国際センター|江戸末期から続く土蔵でいただく和の心がこもった日本料理

国際センター|江戸末期から続く土蔵でいただく和の心がこもった日本料理

名古屋の人気スポットの1つに、みなさんもご存知の四間道(しけみち)があります。

この四間道は知る人ぞ知るグルメエリアで、江戸時代から続く土蔵を改装して様々なお店が立ち並ぶ、県外から観光で訪れる方も多い地域。

今回はそんな江戸情緒残る四間道の雰囲気と、和食の素晴らしさを伝える日本料理店をご紹介します。

歴史ある四間道の外観と伝統を守り続ける日本料理割烹「懐韻(なつね)」

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なんと、築150年の蔵を使ったお店、懐韻(なつね)さん。

 見てください、この外観。

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暖簾をくぐると、この蔵が建っていた江戸末期にタイムスリップしたような気持ちになります。

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店内は照明を落としてシンプルな造り。

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カウンターとテーブル席が3つほど。もう一棟の蔵にもお席はあります。

近々、椅子とテーブルにプチリニューアルのご予定だそうです。

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メニューはこちら。

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予約をした昼膳をいただきます。

 

⚫︎付きだし

雲丹と夏野菜のサラダ

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自家製ドレッシングが爽やかで、トマトやセロリ、押麦、胡瓜などたくさん。

 

⚫︎八寸

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(1番上の真ん中、赤い器から右回り)

おからのトマト煮・セロリのキウイソース・ひよこ豆の炊いたん・お煮しめ(サツマイモ、高野豆腐、コンニャク、プチトマト、冬瓜、帆立貝)、そしてピーマンのおかか和え・モロヘイヤの煮浸し。

これだけたくさんのおかずを自分で作るのはとても無理です。(笑)

 

きちんと下処理がしてあり、1つひとつを丁寧に煮てありますし、包丁が細かく入っています。

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この中で1番好きなのは、サツマイモ!少し甘くてホロっと柔らかく美味しいです。

(中心の青い器)パプリカとズッキーニのゼリー寄せ、バジルソース添え。パプリカもズッキーニも細かく切ってお出しの効いたゼリーで寄せてあります。そのままでも美味しかったですけど、バジルソースを付けると意外な味変で楽しい!

 

⚫︎蒸し物

ジャガイモまんじゅう モロヘイヤソース

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まんじゅうの中には生姜の入った鶏ミンチ。ジャガイモをすり下ろすとお芋のデンプン同士がくっついてお餅のような食感になりますよね。

モチモチした食感が大好き。

 

⚫︎焼き物

鯵の大葉メレンゲ焼き

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鯵には薄塩が振ってあり、大葉の入ったメレンゲをのせて焼いてあるので、ふんわりとした食感です。

 

⚫︎ご飯と留め碗、香の物

玉蜀黍(とうもろこし)ご飯、赤出し

鮮やかな黄色の玉蜀黍。甘くてご飯とよく合います。

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出汁の効いた赤出しをいただくと、なんだか脳内に幸せを感じるセロトニンが湧き出てくるよう。(笑)

 

⚫︎水菓子

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酒糟・生姜・黒胡麻きな粉・チョコバナナ・ジャスミンの5種類のアイスクリームからチョイス。

私は生姜を、友人はジャスミンを選びました。

私はいつも直感即決で選ぶタイプなのですが、いただいたお料理がすべて美味しかったので、自家製デザートのアイスクリームは真剣に悩みました!

生姜のアイスクリーム、初めてでしたがまろやかで生姜のいい香りがして、とても美味しかったです。

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 食事の後、お店の方に店内をご案内いただきました。

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ワイヤーアートも披露していただきました。ライトの当て方と方向で見えるものが変わる不思議な造形物。

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日本人の無駄を省く知恵とも言える、階段下の引き出しなども見せていただきました。

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歴史を今に繋ぐ店主の想い。

 懐韻さんという名前の由来ですが、この歴史の詰まった蔵が現在まで残ってくれていることへの感謝。

この蔵を守るための目に見えない地味な仕事を仕上げて下さった職人さん方への感謝。

たくさんの方々の思いを無駄にしないよう繋げていきたいという女性店主さんの懐かしい韻(響き) 韻(趣)を懐に…。

との思いが詰まった懐韻(なつね)さんです。

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私は、その真っ直ぐな真剣で優しい眼差しに心を打たれました。

ぜひ、あなたも大切な方と訪問してください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

INFORMATION

店名:
懐韻 (ナツネ)
住所:
愛知県名古屋市西区那古野1-2-11
電話番号:
052-485-5524
営業時間:
[水〜日] [昼の部]11:30~14:00(L.O.13:30) [夜の部]17:30~22:00(L.O.20:30)
定休日:
月、火
一人当たりの予算:
¥3,000〜¥6,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。