
【熱田区】ここはなに屋さんだったっけ?と頭をよぎるうどん屋さん。
栄・新栄界隈をメインで行動している私にはかなりハードルの高い場所にありますが、
かなり面白くうどん屋さんなはずなのに、美味しいもの(主に海鮮)でお腹いっぱいにさせてくれる謎なお店、
熱田区にある「千年ニコ天」さんを今回ご紹介します。
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うどん屋さんなのに、海鮮料理が美味しいお店「千年ニコ天」
千年は「ちとせ」で「せんねん」ではないのですね。
ちょっと前に知りました。
今回全部で十五品とかなり多い為、少し記事が長いです。
ご容赦ください。
最近、私のまわりで「おうどんも美味しいが、夜のメニューもすごい!」という噂を聞きつけ、これは一度いってみないと!とはるばる熱田区まで遠征してきました。
熱田高校のご近所にあるお店には、栄からなので名城線で向かいます。
「伝馬町」で降り、そこからはバスかタクシーで。この日は人数が多かったのでバスで向かいました。
「六番町」からも同じくらいの距離のようですが、時間帯によってはタクシーがつかまりにくいかもしれません。
お店はカウンター・テーブル・お座敷と、お一人様・家族・団体(お座敷は12人くらい?)の幅広い層で利用できそうです。
この日は女性ばかりの7人で訪問。
女性ばかりですが、年間360日飲んでる私の友人たちなので、まぁまぁ飲まれる方ばかりです。(笑)
着いたらさっそくビールで乾杯☆
ここの生ビールはちょっとめずらしい「キリン ブラウンマイスター」。
この時点でここの大将のお酒好きが伺えます。
この日はお料理は苦手なものだけお伝えし、お料理はお任せでお腹の様子と相談しながら。
とかなりアバウトな予約をさせていただきました。予約する内容からしておうどん屋さんと思えないですね。
乾杯して最初の一品目オクラ三種類。
ミニオクラ・赤オクラ・ダビデの星という星の形をしたちょっと大きなオクラ。
これ初めて頂きました。
二品目は水ナス。
さくさくで、みずみずしくほんのり甘くて美味しい。
三品目はお魚の南蛮漬け。
この南蛮、あまり甘すぎず油の感じも少なくてあっさり!
南蛮漬けのあの食べた後、唇のテラテラ感ゼロです。お酢好きな私にはとっても好みのお味でした。
四品目、メカブです。上にちょこんと山芋のみじん切りと山葵が。これも薄味でスルっと入っていきます。
五品目、茹でた西貝(にしがい)。
西貝ってここで初めていただきました。
貝が小さいですが、ほんのり磯の香りを感じ、貝のうまみがちゃんとありました。
チビチビお酒をやるのは抜群です。
六品目、さ、サンマです!
今シーズン初のサンマをお刺身でいただきました!ピカピカ♪
横にはもっちり貝柱のお刺身もあります。
ツマには大根だけでなく、キュウリの千切り・スライスオニオンがありました。
大将は日本酒もお好きなようで、おうどん屋さんらしからぬ品揃えです。
この日は白岳仙(福井)・豊盃(青森)・大那(栃木)・寶剣(広島)をみんなで頂きました。
七品目、目の前にある土鍋に火にかけてる間、出てきたお浸し三種盛り。
モロヘイヤとツルムラサキとあと空芯菜だったと思います。
お浸しのお出汁は、鰹出汁であっさり。
八品目、鱧しゃぶです。
土鍋の中には「焼いた鱧の骨」がどっさり入っていて、そこにお出汁いれて火にかけます。
湧いてくると、この骨全部取り出してしまったので、お出汁入れる前に一個取っておいたら良かった。(ポリポリ食べてみたかった。)
で鱧…と思ったらまさかのハマグリ登場。
お店の方より「ハマグリが開いたら召し上がってください」との事。
鱧の骨とハマグリのW出汁!鱧しゃぶはまずは皮目から…としゃぶしゃぶ仕方を教わって。
つけダレに、ポン酢はもちろんなんですが、梅酢出汁!そこに山葵を溶かして召し上がってくださいと。
キリッとした塩味と梅の香。
あっさりと美味しいです。足りなければ、梅肉もあるので好みに調整。
横には内臓系が添えられています。
この中で一番驚いたのは「卵」。鱧の卵を頂くのは初めてなんですが、ものすごくしっとりでなめらか。
すごく細かくつぶつぶした感じはあるけれども、とても滑らかなんです。初めて頂いて感動でした!
