日本の食文化の象徴でもある“出汁”。
みそ汁に鍋、名古屋名物の味噌煮込みうどんや味噌おでんにも縁の下の力持ちとしてその存在は欠かすことができません。
さまざまな食材から出汁という旨味を得ることができ、その味は私たちの胃袋をホッと満たしてくれます。
今回は煮干しという出汁を探求し続けた末に辿り着いた1杯を提供するお店をご紹介していきます!
目次
煮干しに魅せられ、その魅力を1杯に集結!出汁が持つ無限の可能性を体感できるラーメン店「煮干 閏(うる)」
駅から徒歩圏内で駐車場も完備されており、アクセス良好◎
お店があるのは名東区上社。市営地下鉄東山線が走っており、このエリアは地下鉄でありながら地上を走行することで全国的にも有名ですよね。
名古屋を南北に通る幹線道路の国道302号線、上社ジャンクションもあることから名古屋市内だけでなく、さまざまなエリアからアクセスしやすい場所でもあります。

こちらが今回ご紹介していく「煮干 閏(うる)」さんです。渋い色味の看板が良い味出してますね。実はオープンの知らせが入った時から話題のお店であり、2025年に満を持してオープン!私も一刻も早く啜りたいと思っており、その念願がやっと叶いました。
最寄り駅は本郷駅であり、お店までは10分ほどと歩いて訪れることができます。また、店舗裏には専用の駐車スペースが4台分あるので、車で訪れることもできます。
同じ駐車場に他のお店の駐車スペースもあるので、そちらには絶対に停めないようにしましょうね。満車の場合は時間を改める、近隣のコインパーキングを利用するようにしてください。
店内に漂う煮干の芳醇な香りに酔いしれる

私は平日の11時30分頃に車で訪れ、ちょうど他のお客さんと入れ替わるような形で車を停めることができてラッキーでした。お店の前まで移動すると、そこまで煮干しの香りが漂っており、いざ店内へ足を踏み入れた瞬間、これでもかと煮干しの香りが鼻を突き抜けて食欲を刺激!めちゃくちゃいい香り!まだ何を注文するかすら決めていませんでしたが、この時点で美味しいと確信しました。
そんな煮干の香りが充満する店内は清潔感があってスタイリッシュな印象。厨房に面したカウンター席に加え、テーブル席も2つ用意されているので、家族連れや友人同士など複数名でも利用することができそうです。

注文は店内入ってすぐにある券売機での食券制。すべてベースに煮干が使われていて基本はラーメンのみの営業で、その名は「飴」と「鈍」。どんな代物なのか全く想像がつきませんが、それがワクワクさせてくれます。一体どんな代物なんだい…!

説明しよう!
この写真にある通り飴とは煮干と水のスープで作られた非常にシンプルな1杯。10種類以上の煮干を1杯あたり125グラムとたっぷり使った贅沢な1杯になっています。
そして鈍は煮干と豚骨のWスープになっており、あえて苦味を全面に出したもので、1杯あたり80グラムの煮干を使った1杯に仕上がっているそうです。
それぞれ麺量に違いもあり、この文面を見ただけでも1杯のラーメンへのこだわりが見受けられます。
先ほどオープンの一報が届いた段階から話題と触れましたが、店主さんは名古屋、そして東京の煮干ラーメンの名店、間借り営業などを経てこちらのお店を構えられたという経歴を持っているんだそう。まさにこのエリアに煮干香る新風を吹き込む期待の超新星なのです!2度目になりますが、もうこの時点で美味しいことは決まっています。
券売機の前で少しだけ思案した後、特製飴のボタンをポチっとプッシュ。和え玉も注文するか悩みましたが、1杯のラーメンに全集中することにしました。
お昼のピークを前にして9割ほど埋まっているカウンター席に案内され、セルフのお水を準備してラーメンの到着を待ちます。それにしてもラーメン啜る瞬間が近付くにつれてどんどん近付いてくる煮干の香りに胃袋が刺激されっぱなしです!ここまでくれば厨房、隣の方が啜っている1杯と煮干しに完全包囲されており、これはいい意味で四面楚歌という四字熟語を使いたくなってしまいます。
まさに落下の時をドキドキ、ワクワクと待つジェットコースターの如し。早くスープの中にダイブさせてくれ!と願うこと10分足らずで私の注文した1杯がやって来ました!
煮干の旨味が大爆発!全てが調和した圧巻の1杯は完飲必死!
●特製 飴 1,350円(税込)


