一人呑みのススメVOL.11|ユニークなシステムを採用した裏路地酒場

一人呑みのススメVOL.11|ユニークなシステムを採用した裏路地酒場

お酒が飲みたい時って誰にでもありますよね。

私は宴会などお酒の席の雰囲気がすごく好きです!

乾杯から始まる楽しい時間…でもお酒の種類や飲み方、合わせる肴だって十人十色。それを知ってほしいから…。

「一人呑みのススメ」

お酒愛してやまない私、にしむーが一人呑みの魅力を発信していきます!
第11回目の今回は新たにオープンした面白いシステムを採用しているお店をご紹介していきます!

栄の人気店の姉妹店はアジアンな香りがする酒場「裏路地酒場ヘム」

今日はどこで呑もうかな。私が訪れたのは矢場町。名古屋随一の繁華街にして観光スポット。

私は気になるお店をインスタなどで探すこともあるのですが、ぶらぶらお散歩しながら新しいお店を見つけることもよくあります。そういう意味ではこの周辺はさまざまな変化の多い街。

夏のうだるような暑さのもと、外でビールを飲んでいる人もいれば、冬のイルミネーションが煌めく中で暖を取ろうと1杯呑んで帰ろうとする人もいます。そんな中で今回ご紹介していくお店は今年オープンしたばかりのお店。

矢場町、大須からのアクセス抜群

名古屋人であれば誰しも分かるであろう、名古屋名物味噌カツでお馴染みの矢場とん本店。抜群のアクセスを誇るその裏路地にあるのが「裏路地酒場ヘム」さん。

あえて懐かしさを感じる外観は、すぐそこにある大須商店街の街並みにも馴染んでおり、新しいながらも違和感を感じさせません。

フロアごとに異なるコンセプト!立ち飲みでユニークなせんべろを!

こちらは3階建ての建物で、私が利用したのは1階。調理スペースが店内奥手にあり、客席はカウンター、机代わりのドラム缶で飲食できる立ち呑みスタイル。

ドラム缶風呂は見聞きしたことありますが、ドラム缶机はなかなかレアじゃないですか?こういう狙いすまされた雑多な感じがマッチしています。

先に「ヘム」さんの面白いシステムをご紹介していきます!

私が今回利用したのは1階の立ち飲みで飲食できるスペース。2階はテーブル席をメインにしたスペース、そして3階はなんと1分10円飲み放題のスペースと各階によって違ったコンセプトを持ち、さまざまなシーンで利用することができるのです!

1分10円飲み放題なんて初めて聞いたけど、いろいろ大丈夫なんでしょうか…?僕はひとつなぎの大秘宝を見つけてしまったのかもしれません…!

そしてこの「裏路地酒場ヘム」さんは、なんと栄のせんべろ酒場として人気を博している「社交酒場イム」さんの姉妹店なのです!1人呑みラバーの私は常々「イム」さんを利用しており、姉妹店の誕生に喜びの歌が鳴り止みませんでした!

ちなみに「社交酒場イム」さんは私がナゴレコのライターになって初めてレコメンドしたお店でもあります…!

さまざまな魅力が詰まったお店で、この全貌を紹介するとなると1本の小説くらいのボリュームになってしまうため、今回は1階の立ち飲みスペースにフォーカスを当てて、お届けできたらと思います!

1階はせんべろメニューがメインとなっており、その中からドリンクメニューをご紹介していきます。

酒場の基本的なドリンクを網羅している印象。その中で所々に見られるパクチーの文字…これは…?

フードメニューにも見られるパクチーの文字に異国を感じるフードたち。こちらのコンセプトはアジア、エスニック系の料理がいただけるのです!

エスニック系のお店って少し間口が狭い印象もありますが、立ち呑みという気軽さが距離を近づけてくれますね!

そしてこちらのユニークなシステムのもう1つがせんべろにあります。1,000円で酔える全人類のお財布に優しいシステムで、こちらのせんべろは前金制。店員さんに1,000円手渡すともらえるのは…。

麻雀牌を渡して注文するスタイル!

この麻雀牌!1,000円が麻雀牌となり、その1つがフードやドリンクに変身するというシステムなのです!ユニークさだけでなく、ここまで選択肢のあるせんべろはなかなか見かけません。

姉妹店の「イム」さんでは1,000円がキューピーキちゃんに変身するなど、呑む楽しさを感じさせてくれますね!私は多少なりとも麻雀の知識があるので、これで和了り役(あがりやく)を作ったり、ポンしたりして遊びたい衝動にかられました。

いざ、乾杯…!

