令和版!名古屋めしのススメ vol.3|名古屋めしの扇のカナメ!”モーニング”
日本のほぼ中心に位置する大都市、名古屋。
利便性と発達した交通網を活かして、名古屋市内はもちろん、日本のどこにでも行き来しやすく暮らしやすい街。
さまざまな文化と歴史が育んだ名古屋の最大の魅力はその特有な食文化である“名古屋めし”だと思います!
ですが、その名古屋めしの魅力を感じられていますか?あまりにも身近な存在で名古屋めしを味わう機会が減ってしまっているのではないでしょうか?
名古屋めしの魅力を存分に感じ、発信できるのは名古屋に暮らす私たちの特権!
この「令和版!名古屋めしのススメ」では伝統的、そして進化を遂げた名古屋めしの令和という“いま”の姿をレコメンドしていきます!
第3回目の今回はモーニングをススメていきます!
目次
驚愕のサービスは名古屋一?!「シャンテーコジマ」
お店があるのは天白区原。
名古屋の南西に位置し、市営地下鉄・鶴舞線が通っているので名古屋市中心部や豊田方面へのアクセスも良い街。近隣にはいくつもの大学、プライムツリー赤池やららぽーと東郷といった商業施設もあり、暮らしやすい街だと思います。
住宅街が中心でありつつ、学生も多く集まることからコスパのいいお店が多い印象。
公共交通機関だけでなく、まもなく全面開通となる名ニ環や国道302号線沿いでもあり、車でのアクセスも良好な地域。
今回ご紹介するのは名古屋名物モーニングを提供する「シャンテーコジマ」さん。派手さのない外観がどこか落ち着く印象で、店名が「シャンティ」ではなく「シャンテー」なところもなぜかすごくしっくりきます。
こちらは喫茶でありながらパンやケーキの販売も行っているので、店内には双方の販売スペースと、店内奥に喫茶スペースが広がります。
私は朝8時ごろにお店を訪れましたが、充実した1日にするためにとモーニングを楽しむ方が多数見えました。
お店の詳細に入る前に名古屋めしの1つであるモーニングについておさらいしておきましょう!
モーニングについておさらい
名古屋めしという肩書きはついていますが、その発祥は一宮市と言われています。(諸説あり)昭和30年代の喫茶店で常連客へのサービスとしてコーヒーにトーストとピーナッツをつけたのが始まりと言われています。
それが名古屋、愛知県全域に普及し、名古屋めしと位置付けられるまでに至りました。
朝の喫茶店でドリンクを頼めばトースト、茹で卵が無料でついてくるサービスは地元民にはもちろんのこと、旅行客にも名古屋観光の一環として定着しており、中には夕方までモーニングを提供するお店も。
全国的に見ても喫茶文化が根強く、名古屋という大都市を食で朝から支えるのがモーニングなのです。
さて、ここまでモーニングについておさらいしてきましたが、その最大の魅力はドリンクを注文するだけでもトーストなどのフードが無料でついてくるサービス。ここでお店の個性が分かれるかと思います。ドリンクメニューをご覧の上で、こちらのお店のモーニングの魅力に驚いてください!
開いた口が塞がらない!モーニングの全貌とは…!?
なんと…。
午前7時から12時まで前日のパン食べ放題!
これ、すごくないですか?ドリンクを注文するだけで、前日のパンがどれだけでも食べ放題になるのです!「え?前日のパン?」と思われる方もいるかもしれませんが、むしろこのモーニングのために準備されているようなものです。
ドリンクの種類もコーヒーからフロートまで種類豊富。名古屋の喫茶文化が生んだモーニングという名古屋めし。その中でも群を抜くサービス精神を感じる「シャンテーコジマ」さんのモーニングを思う存分味わっていきましょう。
ホッと一息。朝のカフェイン摂取
私はブレンドコーヒーを注文。普段はなかなか時間が取れず朝にコーヒーを飲むことはないんですが、朝飲むコーヒーってめちゃくちゃほっこりしますね。優雅。ほどよいコーヒーの苦みが体を目覚めさせてくれます。
これはすごく個人的な話になるんですが、私の書く記事にコーヒーが出てくるのは快挙だと思っています。(笑)
これが無料…?モーニングから生まれた圧倒的な個性が魅力!
