北海道にはバラエティ豊かな名物グルメがあります。
私が普段暮らしている札幌市は、北海道の中枢都市であり、北海道グルメの中心地！
過去にこのシリーズでご紹介した「スープカレー」や「ジンギスカン」の銘店も、この札幌市内に数多くあるんですよ♪
今回ご紹介するのは、“札幌名物”として昭和の時代から多くの人に親しまれてきた「札幌味噌ラーメン」です。
名古屋にいながらも「札幌味噌ラーメン」の面影を感じることができる1杯を探し、さっそく食べに行ってきました。
目次
グルメサイトとSNSを駆使して「元祖札幌味噌ラーメン」の面影を検索！名古屋でもっとも近い1杯は「麺屋壱正 中川店」
キーポイントは“白味噌”“ひき肉”“もやし”の3つ！「元祖札幌ラーメン」の面影を探して
訪れたのは、名古屋市内には中川区と守山区に店舗を構える「麺屋壱正」さん。
全国各地の味噌を使用したバラエティ豊富な味噌ラーメンをいただくことができる、味噌ラーメンの専門店です。
今回は、あおなみ線荒子駅から徒歩5分のところにある「麺屋壱正 中川店」さんを訪問しました。
このお店を選んだ理由は、白味噌を使いもやしとひき肉をトッピングした“見た目の特徴が札幌ラーメンの元祖にもっとも近かった”こと。
グルメサイトやSNSを駆使して名古屋市内のラーメン店をたっぷりと探した結果、「見た目が一番似ているお店を訪問してその味を確かめてみよう」と思い、さっそくこのを訪れたのでした。
誕生のきっかけはなんと“味噌汁”！？「元祖札幌味噌ラーメン」のルーツを紐解く
まず初めに、「元祖札幌ラーメン」について少しお話したいと思います。
今では味噌ラーメンが名物としてすっかり定着した札幌ですが、実は1960年ごろまで、ラーメンの主流は“醤油ラーメン”だったんです。
札幌で初めて味噌ラーメンの提供を始めたのは、札幌市中央区にある「味の三平」さん。
このお店の創業者が「味噌は体にいい」という持論から創意工夫し、“味噌汁”からヒントを得た「味噌味メン」を作ったことがルーツと言われています。
また、健康を考えて化学調味料は一切使わず、炒め野菜がたっぷり入っているところもポイント！
「味の三平」さんは今でも札幌市民に愛され、代替わりはしたものの、創業当時の味をしっかりと守りながら営業を続けていますよ！
味噌ラーメンを求めていざ店内へ！靴を脱いでゆったり食事ができる掘りごたつ席も完備
店内にはテーブル席とカウンター席があり、奥のフロアにはわずかに小上り席も設けられていました。
今回案内されたのは、6名で利用ができる掘りごたつの席。
私は友人と2人で来店したので、この広さは贅沢すぎるゆったり感でした。
思っていたよりもちょっと“赤い”！？さっそく「札幌味噌らーめん」をオーダー
メニューを開き、さっそく目当ての味噌ラーメンをオーダーします。
こちらのお店の「北海道味噌ラーメン」には、佐渡味噌に近い濃厚＆塩味が強い白味噌を使用。
前述した「味の三平」さんでも、味噌ラーメンのスープに新潟から取り寄せた味噌を使っています。
この日は朝食を食べた時間が遅くさほどお腹が空いていなかったので、私は「半麺セット」をオーダーしました。
※友人は通常サイズの同じラーメンをオーダー
濃厚味噌の風味が染みる馴染みのあるあじわい！実食しながら感じる“類似点”と“相違点”
●北海道味噌らーめん 845円（税込）
こちらが今回オーダーした「北海道味噌ラーメン」です。
札幌味噌ラーメンの“元祖”と同じ、ひき肉と炒め野菜がたっぷりとトッピングされた濃厚な1杯。
おそらく北海道をイメージしたのであろう皮付きのフライドポテトは、地元・札幌ではあまり見かけないトッピングなのですが、味噌スープとの相性がよく美味しくいただきました。
札幌味噌ラーメンの特徴と大きく違うのは、ラーメンに使用されている“麺”。
主な札幌ラーメンは地元の製麺所が製造する“ちぢれ麺”を使用しているところが多いのですが、こちらの麺は他の地域のラーメンとあまり差がないように感じました。
黄色くて縮れた麺は、麺にスープが絡みやすくスープの味をしっかりと感じられるという特徴があります。
もし札幌を訪れて昔ながらの味噌ラーメンを食べる機会があれば、ぜひ麺の特徴にも注目してみてくださいね！
●北海道味噌らーめん/半麺セット 845円（税込）
「半麺セット」にはサラダがついてきます。
今回は＋130円（税込）のコーンをトッピングしてみました。
サラダドレッシングは「青じそ」「胡麻」の2種類から選ぶことができます。
コーンをトッピングしたからなのか、私のラーメンにだけ穴あきのレンゲがついてきました。
たしかに、このレンゲがあると野菜やコーンがとても食べやすかったのでありがたいサービスです。
さすが味噌ラーメンの専門店！サービスで「味噌キャベツ」が食べられる
オーダー時にテーブルへ運ばれてきたのは、なんの変哲もないキャベツと味噌が乗った小皿。
これは味噌の味を楽しむためのもので、味噌にこだわる味噌ラーメンの専門店ならではの粋なサービスなのだと思わず嬉しくなりました。
みなさんも「麺屋壱正」さんで、美味しい味噌ラーメンを堪能してください。
そしていつか、本場・札幌にもラーメンを食べに来てくださいね！
INFORMATION
店名：
蔵出し味噌麺屋 壱正 中川店
住所：
愛知県名古屋市中川区篠原橋通3-17
電話番号：
052-387-7656
営業時間：
11:00～22:30(L.O.22:00)
定休日：
火曜日、元日
一人当たりの予算：
〜¥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