九品目、金目鯛と大きなヒラマサ!
もう鱧も出たのでそろそろ終わりかな…と思ってましたが、いえ。
全然終わりませんでした。(笑)
金目は生でもぜひ!との事だったので、いただくとほんとに油が上品で美味しい。
私、金目は全部お刺身でいただきました。
ヒラマサはシャブシャブすると身が少ししっかりして、こちらのほんのり甘味のあるポン酢と相性が良かったです。
そろそろもうほんとに〆だとと思っていたところに十品目。
蒸しサザエ。柔らかく上手に蒸されて食感がいいです。
十一品目
コハダ・タコ・どんちっち(ブランド鯵)・しめ鯖のお刺身盛り合わせ。まさかのお刺身again。(笑)
ここからがこのお店の本領発揮なんでしょうか。
十二品目、二種類の岩牡蠣。
新潟とどこだったかしら。食べ比べです。
お店の方からこれが出される前に「生が苦手な方いらっしゃいますか?」と聞いてくださったので
私、一人手をあげると「じゃ、フライにしますね」との事。
そこで出てきたフライが… 多すぎます!(笑) もちろんみんなで頂きました。
十三品目
鱧の幽庵焼。
幽庵焼は他のお魚で頂いた事がありますが鱧は初めてです。
鱧しゃぶもそうだったのですが、とても綺麗に骨切りしてあります。
幽庵焼は鱧の香が立って皮と身の間から脂を感じる。
ご主人が一番好きな食べ方だそうです。
十四品目
いちじくの天ぷら。あっつあっつのとろっとろ。
もう絶対にお腹の限界にきてるはずなのに入ってしまいます。(笑)
さぁここで思い出してください。
ここは何屋さんでしょう。
はい。そうです。おうどん屋さんです。(笑)
ここまで来て〆をいただかない訳にはいきません。
十五品目
おうどん屋さんなので、おうどんを頼みたいところでしたが、おなかの関係上きしめんと冷麦を一杯づつ「コロ」でお願いし、みんなで分けました。
冷たく甘味の少ないキリっとしたお出汁に、とぅるんとしたきしめん。薄いけどもっちり感があって美味しい!
関西人なんで、名古屋に来た頃は「あんなぺらっぺらのんより、やっぱりおうどんがいい!」って思ってましたが、こうやってちゃんと作られたきしめんを頂くと…きしめん、美味しいです!
冷麦も手打ちで、お腹いっぱいの私たちでもちゅるちゅると入っていきました。
ほんとおなか一杯!
満腹の向う側!
超満喫させていただきました。
これだけ食べて飲んで一人6,500円以下、コスパは最高!
これでお酒もぜーんぶ含めて一人6,500円しませんでした。
(7人で日本酒4合・ビール15杯くらい?チューハイ3杯くらいと思います。)
お一人や少人数の場合は、その日のメニューからお魚や一品で少し飲んで、〆にお好きなうどん というスタイルのお客様が見受けられました。
何名か人数が揃うなら予算を決めてお任せでお願いするという方が、楽しいかと思われます。
煮込みやおにぎりも美味しいという事なので、お昼におうどんを満喫しに伺いたいと思っています☆
店名:千年ニコ天
住所:愛知県名古屋市熱田区千年1-20-11
電話番号:052-661-0016
営業時間:11:30~14:30(14:00L.O.) 18:00~20:30(20:00L.O)
定休日:月曜日
一人当たりの予算:¥6000〜¥9000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
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