オノマトペで巡る、名古屋の町中華vol. 3|シャキシャキ♪「青椒肉絲」

オノマトペで巡る、名古屋の町中華vol. 3|シャキシャキ♪「青椒肉絲」

チクタクと進む時計の針、朝目覚めればサンサンと差し込む太陽の光、キッチンでは朝食の香り。あ、今日のお昼はパラパラの炒飯が食べたいな。
私たちの生活はあらゆる音で構成されています。

そしてここ名古屋の街に日々奏でられるウマい音は1日の楽しみ生みます!その音を聞けば自然と脳裏に浮かぶ料理たち…。あぁ、早く食べたい!
本来私たちには表現することのできない、自然の音、ウマい音。それを伝える術…。

そう、それはオノマトペ。

「ジュージュー」「ずるずる」「ジュワッ」
今回オノマトペのチューニングを合わせるのはみんな大好き"町中華"。半音たりとも外さない中華の奏でる音の数々。
「今日はあの音を求めて」
オノマトペで巡る、名古屋の町中華をご紹介します!

今回取り上げるオノマトペは"シャキシャキ"。
「青椒肉絲」が旨いお店をご紹介します!

豊富なメニューはどれもコスパ◎「唐人楼」

さて、今日はどんな音を味わおう?

お店があるのは南区桜本町。名古屋市営地下鉄桜通線が通り、すぐに近くには名鉄の桜駅もあるなど市街地からは離れた場所にはありますが、アクセスも良い地域です。

お店は地下鉄桜本町駅、新瑞橋駅のちょうど中間あたりにあり、どちらからも徒歩圏内。また、すぐそこにはイオンモール新瑞橋もあるため、名古屋市街から多くの人が訪れるエリアでもあります。

 

駅チカ、駐車場も完備でアクセス良好◎日本における中華料理について

こちらが今回ご紹介していく「唐人楼」さん。イオンモール新瑞橋の駐車場へと繋がる交差点にあり、駐車場も完備されているため車でのアクセスの良さも抜群です。

そしてこちらの看板にもある“台湾料理”という言葉。この町中華の連載を進めていく中で次回以降も出てくると思われますので、ここで丁寧に説明しておきます。

皆さんの暮らす町にも町中華のお店はいくつかあり、そのお店の看板には“中国料理”や“台湾料理”などという肩書があるのではないでしょうか。“中華料理”はそれらが日本向けにアレンジされたものだと思っていただければ良いと思います。

中国料理は本場で食べられるような味をそのまま、台湾調理は中国、日本などの諸国の要素が加わったものを指します。日本食や郷土料理でも同じですが、歴史とともに料理も変わり、その国の文化に根付いていくものです。

この連載では名古屋にある中華料理、中国料理、台湾料理…などを提供するお店を町中華として定義して取り上げていきます。どれも安くて、美味しい、地元民に愛されるお店であることに違いはありませんからね。

連載の中でも大切な部分であるため、改まった形で説明させていただきました。言葉遊び、音遊びをしながらも締めるとこは締めて説明できる僕、えらい!

店内はテーブル席、お座敷もあり、開放感があります。席数も多く、宴会など大人数での利用も可能。中華って大皿をみんなでドカッと注文してワイワイやるのもいいし、1人でしっぽりと飲み食いするのも乙ですよね。

 

豊富なメニュー!そして全ての酒飲みに捧ぐお得過ぎるセット

ドリンクメニューは定番がが並び、選択に困ることはないでしょう。中国酒というカテゴリーがるのは中華ならではですよね。そしてドリンクの価格が全体的にお安めで嬉しい!今夜は酔っぱらってやろうかな…!

フードメニューも豊富で揚げ物、炒め物、ご飯物と食欲そそる中華の数々が並びます。

どのカテゴリーも本当に品数豊富なので、好物のあれから初めて見る挑戦してみたいあれまで、制覇してしまいたくなります。メニューを見るだけで疼いてきた…ビール…ビールが飲みたい…。

そしてこちらで手っ取り早く優勝を勝ち取ることができるのが、この「お疲れ様酒セット」です!これは褒め言葉ですが、このちょっと日本語がちょっぴりあやふやな感じが最高!たまらん!

このセットは1,080円でセットのドリンク1杯とフードが2品選べるという大変お得なセット。

疼いてきた…ビール…ビールが飲みたい…。(2回目)

フードの選択肢も豊富だし、この値段だし、これは優勝間違いなし!

ビシッと手を上げ、店員さんにこのお疲れ様酒セットを注文。ついに、ビールが飲めるぞ…!

 

町中華の心得、ボリューム満点を味わうべし!

私はまずお疲れ様酒セットから魔法カード、生ビールを召喚!

…!!キンッキンに冷えてやがるぜ…!!!

