高岳|「ただいま」と言いたくなる、アットホームなおばんざいのお店

高岳|「ただいま」と言いたくなる、アットホームなおばんざいのお店

おいしいものを食べたいと思った時、どうしてもおしゃれなお店や今話題のお店に行きがちですが、食べ歩いているうちに、ふと家庭的な料理が食べたくなることってありますよね。

今回はそんな家庭的でアットホームな定食屋を紹介します。

また「帰り」たくなる。裏路地のサードプレイス的なお店「ロジネコ食堂」

場所は東区泉3丁目。外堀通りを北に2ブロックほど進んだところにあります。最寄駅は地下鉄桜通線の高岳になりますが、歩いて10-15分ほど。IMG_5268-min

車の交通量の多い外堀通りや国道19号とは違い、静かな路地裏にひっそりと佇む店。どことなく、常連さんが多く、お客さんのことを大事にしているような雰囲気が外観から伝わってきます。

猫のステンドグラスの扉を開けると、たくさんの猫のモチーフがお出迎え。

IMG_0181-min

カウンターが8席ほど、4人がけのテーブルが4つ。営業のほとんどを大将と女将さんの二人で切り盛りされていて、カウンターにはおばんざいが並んでいます。

IMG_5288-min

いやぁ、いい雰囲気ですね。おばんざいがあるだけでどことなく家庭的で、田舎の親戚のところにでも来たかのような、温かい気持ちになりますね。

メニューはこちら。

IMG_5274-min

写真以外にも日替わりメニューもあり、来るたびに飽きないような心配りがあります。

猫ちゃんマークが付いているのは別でご飯を頼めば、定食としていただけるので、夕食難民にとってはありがたいですね。味噌汁ももれなく付いちゃいます。

IMG_5284-min

日本酒が豊富なラインナップでもうそれだけで最高。各地域の厳選された日本酒を楽しむことができます。

銘柄の半分でも知っていれば呑兵衛確定ですね。キレのあるものから、奥行きと甘みが広がるものと、好みに合わせて選べます。

今回はいただけませんでしたが、酒蔵に依頼したお店オリジナルの日本酒「路地の猫」。ぜひ飲んでみたいです。

IMG_5291-min

こちらはおばんざいの「肉豆腐の坦々煮 700円」

とろとろの豆腐と坦々の濃厚な味が、お酒のいいアテになります。

IMG_5292-min

お猪口は自分の気に入ったものを選択できます。どこまでも猫への愛情、おちょこの中に、ちょこんと猫の足跡。かわいい。

IMG_5293-min

「スモークの盛り合わせ 760円」

奥から、恵那鶏胸肉のスモーク、サーモンのスモーク、自家製チーズのスモーク。

口やら鼻から溢れ出てくる薫香を思う存分楽しめます。うまいです。お酒も進みます。

IMG_5294-min

メニューで一番気になっていた「チーズの天ぷら(カマンベールとスモーク)700円」。

まずいわけがない!期待を裏切らないチーズっぷりは、チーズ大好きな人でも大満足の一品。

IMG_5297-min

トロットロ。

これこそ幸せの半固体。

付け合わせのトマトソースがみずみずしく、チーズとの相性がいいです。

IMG_5298-min

季節メニュー「天然鰤 炭炙り焼き 1280円」

炭火でじっくり焼くので少し時間はかかりますが、待つだけの価値ありの逸品です。(季節や日により、メニューにない可能性があります。)

IMG_5299-min

外側はしっかりサクサク。

箸で割ってみれば中身は脂でツヤツヤ。箸が脂を吸うんじゃないかと思うくらい凝縮された脂は、口の中でもその威力を発揮します。最高でした。

IMG_5301-min

「砂肝ジャーキー 400円」

珍しいメニューですね。しっかりとした歯ごたえと、噛めば噛むほど味が滲み出てくるジャーキー。

お酒にも抜群に合います。

もう、永遠に口の中にいてほしい。砂肝ジャーキー、君と結婚したい。

IMG_5306-min

〆Part1「手延べ細うどん 580円」

愛知県高浜市の神谷製麺で作られるうどんで、通常の麺棒で伸ばすのではなく、文字通り手延べで何十回も伸ばされた、のどごし抜群のうどん。加水のバランスが悪いと千切れてしまうので、手延べでうどんを作るのは難しいんですよねー。

IMG_5310-min

魚介出汁ベースで、優しいながらもパンチのある出汁で、お酒を飲んだ〆にはほしい逸品です。

IMG_5312-min

〆Part2「ロジネコまんま 680円」

白飯に、しらす、韓国海苔、卵黄を載せた、猫にも人にもぜいたくなご飯。

これを混ぜ混ぜして食べるのですが、

 1.最初は薬味を入れずに混ぜて食べる

 2.薬味を入れて食べる

 3.エビを炊いてとったオイルを混ぜて食べる

というひつまぶしスタイル。

IMG_5309-min 

ふっくらとしたしらすは食感も良く、韓国海苔とエビオイルの磯の風味をまとめ上げる卵黄をまとった、まさに黄金の飯。

お酒の〆だけでなく、朝ごはんでも食べたい。

人目につきにくいお店だからこそ、知っておきたい

お酒の進むメニューが豊富ですが、定食で楽しむことができたりと、ふと一人で夜ご飯を食べるにもいいお店です。

提供されたメニューを女将さんがいろいろと説明してくれたりと、人柄の良さが伝わるのもいいですね。

お店を後にし、ふとお店を振り返り、また来たいなと思う、心温まる食事でした。

INFORMATION

店名:
ロジネコ食堂
住所:
愛知県名古屋市東区泉3-2-16
電話番号:
052-931-6225
営業時間:
17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:
木曜日  
一人当たりの予算:
¥1,000〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
ケニー

ケニー

エディター賞 2021

エディター賞 2021

全ての記事は、必ず彼らの手を経て公開されます。ライターの個性と、定めたガイドラインのバランスを取りながら編集を担当したライターに贈られる賞です。

エディター賞 2022

エディター賞 2022

全ての記事は、必ず彼らの手を経て公開されます。ライターの個性と、定めたガイドラインのバランスを取りながら2022年に編集を担当したライターに贈られる賞です。

エディター賞 2023

エディター賞 2023

全ての記事は、必ず彼らの手を経て公開されます。ライターの個性と、定めたガイドラインのバランスを取りながら2023年に編集を担当したライターに贈られる賞です。

1人で行っても楽しめるお店を開拓する探索型ライター!1人呑みはもちろん、みんなで行っても美味しくて楽しいお店をPICK UPしていきます。