中村公園|予約困難な人気店!季節感を丸ごと味わえる和食割烹
海の幸、山の幸のほか、四季折々の「食」が楽しめるのは日本の特権。
多種多様な素材が季節によって楽しめるだけでなく、その魅力を存分に引き出すことができるのが日本料理。
今回は予約困難なほどの人気割烹をご紹介します。
予約は半年待ち?旬を味わうにふさわしい割烹「おおたに」
今回レコメンドする「おおたに」さんは、中村区豊国通沿い。車はお店の前に2台停められます。
地下鉄の方は、市営地下鉄東山線・中村公園駅より徒歩10分です。
白い大きな暖簾を見ると、割烹に来たなって感じがして少し背中がピンとします。
お店は、大きなカウンターに掘り炬燵のテーブル席が1つ。
私は友人とカウンターに座りました。大将がテキパキと仕事をするところを間近で見られる特等席です。
おおたにさんは1ヶ月ごとにメニューが変わります。
今日いただくのは文月の献立て。お任せ8,800円(税込)のコースです。
ドリンクのメニューはこちら。
お酒をいただかないので柚子のソーダ割り550円(税込)。
こちらは一緒に行った友人のおススメで、乾杯用にお猪口に少しいただいた冷酒。
日本酒は、お料理に合わせて選んでくださるようです。
お料理は先付から始まります。
●先付 雲丹、焼き茄子ゼリー寄せ
見た目から美しいです。焼き茄子の香ばしい香りと雲丹がこんなに合うんですね。ジュンサイも入っていてツルンと。
●椀物 枝豆真丈のお椀
お椀の蓋を取ると夜空に開く大きな花火。素敵です。
お椀には卵豆腐と可憐な手毬麩。そして冬瓜の下に白く見えているのが枝豆のしんじょうです。
●お造り まだか洗い、鱧落とし、蛸塩茹で
鱧が大好きな私には美味しすぎる一品。大振りの蛸も塩気がほどよく効いて美味しかったです。
●八寸 太刀魚アスパラ巻き、鯵手まり寿司、坊ちゃん南瓜旨煮
甘海老と夏野菜酢味噌和え、とうもろこし冷製スープ
八寸って盛り沢山なものですけど、コーンスープがあるのは珍しいですよね。
梶の葉の下のガラス容器に入った北海道産のとうもろこし。これは、スープというよりすり流し。とうもろこしそのものでした。
そして目の前で焼き上げていた太刀魚のアスパラ巻き。甘味のあるタレの焼ける香とふわふわに焼けた太刀魚。美味しかったです。
●冷やし鉢 なめらか胡麻豆腐
おおたにさんのスペシャリテだそうです。
こんなにもっちもちで香り高い胡麻豆腐は初めて。胡麻豆腐の上の胡麻煎餅をスプンで割って一緒にいただきます。市販の胡麻豆腐とは全く違う。これは美味しい。
●煮物 宮崎牛、賀茂茄子の田楽
このころにはすでに満腹です。でも、宮崎牛の美しい色を見たらいただかずにはいられません。柔らかくて溶けてしまいました。お肉の下の芋餅がまた美味しいです。
●香物 きゅうり糠漬け、ズッキーニ浅漬け、そうめん南瓜浅漬け
小さなガラス容器に入っているのが、そうめん南瓜。そのまま醤油いらずでサッパリと。
●ご飯 鮎ご飯、みょうが丁字麩赤出汁
羽釜で炊いた鮎ご飯。鮎の骨などの出汁で炊いてあります。これがまた美味しい。食べきれないのでおむすびにして、こんなに可愛いく包んでくださいます。
お腹いっぱいなのに帰ってすぐ食べちゃいました。
●甘物 桃、マスクメロン、シャインマスカットのパンナコッタ
パンナコッタとは、正直なところ意表を突かれました。内心あまり期待していなかったのに、一流パティスリーの美味しさでした。
初のおおたにさん。素晴らしい時間でした。
どれを取っても本当に素晴らしい。細部にまで手を掛けたお料理の数々。そして高コスパ。
大将の人柄もお客がお客を呼ぶというのでしょうか?
なかなか予約の取れない超人気で、次の予約をいれましたが半年以上後でした。
でも半年待っても行く価値があるお店です。ランチはもっと狭き門のようですが、是非おススメします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
INFORMATION
店名:
おおたに
住所:
愛知県名古屋市中村区豊国通4-7
電話番号:
052-471-3537
営業時間:
昼:12時~
夜:18時~22時
定休日:
昼:毎週日~水・金曜・毎月1日、夜:毎週日曜
一人当たりの予算:
¥6,000〜¥9,000
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