一人呑みのススメVOL.12|こんなお店を待っていた!立ち飲みで味わう本格ビストロ

一人呑みのススメVOL.12|こんなお店を待っていた!立ち飲みで味わう本格ビストロ

お酒が飲みたい時って誰にでもありますよね。
私は宴会などお酒の席の雰囲気がすごく好きです!

乾杯から始まる楽しい時間…でもお酒の種類や飲み方、合わせる肴だって十人十色。それを知ってほしいから…。

「一人呑みのススメ」

お酒愛してやまない私、にしむーが一人呑みの魅力を発信していきます!

栄に生まれた1人で気軽に呑めるビストロ「モダンビストロ μ(ミュー)」

今日はどこで呑もうかな。私が訪れたのは栄。行く先々に飲食店が軒を連ねる名古屋随一の繁華街で、その分各店の競争も激しい印象です。

それだけあって本来は多くの人が行き交う街、早くみんなで宴会できる世の中が戻ってこないかなと切に願うばかり。

お店は栄の中でも住吉エリアに位置し、ロフトが入るナディアパークが近くにあります。

飲食店がいくつも入るビルの2階に、2020年11月にオープンしたのが「モダンビストロμ(ミュー)」さん。店名からおしゃれが止まりませんね…。

1つのお店で2つの楽しみ方ができる二刀流の営業形態!

さて、こちらのお店は2通りの楽しみ方ができるのです!

1つはビストロとしての魅力を存分に味わえる「Restaurant μ」。そしてもう一方はビストロをより気軽に楽しめる「Stand μ」で立ち飲みというフランクな形でビストロを味わうことができるのです!

声を大にして言いますが、こういうお店を待ってた!私みたいな庶民にはビストロはハードルが高いんですよ…。発泡酒をプレミアムビールに変え、割引になったお惣菜でビールを飲むのがプチ贅沢みたいな私にはビストロというお店、その空間のハードルは高いものでした。

手の込んだビストロを気軽に楽しめるお店は稀有される存在だと思います!

お店に入ると正面にあるのはキッチン。そして右手には本格的なビストロを味わえる、薄暗く雰囲気抜群のレストランスペース。そして左手には明るく開放感のある立ち飲みスペース。

今回私が利用したのは立ち飲みスペースだったのですが、この世のおしゃれがそこには詰まっています!

ちなみに立ち飲みスペースを利用する時はおじさんの番号札を持っていきます。(笑)これだけおしゃれなのに番号札はおじさんという点にギャップ萌え。

メニューをザッとご紹介していきます。

ドリンクメニューはビストロを感じるラインナップで、流行りのレモンサワー、クラフトジンもしっかり押さえています。

その中でも注目はやはりワイン!こちらは少しでもたくさんのワインを味わえるように、ワインを量り売り方式で提供しているんです!

個人的に食事とマリアージュをじっくり味わうワインにはぴったりだと思うし、いろいろ試すことができて嬉しい!

フードは立ち飲みに合わせ、ちょっとつまめるものがメイン。それにしてもビストロがこの価格…!これも立ち飲みの魅力ですね!オラ、ワクワクすっぞ!

いざ、乾杯…!

さて、今日は何から呑もうかな。

やっぱり1杯目はビール!1人でもみんなとでも乾杯の1杯目はビールが呑みたい。お酒を呑み始めたころはビールそこまで好きではなかったのですが、少しずつ味が分かるようになり、ビールからさまざまなお酒に手を出すようになりました。今日も最高に旨そう…!

では、乾杯…!

旨い、やっぱり今日も最高にビールが旨い…!

いつも前回の旨いを超えてくるビール。そしてこちらのビールは薄はりのグラスで提供されています。少しコアな話になりますが、薄はりグラスで呑むビールってめちゃくちゃ旨いんですよ。ジョッキで呑むと「ゴクッ」|っと入ってくるのですが、うすはりグラスは「スーッ」と入ってくる感じ。

これだけ滑らかに入ってくるとどれだけでも呑めてしまいそうです…。

本格ビストロを気軽に味わえる驚異のコスパ!

最初にやってきたフードはジビエのパテ。猪をベースにしたパテのようで、ジビエにありがちなクセや臭みなどは一切感じません。その上で感じるのは複雑なスパイスの風味。

一応グルメライターとしてこのパテの味を表現するべきなのでしょうが、それを放棄したくなるくらい複雑な味わいです。(笑)ワインと合わせたくなるような芳醇さを感じさせる逸品に仕上がっています!

 

ここで赤ワインを注文。パテとのマリアージュを楽しんでいたのですが…。そのマリアージュに完璧写真を撮るのを忘れていました…こういう時もあるのです…すみません。次に注文したフードにチラッと映り込んでいるのですが、深みを感じる重ための1杯でした!

