麺は自家製の平打ちの縮れ麺なんですが、太さがランダムで噛むたびに違った食感を生み出していて秀逸。
加水率を下げ、固めに調整されているので、まさに噛んで味わう麺といったところでしょう。
チャーシューは知多ハッピーポーク。噛んでポロっといくチャーシューとは違い、弾力があり、噛む力に反発しながら、豚肉本来の深いコクのある肉汁がブワッと口の中に広がります。
お酒のつまみでチャーシューだけでてきてもしっかり主役級。
こちらは塩ラーメン。
岩塩やエビ、貝類、ムロアジでとった魚介系スープと動物系スープを合わせたスープ。
どことなく和風な風味がするのはムロアジが一役かっているからでしょう。
こちらも毎日食べても飽きのこない、むしろ「朝ラーメン」でも全然重たくないさっぱりとした味わいでした。
麺は醤油ラーメンが平打ち縮れ麺に対し、塩ラーメンはストレート麺。
加水率が高く、のどごしもいい上にモチモチとした食感が小麦の味を舌にしっかりと伝えてくれます。
歴史を感じる、温故知新的ラーメン
過去2店舗の経験が今の「らーめん 奏」を作っているのは言うまでもなく、食べ終わった後は非常に幸せな気分でした。言わせてください「ごちそうさまでした」。
店名:らーめん奏
住所:愛知県名古屋市昭和区阿由知通1-9
営業時間:[水、木、土、日] 11:30~14:30、18:30~21:00 [月、金] 11:30~14:30
定休日:月曜夜、金曜夜、火曜日、
Web:公式Twitter
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
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