一人呑みのススメVOL.5|名古屋名物×ワインで奇跡のマリアージュを堪能!?
なんだか無性にお酒が飲みたくなるとき、きっと誰にでもありますよね。
私は宴会などお酒の席の雰囲気がすごく好きです!
乾杯から始まる楽しい時間…でもお酒の種類や飲み方は十人十色。それを知ってほしいから…。
「一人呑みのススメ」
お酒を愛してやまない私、にしむーが一人呑みの魅力を発信していきます!
第5回目の今回は名古屋目物のあれでしっぽり一人呑みできるお店をご紹介していきます!
名古屋名物の味噌おでんが大人気の和バル「カモシヤ」
今日はどこで呑もうかな。
私がやってきたのは栄。名古屋随一の繁華街で、今もなお更なる発展を続けようとしています。
正直、呑みに行くとなった時の第一候補に挙がるのはまず栄だと思うんですが、地下街からの出口が多すぎて、いまだにどの出口から出たら、どこに出るのか分からなくなる時があります。(笑)
お店への最寄りの出口は3番出口。久屋大通公園沿いにあり、テレビ塔、久屋大通駅方面へと歩いていくと今回ご紹介するお店が見えてきます。
和の趣きが漂う店構えの「カモシヤ」さん。
雰囲気抜群。カモシヤと書かれたのれんには味噌おでん・さけ・つまみの文字が。
そう、こちらは名古屋名物の1つでもある味噌おでんがいただけるお店。しかし、ただ美味しい味噌おでんがいただけるだけじゃないんです。もちろん一人呑みにもピッタリ。その魅力をしかと味わいたいと思います!
店内は厨房に面したカウンター席、壁面にテーブル席、店内の奥にはちょっとした個室があります。
そして壁面にはズラーっと著名な方々のサインが!
個人的には夢眠ねむ(ねむきゅん)のサインがあって、高まりました!(ステッカーが貼ってある番組を私はリアルタイムで見ていたため)
このサインの数々を見て分かるように、こちらは名古屋のソウルフードでもある味噌おでんの人気店!
利用の仕方は人それぞれ。でも「人それぞれ好みはあるけど、どれもみんなきれいだね」と歌ったあの名曲があるように、私はこちらでの一人呑みを激プッシュしたいんです!
人気店だから予約しておくと確実かもしれませんが、一人だから空席にスッと入ることができるし、早い時間やピークの時間が過ぎた時はなおさら狙い時です!
お一人様だからこそ、得することもあるのだ!
大体いつも私はドリンクからメニューを紹介することが多いんですが、今回はそこが肝になるので、露骨に焦らしてフードメニューからご紹介していきます!(笑)
逸品料理も充実しており、〆まで堪能できますが、やはり注目はおでんですね。定番のものから変わり種までそそられるラインナップとなっています。どれ食べよ…。
そしてドリンクメニューがこれ!いわゆる定番が多いですが、1番目に入りやすいところにあるのはワイン!
そして壁面にも、ボトルワインのメニューがドーンと鎮座しております!カモシヤさんの魅力は味噌おでんにワインを合わせることを勧めているんですね。
フランスでは料理とワインの相性がいい時にマリアージュという言葉を用いるので、味噌おでんとワインのマリアージュを楽しむことができるということになります。
一応前置きとして今日は何から呑もうかな?という文章を置きつつ、私の本心は「ビール!ビールビール!早く生が呑みたい!早く!」だったことをお伝えしておきます。(笑)もちろん1杯目は生ビールを。
こ、このジョッキは…!
「説明しよう!このSAPPORO the PERFECTとは完璧なサッポロ黒ラベルを提供するお店の証!泡、ジョッキ、温度、この3つの品質が高い、すなわち最高のビールが呑める証拠なのだ!」
写真で見ても7:3の黄金比率と泡のクリーミーさが伝わると思います。めっちゃ旨そう。
では、乾杯!
