今日は、ちゃんと美味しいものを、ちゃんと美味しいお酒と一緒に楽しみたい。そういう気分のときってありますよね。
そんなときに、迷わず思い浮かぶお店といえば「より処 えーる」さん。
車道にある「寄り処 えーる」さんは、「おばんざい」を中心とした和食プラスαの料理と美味しいお酒が楽しめる会員制のお店です。
気取らない雰囲気なのにセンス抜群、落ち着いているのに堅苦しくない。「にぎやかすぎるお店は気分じゃない、だけど静かすぎるのも違う」そんなときに、驚くほどしっくり寄り添ってくれます。
多彩にラインアップされる料理は、一品一品どこか懐かしくて安心感があるのに、味の組み立てや余韻にはきちんと今っぽさがあって、そのバランスがとにかく絶妙。
そんな「寄り処 えーる」さんに、今回はご訪問。おばんざいから始まって止まらない食欲と酒欲、最後の蕎麦とカレーまで、終始ご機嫌な流れが続く夜になりました。
目次
大人の“ちょうどいい”が全部ある♡ おばんざいとお酒を楽しめる「より処 えーる」
カジュアルなのに、ちゃんと大人。車道で見つけた心地いい居場所

大人になると、「ちゃんと美味しいお料理とお酒を楽しみたい」という気持ちも増えてくるものです。量より質、にぎやかすぎるのはちょっと違う。でも静かすぎるとそれはそれで寂しい。
そんな気分のときに思い浮かぶのが、車道にある「寄り処 えーる」さん。名前からしてもう、寄りたくなる予感しかしない。

扉を開けた瞬間の印象は、“ちょうどいい温度”。人気店ということもあり、毎回お客さんでいっぱいなのだけど、楽しそうに食べて飲んでいるお客さんたちの姿がとっても心地よい。
いわゆる居酒屋の賑やかさとも、気取ったビストロとも違う。大人になった今だからこそリラックスできる、抜群のバランス感覚が行き届いたお店です。
おばんざいから始まる、「寄り処 えーる」流の楽しみ方

「寄り処 えーる」さんのスタイルは、まずおばんざいの盛り合わせが登場し、その内容を見てから追加注文を決めるという流れ。
この、おばんざいを食べながら、豊富なメニューの中から「何を食べようかな」と考える時間もたまらなく楽しい。
本日のおばんざいはこちら。テーブルに置かれた瞬間、思わず身を乗り出したくなるラインアップでした。
●おばんざい盛り合わせ 時価
・サーモンクリームチーズ
・黒豆のマスカルポーネ
・ぶり
・茄子煮
・白和え
・キッシュ
もう、この並びを見た瞬間に確信。「今日はワインの日だ」と。日本酒でもなく、ビールでもなく、迷いなく白ワインをオーダーした自分を褒めたい。
●グラスワイン(白) 時価

1杯目の白ワインは、ドメーヌ・ブレル モルス・ブラン。
白桃や温州みかんのようなやさしい果実味が広がり、するっと喉を通る軽やかさが印象的。甘みだけで終わらず、きゅっとしたミネラル感があるため、飲み飽きないのがうれしい。「もう一杯いっちゃう?」が自然に起きるタイプの白ワインです。

そんな白ワインにぴったりのサーモンクリームチーズからいきましょう。なめらかなクリームチーズに、サーモンの塩気と旨みがふわっと重なる。重たくなりがちな組み合わせなのに、不思議と軽やか。白ワインが口の中をリセットしてくれて、永遠にループできそうな危険な美味しさです。
黒豆のマスカルポーネは、完全に想像の一歩先。黒豆の自然な甘みと、マスカルポーネのコクがここまで合うなんて。デザート的なのに、ちゃんと“おつまみ”。甘すぎないから、お酒好きの大人女性に刺さるやつです。これは本気で美味しい!
ぶりは素材の良さがストレートに伝わる仕上がり。余計なことをしていないからこそ、脂の甘さが際立ちます。茄子煮は出汁がじんわり染みていて、噛むたびにほっとする味。白和えは上品で、豆腐のなめらかさと野菜の食感のコントラストが心地良いです。
そしてキッシュ。これまた侮れません。卵のコクがしっかりありつつ、重すぎない。おばんざいの中にキッシュが自然に溶け込んでいる感じが、この店の懐の深さを物語っています。ここで完全にエンジンがかかり、追加注文へ。
選べない問題、発生!魅惑の本日お品書き