町中華あるある言いたい、結構の割合でジョッキが凍ってる。このジョッキの冷え具合でビールの喉越しがすごく変わりますからね、糖質はビールから取るものという思考をお持ちの同志なら分かっていただけると思います。そんな僕のことだめな人って叱りながら愛してください。

感想としてはキンッキンに冷えたビールをグビグビと飲み干す、マジ旨いです、ありがとうございます。

次にセットから私は焼き餃子を召喚!ビールとの相性は抜群で、私のHPが大きく回復します。

中華と言えば餃子はド定番ですからね。ニンニクが効いた餃子は間違いなし。

そしてセットの最後にニラもやし炒めを召喚!食慾へと攻撃、会心の一撃をお見舞いしましょう。

こういうセットって少な目のポーションで提供されることがほとんどなんですが、こちらは単品で注文したくらいの量で出てくるので、満足度が高いです。

ニラの風味にもやしのシャキシャキ感、ピリッと辛味でどんどん箸とビールが進む!

幸せとは星が降る夜と眩しい朝が繰り返すようなものじゃなく、中華とビールを合わせて優勝することです。

このおつまみたちでお酒が足りるわけがなく、瓶ビールを注文。キンッキンに冷えたビールが減っていくことに今後の食生活の不安を感じましたが、これで安心して晩酌を楽しむことができます!

まだ飲みたいし、食べたいぞってことで追加注文したのは唐揚げ。

まず1個のボリュームがすごい、デカい!一口食べればその見た目に反して、しっとりジューシー系な唐揚げでこれは食べ応えも抜群!和、洋、中のどのジャンルでも適応する唐揚げのポテンシャルめちゃくちゃ高いですね!

攻め気味のフードが続いたので、ここらで少しあっさりと注文したのが台湾冷奴。ピリ辛のタレがかかっており、あっさりの中にもインパクトのある1品です。このインパクトでビールは進むし、この国では冷奴はおつまみの定番中の定番。

お腹がいっぱいでも不思議と食べれてしまう冷奴、こんなのいくらあってもいいですからね。つまみながらそろそろ〆をどれにしようか考えます。

私が選んだのは五目ラーメンでした。

そしてもれなくハイボールを注文しておきました。その辺りは一切の抜かりがありません。ちなみにハイボールもキンッキンに冷えていました。やったね!

さて、それでは五目そばをいざ、ズルズルとすするぅ!

これが見ての通り具だくさんで野菜に旨味の出る、肉、魚介類、入っていると誰でも嬉しいうずら卵まで。少し濃い目の餡とあっさりスープが合わさるとちょうどいい塩梅。

麺にはこの餡が絡んで、口の中で踊りだす。それをハイボールで流し込む…。この組み合わせで踊ってない夜を知らないし、踊ってない夜が気に入りません!

もちろん具だくさんで食べ応えも抜群!ちなみにこれは完璧な豆知識なんですが、飲んだ後にラーメンを食べたくなるのは、アルコールによって体内で不足したブドウ糖を炭水化物から素早く吸収するためだそう。自然の刹那、この欲求は仕方あるまい。

 

ここからは後日、訪れて時のものをお届け。もうすぐ今回取り上げるオノマトペが出てくるので、良い子のみんなはそのまま待っててね!

いろいろ食したので一部割愛しますが、まずはやっぱり生ビールですよね…。くぅぅぅぅ!この日もキンッキンに冷えてやがるぜ…!

 

シャキシャキを味わう!ピリ辛がアクセントの青椒肉絲!

そして今回取り上げるオノマトペの正体がこの青椒肉絲!細切りにしたお肉とピーマンが印象的ですよね!見た目鮮やかでその調理方法から感じられるのは「シャキシャキ」の食感!食材本来の食感ももちろんありますが、調理方法でもその食感が活かされています!これはビールが進むぜ!シャキシャキからのグビグビ、この音に酔ってしまいそうですが、それすらも掻き消して、残響。

そしてこちらの青椒肉絲で印象的なのは程よいピリ辛味であるということ。青椒肉絲でこのような味付けは珍しいと思うんですが、これが秀逸ですね!ご飯、ビールともに止まらないこと間違いなし!このシャキシャキ食感、ぜひ味わってほしいです!

 

「唐人楼」の奏でる音の余韻が止まらない!

この地域に根付く町中華から鳴り響いたのは、「シャキシャキ」という食材を活かした音。青椒肉絲だからこそ、鳴り得た食材の余韻を感じるいい味、音出してました!

「シャキシャキ」というオノマトペが魅力の青椒肉絲。その音を楽しみ、味わう、それはまさにイーティングミュージック!次回までチューニングはそのままで!町中華が奏でるそのリズムを味わいませんか?

INFORMATION

店名:

唐人楼

住所:

愛知県名古屋市南区菊住2丁目4-6

電話番号:

052-821-4897

営業時間:

11:30〜14:00
17:30〜25:00

定休日:

なし

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。