そしてコーヒーが提供されてから数分後、パンがやってきました!
サービスで提供されるパンは基本ランダムで、それぞれのパンの正式な名称は分かりません。ただ、確かなのはこのパンたちはすべて無料であるということ!
チョコレートソースが上にもかかり、中にも入ったもの、ストロベリーソースのかかったドーナツ、そしてコロッケパンがやってきました。印象的なのはコロッケパンで手作り感を感じ、安心感のある味わいです。
すべてを食べ終え、店員さんに声をかけるとおかわりのパンを持ってきてくれます。
1回目のおかわりでは、最初にもあったストロベリーのドーナツにチョコレートのドーナツ、中にストロベリーホイップが入ったドーナツ、そして包装されているのはモチっとした生地にアーモンドソースが挟まったものでした。
全体的に甘めのパンが多く、コーヒーが進みます。
次にやってきたのはメロンパンやかわいらしいくまさんのパン、そしてソーセージののったピザ!
甘いものが多かったので、ここで惣菜パンがきたのは嬉しいです!
普段は絶対に食べることのないくまさんのパンは生地がふわっふわで、私の想像を超えてきました!パン食べ放題といってもピザのようなものも出てくるし、1つ1つの大きさは小ぶりなので、結構おかわりできてしまいますよ!
お腹の具合をうかがいながら、次のおかわりを。
先ほどのソーセージに続き、ベーコンのピザ。そしてきんぴらの入った惣菜系のパン!これが今回のイチオシ!
甘辛のきんぴら、それを中和するマヨネーズがマッチ!変わり種ですが、これはリピートしたいくらい好みでした!
悩みましたが、これを最後のおかわりとします!
砂糖のかかった揚げパン、レーズンパン、そしてカレーパン。
最後にして私が好きなレーズンパン、カレーパンという2つが一同に会しました!
満腹の中でもこの2つが私の心に響いたのはもちろんのこと、サイズ感が小ぶりなのもありますが、パン生地がふわっふわで惣菜パンも軽く感じます。
そして前日のパンと言うよりもモーニングのために前日のパンを用意しているというくらいのクオリティを感じさせます!
私が食べたのは15個ものパンとコーヒー。
これでお値段はコーヒーの400円のみ!これが名古屋のモーニングだ…!
モーニングの常識を覆すサービスの数々!
モーニングという肩書きながら12時まで味わえるモーニング。そして午後もお得なサービスは続きます。
各時間帯でドリンクを注文すればお好みのパンをサービス。これが名古屋の喫茶文化が生んだ個性。サービス精神が豊富過ぎて感覚麻痺してしまいそうです。(笑)
名古屋の朝を支えるモーニング。これは私たちの生活を支えるものであり、そのサービス精神は観光客の方へのおもてなしの証ですよね!
今回私は名古屋めしの1つとしてモーニングを取り上げましたが、現在ナゴレコでは私の敬愛するライターの1人であるsibukiさんが“名古屋カフェ・喫茶のモーニング”というモーニングに特化した連載を行っておりますので、そちらもぜひご覧ください!
身近だからこそ、その魅力を感じにくくなっている名古屋めし。令和の”いまこそ”改めてモーニングの魅力を体感してみませんか?
INFORMATION
店名:
シャンテーコジマ
住所:
愛知県名古屋市天白区中平1丁目701
電話番号:
052-802-5590
営業時間:
7:00~20:00
モーニングは12:00まで
定休日:
火曜日・第3水曜日・夏期休暇
一人当たりの予算:
〜¥1,000
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