メニューは、軽めのおつまみから、しっかり満足系までそろっていて、優柔不断な大人を本気で悩ませてくるラインナップ。前回来たときは、興奮してほぼ全部のメニューを食べた記憶……。今回は、少し鼻息も落ち着いてきたので、「これぞ!」というものを絞っていきたいと思います。
●長芋ベーコン 時価・蓮根合鴨スモーク 時価

まずは長芋ベーコン。想像通り、いや想像以上。シャキシャキの長芋に、ベーコンの旨みと塩気。シンプルなのに、手が止まらない一品です。
続いて蓮根合鴨スモーク。これがもう、大人のご褒美感満載。蓮根の歯ごたえと、合鴨のスモーキーな香りが絶妙です。赤ワインを追加したくなる気持ちをぐっとこらえつつ、今はこの流れを楽しむことにします。
●しゅうまい 時価

しゅうまいは、ふっくらジューシー。肉の旨みが前に出すぎず、ちゃんと上品。からしをちょっぴり付けて、鼻に抜ける辛さをワインで流し込む。たまらん。ということで、またまた追加の白ワインです。
●グラスワイン(白) 時価

お次の白ワインは、スマイリー・フレッシュ V1。透明感のあるレモンイエローの色合いが印象的で、香りを取ると熟したリンゴや洋梨、さらに南国を思わせるトロピカルフルーツ、パイナップルやバナナのニュアンスがふわりと広がります。
果実感はしっかり感じられつつ、酸やミネラル感はあくまで穏やか。飲み進めると、シェリーを思わせるような酸化的な余韻や、ほんのり漢方のような苦みが現れて、表情がくるくる変わっていくのが面白い一本です。しゅうまいのお肉の厚みにぴったりの味わい。このワイン、お気に入りすぎて、3杯ぐらい飲んでしまいました。
●さわらの粕漬焼き 時価

さわらの粕漬焼きは、香りの時点で優勝。粕の甘みと魚の旨みが調和していて、焼き加減も完璧。日本酒を頼まなかったことを一瞬後悔するけれど、ワインとも意外と合うから不思議です。
●さば味噌煮 時価

そして、さば味噌煮。これはもう、安心感の塊。味噌が濃すぎず、さばの脂と見事に一体化している。
白いご飯を呼ぶ味だけど、ここはぐっと我慢……。というのも「寄り処 えーる」さんには極上の〆が用意されているのです。
お酒の余韻を受け止めてくれる、最高の〆が待っていた!
締めで選べるのは蕎麦とカレーライス。普通ならどちらか一方にするところだけど、サイズ感もちょうど良いので、欲張って2つとも注文。
●蕎麦 時価

蕎麦はつるりとした喉越しで、食後の胃にやさしく滑り込んでくる一杯。細打ちの繊細な麺ながら、噛むほどに蕎麦の野性味というか、素材の輪郭がはっきりと立ち上がってくる。軽やかなのに印象はしっかり残る、完成度の高さに毎回驚きます。
●カレーライス(ハーフハンバーグトッピング) 時価

そして、カレーライスはスパイスが強すぎず、でもちゃんと記憶に残る味。ハンバーグも半分のせてもらっちゃって、わんぱく欲も満たしてくれました!お酒の後にこのカレーが食べられるのは、至福以外の何ものでもない!酒飲みの欲を満たしてくれる!本当に抜かりない!完璧です!
気づけば長居してしまう、温かな時間

食べ終わったころには、心もおなかもきっちり満たされていました。派手な演出があるわけじゃないのに、料理ひとつひとつが驚くほど“ちゃんと美味しい”。どれも無理がなくて、でもきちんと新しい。その積み重ねが、どんどんと満足度を押し上げてくる感じです。
そして、「寄り処 えーる」さんの魅力は、料理の美味しさだけではありません。カウンター越しに感じる女将さんやスタッフさんのあたたかさも、このお店で過ごす時間を心地よいものにしてくれる大きな理由のひとつ。
気づけば全部のメニューを制覇しそうになり、何を食べて何を飲んだのか記憶もなくなっていく……。危うく全制覇してしまいそうでしたが、それもまたこのお店の魅力。やさしい味わいと女将さんやスタッフさんのあたたかさに、つい長居してしまうのも無理はありません。
次は何を食べよう、何を飲もう。「エールイキタイ」、そんなことをもう考えている自分がいる、後ろ髪を引かれる夜でした。
INFORMATION
店名:
寄り処 えーる
住所:
愛知県名古屋市東区葵2丁目2−22 桜通サンダイマンション
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。