この一人呑みのススメの連載が始まってから、1杯目はずっとビールなんですが、毎度その1杯目のビールの旨さは前回のそれを超えてきますよね!
…ということは、この連載が続けば続くほどにビールは旨くなり続ける…?
私はさっそくおでんを注文。その際におばんざいを出していただきました。
筍とこんにゃくのきんぴら。「恋しちゃったんだーたぶん、気付いてないでしょー♪」と春の名曲を歌い出したくなるくらいに春を感じる逸品でした!(笑)
季節の移ろいも感じにくい世の中ですが、それを感じさせてくれるのは旬の食材ですね!
そしてカウンター席の特等席に座った私の前に見えるのは、グツグツと煮込まれる味噌おでんの数々!
この鍋の中で名古屋の食がふつふつと踊っているんです…!
おでんの中で踊る中から私が選んだのは、定番と言えるこんにゃく、大根の2品。
おでん界のよく味が染みる2トップを選択したつもりです。好きなものを好きなだけ、これが一人呑みの良さですよね。
褒め言葉として使いますが、もう我々の知っている大根の色じゃないくらい染みた姿をされております。
大根からいただきました。ほろほろと崩れていく柔らかさ。おでんの醍醐味がここに詰まってますね!
そしてこんにゃくも食感が良く、出汁がこれでもかと染みています!
その出汁の味なんですが、思ってる以上にあっさり! 味噌おでんって甘ったるいイメージもあるじゃないですか。こちらは赤味噌にしじみの出汁を合わせることでそれぞれの旨味が調和しつつも、スマートに洗練された印象。
味噌おでんがモデル化されてランウェイでポージングを決めてる感じがします!
ビール欲が満たされたので、ハイボールにシフトしました。ちょっと前までハイボールってあまり得意じゃなかったんですが、どの料理にも合うハイボールの懐の深さに惹かれつつあります。
おでんをつまみながらグビグビと飲み干しました。
この日の優勝の登場です!
それがこのアボカドのおでん!注文を受けてから作り始めるというこのおでん。正直まったく味の想像がつきませんが、これで優勝するには…。
赤ワインでしょ!軽やかで飲みやすいピノノワールの赤ワインを出してくださいました。
アボカドの味噌おでんと赤ワイン、結果として最高でした。圧倒的な強さを見せての優勝!
アボカドはねっとりとした食感で少しスパイスを感じます。そこにしじみを効かせた味噌おでんの出汁が入ることで絶妙のバランス。それを軽やかな赤ワインで流し込む…。
初めて味わう感覚…これが味噌おでん×赤ワインのマリアージュか…!
どう表現すればいいのか迷うとこなんですが、これは”あざとい”逸品。女性芸能人で例えるなら田中みな実のそれ。悔しいけど、圧倒的にかわいい。“あざとかわいい”を“あざと美味しい”にした感じです。
これはぜひ味わって、ワインとのマリアージュを楽しんでほしいです。
そしてこちらでもう1つ味わってほしいのが、この名古屋ハヤシ。新しい名古屋グルメをと様々なお店が提供しており、赤味噌を使うなど名古屋ハヤシとして提供するにはいくつかの条件を満たさないといけないんですね。
全ての料理を映えさせ、より美味しく、マイルドにするための魔法“卵黄”召喚!
硬めのご飯に赤味噌を感じるデミグラスソース、肉の食感も感じる複雑な味わい。何かクセがあって食べ進めてしまう感じは揃いそうで揃わない、面白いルービックキューブのよう。
お酒のアテ煮つまみながら、〆ることができる逸品!ワインが進むぞ…。
想像を越える新たな名古屋グルメの楽しみ方がここに!
これは私の個人的な意見なんですが、名古屋に住んでるとあまり名古屋名物とつくものって日常的に食べないんですよね。
「カモシヤ」さんはその名古屋名物を新たな視点から見て、それを味わうことができます。一人呑みとのマリアージュも最高でした!
酒場という非日常でほろ酔いに。あなたも一人呑み、始めてみませんか?