尾頭橋|昭和2年創業の老舗食堂が攻めてる!名古屋名物味噌カツを従えるキャベツタワー
名古屋名物といえばもはや定番中の定番、味噌カツ。大手チェーン店の認知度もあり、日本中で知らない人がいないくらい有名な名古屋めしのひとつですね。
そんな名古屋めしのリーダー的存在、味噌カツをいただこうと中川区尾頭橋で昔ながらの食堂を営む「葉栗屋(はぐりや)」さんに行ってきました。
創業昭和2年の定食屋さん、名物味噌カツの正体「葉栗屋(はぐりや)」
戦前から中川区尾頭橋地域でうどんやそば、定食等を提供し愛され続けている食堂。
のれんをくぐると、常連さんと思しきお客さんと店員さんの何気ない会話が耳に入ってきたり、大衆的でどことなく愛着が湧く雰囲気。
壁には有名人のサインも複数飾られています。
写真は一部ですが、お品書きにはたくさんのお客さんのニーズに応えるためか、幅広いメニューが並んでいます。
このお店を一躍有名店にしたのが、たくさんのメディアでも取り上げられた「味噌カツライス」です。
「普通の量がこんなにありますが、食べられますか?大丈夫ですか?」
と、心配されて見せていただいたのが卓上にある実寸大のキャベツの量を印刷した目安表。
半分でも通常の定食屋さんの2倍以上のキャベツ。本当にこんな量のキャベツ盛りがくるのかと、普通の量という概念がやや崩れそうになりながら、
「行きましょう。全部食べきります」
と返事をするも、実際に完食できるかどうか不安だったので、ご飯は小さいものにしましたw
店員さんも少々不安げに注文を取っていかれました。
後ほど聞いたところ、最近は写真を撮影してもキャベツを食べきれなくて残す人が多く、食材を捨てるのがもったいないと切に思っておられるようです。
待つこと10分。
店員さんがお盆を腰ほどに抱えて、キャベツの頂上は胸のあたりまで来ていました。本当にすごいキャベツの量です。
でかい、というより、高い。という表現の方が合っているかも。
引きで撮影しないと写真に収まりきらないです。
こちらは地上(卓上)からの写真。山を見上げる気持ちと同じような気分。
こちらは上空からの写真。上に乗っているハムがかわいいですね。
味噌カツも負けず劣らずビッグサイズなのですが、もはやどちらがメインなのか分からない。(笑)
では、早速登ってみましょうキャベツ山。
見た目の量に圧倒されながらも、実際キャベツを食べてみると、細切りでふんわりと食べやすい口当たり。シャキシャキと鮮度もよく、食が細い方でも半分くらいは美味しく食べられちゃいます。
食べ進むにつれて、上に積み上げるためにキャベツ盛りの下の方は若干密度が圧縮されているのがわかります。後半の難関ポイントです。
メインの味噌カツもキャベツタワーにまったく負けておらず、甘辛くコクのある味噌ダレと、ギシッとした肉の歯ごたえで非常に美味しいかったです。
味噌カツの適度な濃さがご飯とキャベツとばっちり合うので、山盛りのキャベツもサクサクと食べきれちゃいました。
キャベツと味噌カツにばかり目がいってしまいがちですが、ご飯も手抜かりなく美味しい。
このボリュームの味噌カツ、キャベツ盛り、ご飯、漬物、お吸い物までついて1180円(税込)。お得です。
キャベツの量を選べるだけでなく、ご飯の量も選べるので、残さずに食べるために工夫することもできます。
お会計の際には「ちゃんと食べきれましたね!」と、まるでマラソンを完走したかのような労いのお言葉をいただきました。
本当に良心的なお店なので、注文される際には是非残さないで欲しいですね。
お腹パンパンになりましたが、罪悪感が湧かないのはやはり低カロリーなキャベツのおかげ。
これからも愛され続ける名古屋の台所
冒頭にも記載しましたが、今回紹介した「味噌カツライス」以外にも丼ものやそば、うどん、そのほか定食とバリエーションが非常に多く、かつリーズナブル。毎日通っても飽きないですね。ぜひとも職場の近くあって欲しいお店です。
駐車場がないようなので、車での来店の際には「葉栗屋」さん東側の一方通行を南に少し進むと、三菱UFJ銀行併設のコインパーキングがありますのでそちらに駐車すると近いです。
電車での来店では金山総合駅から徒歩15分ほどで着きます。
INFORMATION
- 店名:
- 葉栗屋 (ハグリヤ)
- 住所:
- 愛知県名古屋市中川区尾頭橋2-2-20
- 電話番号:
- 052-321-4809
- 営業時間:
- [平日・祝日] 11:30~14:30 17:00~20:30 [土] 11:30~20:30 [日] 11:00~20:30
- 定休日:
- 月曜日、第一・三週の火曜日
- 一人当たりの予算:
- ¥1000〜¥3000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。