パテを味わった後に注文したのはクリームコロッケ

なんてかわいらしいビジュアルなのか…。そんなかわいらしいビジュアルのクリームコロッケですが、実はなかなかの個性派!その中には奈良漬けとレモンピールが入っているのです!

興味本位で注文したこともあり、その味はまったくの未知数でしたが、これが絶妙のバランス!

奈良漬け特有の風味、レモンピールの爽やかな香り、ベースのクリームがきれいな三角形を描いています!素直にどういう発想したらこんな料理思いつくんだろうか…と偉そうに関心してしまいました。

重ための赤ワインとの相性も抜群!品とクセを感じる逸品で、このかわいいサイズ感から、私はこのクリームコロッケなら30個は食べれると思ってます。

 

ここから別日に訪れた時のもの。

前回は1杯目がビールで即決だったのですが、今回は泡から始めたい気取った気分の日だったので、立ち飲みスペースでいただけるワインリストから泡をいただくことにしました。

ちなみにこの黒板に記されたワインは下にいくにつれて濃い味わいとなっているとのことです。

イタリアのソラリスという微発泡のスパークリングワインをからスタート。

これは本当にお酒なのかと勘違いするくらいの呑みやすさ。これならいくらでも呑めてしまいそう…。あえて支離滅裂なことを言いますが、このスパークリングワインの流れる滝で滝行がしたい。

最初に注文したフードはウフマヨ。最近では前菜の定番になってきました。この前菜にも花びらが添えられていて、美しい…。

半熟玉子を割ると黄身が溢れ出てきて美味しそう!

それにしてもこの写真、めっちゃ食欲をそそる感じに撮れたな…改めて見ても本当によく撮れてる。

半熟玉子の濃厚な味はもちろん、それを引きたてるマヨネーズはトリュフ香るマヨネーズ。リッチな味わいに思わず笑みがこぼれてしまいました…!

追加フードは白レバームース

何かよく分からないけど、100羽に1羽しか取れない希少な部位なんだそう。この注文の時に人生で初めて白レバーのムースという言葉を発したため、その希少価値も何も分かっていませんが、そんなものをこれだけ手軽にいただけるこの空間が最高であることをお伝えしておきます。

肝心の白レバーのお味ですが、滑らかで濃厚なのにくどくない…!生臭さなんて一切なく、お美味しいを構成するもののいいとこ取りですね。

ハチミツ、ブラックペッパーもいい塩梅を演出しています。上手に伝えようとすれば伝えようとするほどその表現に困るので、シンプルに「旨いからこれは食べとけ」って言っておきますね。

ここでドリンクを赤ワインにシフト。あとチェイサーも。お酒を楽しむためにもお水、大事。

私は断然赤ワインの重たいものが好きなので、イタリアのバルベーラをお願いしました。いい感じでまとわりつく濃厚なワインの風味がたまらない…。つまみとともにチビチビと呑みたいやつですね…。

このクオリティのワインがワンコイン切るとは…素晴らしいコスパです…!

赤ワインに合わせるのはチョコレート

私は赤ワインにチョコレートのマリアージュを楽しむのが大好きで、この組み合わせにお金を支払って飲食するという対価を強く感じています。本来ならチョコレートだけなのですが、心優しい店員さんがナッツを添えていただきました。ありがとう、君がいてくれてホントよかったよ。

お店の方といろいろと話をさせてもらいながら、ゆっくりと味わいました。

立ち飲みは驚きのコスパ◎プチ贅沢を身近します!

立ち飲みの魅力はその気軽さコスパの良さ。ビストロは本来その双方をなかなか満たしにくいサービス、手間暇が詰まったお店が多いのではないでしょうか。その双方を満たすのが今回ご紹介した「μ」さんの魅力だと思います。サラッと言いますが、今回がこの連載の最終回で、この「一人呑みのススメ」で紹介することができて、本当に嬉しい…!

料理やその値段はもちろんですが、一人呑みの魅力って実はコミュニケーションだと思っています。こちらでもたわいもない話をお店の方としながら、呑むお酒はやっぱりより一層旨い…!お酒と人が繋がって、お気に入りのお店が行きつけのお店になっていけばいいなと思います!

酒場という非日常でほろ酔いに。あなたも一人呑み、始めてみませんか?

INFORMATION

店名:

μ (みゅー)

住所:

愛知県名古屋市中区栄3-11-15 LRDビル 2F

電話番号:

052-211-9599

営業時間:

立ち飲み17:00〜24:00
レストラン17:00〜24:00

定休日:

年末年始

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。