植田｜毎月通いたくなる！コスパ抜群の月替わりフルコースが楽しめる家庭的なフランス料理店

家庭的で飾らない雰囲気でいただく隠れ家フレンチ「シェフ植田」

天白川の近く、隠れ家的なフランス料理店

今回紹介する「仏蘭西料理 シェフ植田」さんは、地下鉄鶴舞線・原駅から徒歩5分、植田駅から徒歩8分ほどの場所。天白川の川沿いに面しています。店名は地名から取ったのかと思いきや、オーナー店主の苗字が「植田」とのこと。

外観はいかにも隠れ家的な雰囲気。店の中に灯るオレンジ色の明かりが、趣を与えてくれますね。

「シェフ植田」さんでは月ごとにフルーコースの内容が変わり、ディナーの内容は3種類。7品で構成されるAコース（税込3,520円）、9品で構成されるBコース（税込4,620円）、活きオマール海老料理が入ったCコース（税込6,380円）といったラインナップです。

今回は最もライトな「3月のディナーコースA」をチョイスしました。フルコースといえばどこか気合が入りますが「シェフ植田」さんではとてもリーズナブルな価格帯で注文できるのが嬉しいところ。

ハーフボトルもオススメ！飲み物とアミューズをセットで

フランス料理なのでワインの種類が豊富。また1杯からハーフボトル、フルボトルまで選ぶことができ、さまざまな価格帯が揃っているのもポイント！

今回はスパークリングワインのハーフ（税込2,200円）とサングリア（税込500円）を注文しました。それではさっそく乾杯！

まずは前菜から…と行きたいのですが、その前にアミューズをいただきました！「和牛のカルパッチョ」。

実は「シェフ植田」さんでは飲み物を頼んだら無料でアミューズを提供しているのだそう。

こういうお店に来て飲み物を頼まない方は珍しいと思うので、もうほとんど8品のコースですね。（笑）和牛らしい上質な脂が美味しく、決して重くない。食欲を高めてくれる粋なアミューズでした。

彩りに優しさを添えて。春野菜をふんだんに使った前菜・スープに舌鼓

前菜は「しまあじのマリネ、オレンジ風味」。トマトの上に、しまあじのお刺身が2切れ、そしてオレンジを添えて、レモンソースを絡めた一品。

お刺身を挟む素材の酸味・清涼感が土台となり、逆に魚の繊細な旨味・甘みを際立たせている一品。主役の外堀から埋めていく。その結果、主役の存在感が際立つ。そんな表現が適切でしょうか。

またところどころ振りかけられたピンクペッパーが生み出す、スパイシーな余韻も面白いです。

続くポタージュは「浅利と春野菜のクリームスープ」。まずはスープを一口。春野菜の甘さが染み出た、ホッと一息つける家庭的な味。

弾力のあるアサリは噛めば噛むほどエキスが滲み出るので、口に含んだクリームスープに旨みが混ざり合い、奥行きのある味わいが楽しめます。

スープを吸ったじゅわっとクルトンもたまりません！

濃厚な旨味と食べ応え。肉と魚、2つのメイン料理をいただく幸せ

日替わりの魚料理は「スズキのロースト香草風味」。チーズを絡めた温トマトの上に、分厚いスズキの切り身がのっています。下味となっている塩加減が絶妙。そして噛めば噛むほど味が出て、淡白なのに食べ応えが抜群。

ソースもいい仕事をしてくれます。甘い焼きトマトと独特な香草が味覚の振り幅になっており、鮮烈なアクセント。

メインのお肉料理は追加料金も設定され、常時6・7種類の中から選べます。私はグレードアップせず「和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」を。

これが、すっとフォークが入っていくほど柔らか。舌に絡みつくようなトロトロとした食感と、お肉の濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。わずかに渋みのあるソースとの調和が絶妙。ペロリと完食してしまいました。

コスパ抜群！3種類のデザートで食後もほっこり

これだけ食べたにもかかわらず、食後のデザートと飲み物まで付いているのだからスゴい！3,000円代とは思えない満足度とコストパフォーマンスの高さをほこっています。

しかもデザートは3種類の盛り合わせという豪華ぶり。今回はガトーショコラ・紅茶プリン・ティラミスというラインナップ。甘みの間に適度な苦味が加えられたものが多く、これだけ食べてもあっさりいただけました。

たまにはふらっとフルコースを食べに行ってみては？

フルコースとなるとお金がかかるし気合いもいりますが、「シェフ植田」さんなら気軽に訪れることが可能。リーズナブルな価格で本格的なフランス料理をいただけます。

たまにはふらっとフルコースを食べに行ってみてはいかがでしょうか？

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。