さて、今日は何から呑もうかな。 

前置きとしてそう書いてますけど、ビール一択なわけですよ。早くサーバーから注がれた美味しいビールが呑みたい。許されるならこちらからビールをお迎えにあがりたい。

では、乾杯…!

相変わらず旨すぎるな。この1杯で大体のことは昇華されると思っています。ビールを一口呑んだ時の開放感は比喩できないものがありますね。

最大の魅力は気軽にエスニック料理の数々!

最初のフードで注文したのはトムヤム唐揚げ。タイ料理の代表格であるトムヤムクンを唐揚げに落とし込んだ逸品です。食べる前からビールに合うことが約束されてるやつですねこれは。なかなかのボリューム。

鶏肉のジューシーさはもちろんですが、やってくるのはほどよい辛味と酸味。お口の中はエスニックな異国へと化しました。これはビールだわ、呼応するようにビールで流し込めば唐揚げ→ビールのループしていくこと間違いなし。

エスニック料理ってビールに合いますよね。こういう料理がせんべろで味わえるのは非常に嬉しいです!

当然の如くビールをおかわりし、いい感じで高揚感が高まってきております。

「いま作ったばっかりなんで、良かったら試食で…」と出してもらったきんぴら。店員さん、君こそスターだ!こういう気配りを感じるお店って素敵ですよね。

ここは時間内であれば何回でもせんべろの追加ができること。新たな麻雀牌が召喚されました。どのお酒で和了って(あがって)やろうか…。

ドリンクの追加はパクチーハイボール!ハイボールに草生えてるみたいで笑えますね。(笑)

パクチーは好き嫌いが結構分かれる食材ですが、私は問題ないタイプなので、香りを出すためにマドラーで潰しながらいただきます。

パクチー香るハイボール、飲み口はスッキリするし、パクチー好きの人はまるで水のように呑めるやつだと思います。

追加フードは麻雀牌2枚分を使った手の込んだ逸品である台湾風肉巻き半熟卵。これネーミングからして酒盗の香りがプンプンします。

私は割と欲求に素直に生きているので、グルメライターの技術の1つである、卵を半分に割って黄身の断面が見えて美味しそうな写真がないことをご了承ください。

それを撮り忘れるくらいな逸品で肉巻きに台湾を感じる風味で、そこにしっかりと味の染みた半熟卵が絶妙の相性。全体的に濃口の味付けなので、予想通りの酒盗!勢い的にこれなら卵1パック分くらい食べれそうです!

この台湾風肉巻き半熟卵にはやっぱりビールでしょ!ということでビールをサイズアップして流し込みます。

数日後…気付いたらまたここでせんべろを頼み、ビールを呑んでいる…嗚呼、なんて素敵な日だ。

ナゴレコの公認グルメライターとしてもっといろんなものを呑んだほうがいいのかもしれませんが、そんな事情を吹き飛ばすほどビールが好きだし、ビールが旨いんだから仕方ない。

この日は生春巻きを注文。エスニック料理の定番ですよね。

生春巻きってめっちゃ旨いけど、作るのにめっちゃ手間がかかるじゃないですか。それがせんべろで気軽に味わうことができるのは嬉しいです!

エビ、レタス、アボカド、パクチー、オニオン…と具沢山!チリソースとの相性も抜群だし、あっさりなのでこれは無限にいけるやつです。

エスニック料理だけでなく、定番の塩唐揚げもジューシーでパクパクといけてしまう逸品。こういう食べ方をするのは酒呑みの知恵かもしれませんが、先ほどの生春巻きのチリソースにこの塩唐揚げをつけて食べたら有無を言わせない旨さになりました。

こちらはどのフロアでもアジアのビールを注文することができます。中にはなかなかお目にかかれないものもあり、私はその中からフェダブロイというタイのビールを注文。

アジアのビールって軽やかで飲みやすいものが多いんですが、このフェダブロイは飲みごたえを感じる1杯。日本のビールにはないものを感じました。珍しいものも揃っているので、1度味わってみてほしいですね。

昼飲みもできる汎用性の高さはリピート必死!

エスニック料理を立ち飲みで、しかもせんべろで味わえるのは非常に珍しく、名古屋にはあまりないタイプの新しい酒場だと思います。

手の込んだエスニック料理を立ち飲み、せんべろという気軽な形で味わえるのは非常に魅力的なので、ぜひ訪れてほしいです!

酒場という非日常でほろ酔いに。あなたも一人呑み、始めてみませんか?

INFORMATION

店名:

路地裏酒場 ヘム

住所:

愛知県名古屋市中区大須3-7-18

営業時間:

17:00~24:00

[1階 立ち飲み せんべろタイム]
(平日) 17:00~23:00
(休日) 17:00~21:00

定休日:

不定休

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。