改めてこちらが今回私が注文した特製の飴です!
美しい…なんて美しいんだ…!煮干の力強い香りとは似つかないようなビジュアルに少しときめきました。きれいに透き通ったスープから少しだけ顔を覗かせる細麺、それぞれの表情をしたチャーシューにトッピングのど定番である味玉と海苔。
見た目にも美しい1杯を、さっそく啜っていきましょう!

まずはスープから。煮干といえば独特の苦味、エグみすらも旨味の1つではありますが、このスープはそれをほぼ感じることなく、煮干の旨味だけをガツンと感じることができます!10種類以上の煮干の旨味だけを丁寧にろ過して抽出したような印象で、クリアで濃厚な旨味がぶわっと口の中に広がり、それが鼻へと抜けていきます。ほんの少しだけ残る苦味が旨味をより引き立てていますね。
マイルドで非常に優しい味わいながらも旨味が強いインパクト抜群のスープで、こんな味は今まで味わったことがありません!

衝撃的なスープの余韻をそのままに麺をリフトアップ。この麺も自家製麺と1杯に掛ける熱量が凄まじいです。
ストレートの細麺は啜り心地抜群で細いながらもパツパツとした食感が残っており、噛めば小麦の風味が漂います。煮干の旨味が凝縮されたスープとの相性は抜群で、ゆっくり味わいたいという気持ちと裏腹にどんどん箸が進んでしまいます!

トッピング類も豪華絢爛!チャーシューは鶏もも、調理法の異なる豚肉が2つと計3種を味わうことができます。三者三様の魅力がありましたが、私は特にレアでしっとりと仕上げられた豚のチャーシューの旨味が抜群で、追加トッピングしたいと思うくらいでした。
これらのチャーシューが大量に使われているというサイドメニューの肉飯も、次回訪れた時に絶対食べたいな…。

半熟トロトロで味がしっかりと染みた味玉は特別感がありますよね。食感と甘味のある玉ねぎは煮干の旨味が詰まったスープとの相性を感じ、同じ海の言うこともあってか海苔がマッチしている印象を受けました。
磯感がある海苔で麺を包んでスープに浸して頬張れば、海の恵みが全細胞へと染み渡ります!

同行者の鈍も少しだけ分けてもらいましたが、私がいただいた飴とは全くの別物!
苦味強めという説明通り最初に煮干の苦味とエグみがダイレクトにやって来ますが、煮干の旨味と豚骨の旨味が相まってちょうど良い塩梅。クセになる味わいで、ひと口、またひと口と箸とレンゲが進んでしまう1杯に感じました。
限定メニューでの営業も!詳細はお店のSNSをチェック!
お腹に余裕があれば飴と鈍、2杯を同時に啜る連食もありだなと思うくらいの衝撃を覚えました!
さまざまな要因で1杯1,000円を超えるラーメンが増えてきたのは事実ですが、これだけこだわり抜いた1杯ならむしろお値打ちと感じるくらい満足度で、絶対また啜りに来たいです!こちらの煮干ラーメンはラーメンという1つの答えに達していると思いました!
曜日によって営業時間が若干異なり、つけ麺のみの営業をされることもあるので、詳細はお店のSNSをチェックしてください。
みなさんも「閏」さんの煮干の魅力を存分に感じることのできる1杯で、ラーメンの新たな扉を開いてみてください!
INFORMATION
店名:
煮干 閏(うる)
住所:
名古屋市名東区上社5丁目308 シャトー東山 1F
営業時間:
[火・日]11:15〜15:00
[水・金・土]11:15〜14:00/18:15〜21:00
定休日:
月・木+不定休
※営業カレンダーを要確認
一人当たりの予算:
¥1,000~¥2,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。







