ごはん暦 2021年冬号|心も体も喜ぶニッポンの食文化 お米の力で免疫力アップ 家族が喜ぶおうちごはん
四季折々の表情が彩る日本には、伝統に培われた食文化や新しい技術によって生まれる味わいが各地にあふれています。
「ごはん暦」は、国産の安心と安全性で大切に作られた日本各地の“おいしい”に隠された物語をご紹介します!
目次
ごはん暦 2021年冬号|心も体も喜ぶニッポンの食文化 JA秋田しんせい&三州三河みりん|PR
J A秋田しんせい
豊かな自然環境に囲まれた米どころ
おいしい米作りに欠かせないのが、きれいな水と気候、そして良質な土。J A秋田しんせいは、長年米作りの基本に取り組み「ひとめぼれ」の産地へとその名を押し上げました。
太陽の光をたっぷり浴びるために欠かせない土は、根や茎、葉が育つ土台。たっぷりと養分を吸収し、茎や葉を支える丈夫な稲が育つことで良質な米の収穫へと結びつきます。
秋田県の南西部に位置し、出羽山地と日本海に囲まれた地形は、穏やかな気候で清流を育み、米作りに最適な環境が整っています。そこに土づくりの強化によって育ったのが「ひとめぼれ」。もっちりと粘りがあり、口当たりが良く人気の品種です。
雄大な山々に囲まれ、黄金色に実った田んぼでの稲刈り
J A秋田しんせい
じっくり手をかけた「ひとめぼれ」のおいしさ
JA秋田しんせいの営農経済部米穀課の齋藤和重さんは、「8月上旬までは、これまでにないような高温多照で出穂が早まりました。8月中旬以降は平均気温が平年を下回る日も多く、登熟にブレーキがかかり、早刈りとはなりませんでした」と振り返ります。そして徹底した水管理と土作りの基本を守り、無事収穫の秋を迎えました。
米作り歴20年を超える由利本荘市赤田地区の農事組合法人、赤田ファーム代表の田口純一さんは「手をかけ、良質の米が収穫できました。ひとめぼれを多くの人に食べてほしい」と自信を深めています。
徹底した土作りでひとめぼれを栽培する田口さん(左)とJ A秋田しんせいの斎藤さん
成長した稲の様子を見守る二人の表情も晴れやか
土づくりを徹底して栽培している自慢の「ひとめぼれ」
JA全農あきた
米穀販売課 T E L 018−845-8040
秋田のお米については www.ak.zennoh.or.jp/rice/index.html
三州三河みりん
寒い冬にカラダ整う、余計なものを入れない自然の甘さ
気温がぐんと下がり、寒さが厳しくなる季節。冷えやのどの痛み、肩こりなど体調不良にも悩みがちです。
今回のレシピは、料理家で国際中医薬膳師として活躍するコウ静子さんが提案する三州三河みりんを使った薬膳スイーツ。薬膳とはいえ、どこでも手に入りやすい材料を使って、じっくり煮るだけの手軽さ。
つい体が欲しがる甘い物ですが、コウさんによれば「砂糖の摂りすぎは体への負担も大きく、発酵してできるみりんは安心。香りの良い三州三河みりんは、スイーツにも複雑で奥深い甘みが生まれます」と話します。
たんの切れを良くし、せきを静めるきんかんに体を温めるしょうが、シナモンは血の巡りを高める効果があります。とろりと黄金色に輝く煮汁は、さらりとした甘さできんかん特有の苦みを抑え、スパイスの香りが華やか。
「この時期特有の肌の乾燥やせきやたんなどのトラブルは、大気が乾燥する燥邪によるもの。体を温め、鼻やのどの粘膜を守って免疫力をアップさせましょう」とコウさん。きんかん以外にもリンゴや洋梨でもお勧めで、1週間ほど保存でき、あつあつでも冷たくしてもおいしく食べられます。
薬膳効果の高いスパイスの組み合わせで免疫力アップ。つややかなみりんの煮汁も丸ごと召し上がれ
三州三河みりんレシピ
人気の薬膳スイーツを手作り「きんかんとしょうがのコンポート」
材料(作りやすい分量)
きんかん 1パック(10−12個)
しょうが スライスして6枚
クローブ・黒コショウ 5−6粒
シナモンスティック 1本(半分に折る)
三州三河みりん 1/2カップ
水 1/2カップ
白ワイン 1カップ
作り方
1.きんかんはきれいに洗い、ヘタを取り除いて竹串で数カ所穴を開ける。
2.鍋にすべての材料を入れて、火にかけ、煮たったら弱火にしてアクを取り除きながら20−30分ほど煮る。
3.温かいままでも冷やしてもおいしい。
みりんだけの甘さで広がるふくよかなうまみと香り
素材の風味を引き出す 三州三河みりん
ー伝統製法を守り、長期熟成ー
純もち米仕込み「三州三河みりん」 700ml 1,122円(税込)
株式会社 角谷文治郎商店
TEL 0566ー41ー0748
www.mikawamirin.jp/