川名|旭川市民が愛する超ローカルフードを名古屋で!道産子オーナーが手掛けた「バナナ焼き」の専門店

川名|旭川市民が愛する超ローカルフードを名古屋で!道産子オーナーが手掛けた「バナナ焼き」の専門店

生まれも育ちもずっと北海道。
これまで北海道の道央圏~道北圏で生活してきましたが、長年北海道に住んでいてもまだまだ知らないご当地グルメがあるようです。

今回ご紹介するのは、道北圏最大の都市・旭川市のソウルフード。
私自身この街でおよそ2年間暮らしていたにも関わらず、つい最近まで知らなかったご当地スイーツがありました。

そんな“超ローカルグルメ”の専門店が名古屋に進出していたことを知り、さっそく訪問へ!
北海道出身の初代オーナーの思いを受け継いて営業を続ける「バナナ焼き」の専門店をご紹介します。

見た目は“バナナ”!その味は“大判焼き”!?旭川で愛される名物スイーツの名を冠した「バナナ焼きのパピリカ」

実はその歴史は深い!北海道第2の都市・旭川で愛される「バナナ焼き」とは

北海道民でも知らない人が多い“超ローカルグルメ”!

今回紹介する「バナナ焼き」は、見た目はたしかに“バナナ”なのですが、その味は全国どこにでもあるたいやきや大判焼きと近しいものがあります。

その発祥は、北海道の中央からやや北部に位置する北海道第2の都市・旭川市のたい焼き店「だるまや」さん。

バナナ焼きの誕生は昭和26年まで遡り、初代店主が戦後の東京・アメ横でバナナの焼き型を見つけて自店で採用したことがきっかけでした。

創業当時は塩辛い味だったあんこは今ではほどよいあまじょっぱさが美味しい万人受けするものへ変化し、現在は3代目店主が店に立ってその味を守り続けています。

そんな「だるまや」さんの味に感銘を受け、北海道から名古屋へ渡り専門店をオープンさせたのが、今回訪問した「バナナ焼きのパピリカ」さんの初代オーナー。

現在初代オーナーは北海道へ戻ってしまったそうですが、同じ思いでお店を続ける2代目オーナーが店頭に立ち、昭和区の川名公園のそばで営業を続けています。

 

黄色いひさしが目印!川名公園のそばに建つ「バナナ焼き」の専門店へ

「バナナ焼きのパピリカ」さんは、川名公園横を走る国道153号線に面したバナナ焼きの専門店。

遠くからでも目立つ黄色いひさしが目印です。

 

どことなく香る昭和感♪バナナを彷彿させる“イエロー”を多用したレトロな雰囲気の店内

古い建物をリノベーションした店舗の中は、どことなくレトロな雰囲気が漂います。

メニューやコーヒーミルのカラーは“イエロー”。

これは先代の頃から使われ続けているものなのだそうですが、バナナをイメージしてこのカラーを選んだのでしょうか。

バナナ焼きの専門店として営業していますが、コーヒーやハーブクッキーなども販売されています。

 

北海道産素材の使用にこだわり美味しいものを!先代からの思いを引き継ぎ営業

元祖のバナナ焼きは塩気のきいた白あんがベース。

「バナナ焼きのパピリカ」さんでも、塩の入った白あんで提供されています。

素材はできるだけ北海道産のものを使用し、このこだわりは先代からひきついだもの。

“白手亡豆”は本州以南ではあまり馴染みのない素材ですが、北海道では和菓子の材料、特に白あんの素材として時折使われています。

会計カウンターの奥には厨房があります。

焼き台の上にはバナナをかたどった型が並んでいました。

その調理法はたい焼きや大判焼きと同じで、生地を流し込み、上下を回転させながら焼き上げます。

北海道では大判焼きのことを「おやき」や「大判焼き」と呼ぶことが多いのですが、名古屋ではどのような呼び名がメジャーなのでしょう?

 

旭川のソウルフードが名古屋で進化!?バナナ焼きをこんがり揚げた「バナナ揚げ」を初実食

●バナナ揚げ・ソーセージ 280円(税込)

ここは「バナナ焼き」を食べるのがセオリーかな…と思いつつも気になって食べずにはいられなかった「バナナ揚げ」。

完成したバナナ焼きをこんがりと揚げた、新感覚のグルメです。

今回チョイスした「ソーセージ」は、香ばしい生地の中にはウインナーが入っています。

そのまま食べても美味しいのですが、お好みでケチャップやマスタードをつけていただきましょう♪

イートインの場合は揚げたてを食べられるので、生地がサクサクしてとても美味しいですよ!

 

名物「バナナ焼き」はテイクアウトで!遊びに来た友人からの評価も上々

●バナナ焼き/カスタード 200円(税込)

せっかくなので、この日の夜会う予定の友人にもバナナ焼きを食べてもらおうといくつかテイクアウトすることにしました。

珍しい手亡豆を使った「白てぼうあん」にしようと思ったのですが、友人は洋菓子好きなので、今回は「カスタード」を購入。

先ほどいただいたバナナ揚げよりはややふんわりとした食感で、元祖「だるまや」の表面がパリッとしたバナナ焼きよりも大判焼きのようにしっとりとしている印象です。

夜になり、滞在先に集まってきた友人たちと美味しくいただきました。

友人も「今度できたてを食べてみたいな」と、珍しい北海道のソウルフードに興味を示してくれて私も満足♪

商品をテイクアウトする際には、リベイクの方法が書かれたメモをつけてもらえます。

今回は滞在先にオーブントースターがなかったので電子レンジで温めたのですが、若干しっとり感が増してしまったので、フライパンで好みの食感に仕上げれば良かったなとちょっぴり後悔しました。

それでも、手軽に温かいバナナ焼きをいただくことができたので十分満足です!

 

北海道の象徴的存在“木彫り熊”もバナナ焼きがお好き?ユニークなアイコンに思わずニッコリ

店舗入口に置かれていた木彫り熊の口元には、店名と北海道のモチーフが入った「バナナ焼き」がありました。

お店の看板にもアイコンとして使われているユニークなオブジェにも注目してみましょう♪

超ローカルだけど、昭和の時代から旭川市民に愛されてきたソウルフード「バナナ焼き」。

みなさんも食べてみてくださいね!

INFORMATION

店名:

パピリカ

住所:

愛知県名古屋市昭和区花見通り1-19

電話番号:

070-5252-4171

営業時間:

[火~日]
10:00~17:00

定休日:

月曜日

一人当たりの予算:

~¥1,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。