栄|レトロとモダンが混ざり合う!名古屋名物「味噌おでん」を堪能できる和バル

栄|レトロとモダンが混ざり合う!名古屋名物「味噌おでん」を堪能できる和バル

名古屋めし代表のひとつである「味噌おでん」。

名古屋近郊に住まれている方は、一度でもいただいたことがあるかと思います。

しかし、ワインと相性の良いおでんをいただけるお店があるのをご存じでしょうか?

今回は、昭和の音源をミックスした懐かしのラジオが聞ける店内で、味噌おでんとワインという意外な組み合わせを楽しめる和バルをご紹介!

新しい楽しみ方を知れば、もっと味噌おでんを好きになるかも!

店内で流れるのは昭和の音源をミックスした懐かしのラジオ!大人が楽しめる和バル「カモシヤ」

地下鉄東山線「栄」駅 3番出口から歩いて約3分。
車や人の行き来が多い大通りの中で、風情ある佇まいが目を引く「カモシヤ」さん。

お店のHPによると、以下のような記載がありました。

2010年、フレンチやワインバーなどの経験豊富なソムリエが満を持してオープンした、名古屋人のソウルフード味噌おでんとワインの絶妙マリアージュが楽しめるお店です。
名古屋の中心を南北に走る久屋大通に面した、京の町家風な外観とレトロな雰囲気漂うこじんまりとした店内。お1人様や女性だけでもお気軽にご利用頂ける、ちょい飲みスタイルの「和バル」がコンセプトです。

なんとソムリエの方がオープンされたお店とのこと。
お店の和風な外観との意外性もあって、このギャップにファンになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

店内に入ると、大きな鍋でふつふつと煮立たせられた「味噌おでん」がすぐにお出迎え。
味噌の濃い色合いが具材に良く染みていて、入口の時点から食欲をかき立てられます。

調理場に立った店員さん方とお話しやすいカウンターや、4人まで座れてグループで食事を楽しめるテーブル席もありました。

壁にはこれまでに来店された方のメッセージやサインがいくつも。
日本の方はもちろん、海外から来られたと思われる方の直筆も残されていて、このお店が多くの方から愛されているのが伝わってきます。

 

定番から変わり種まで!多様なおでんメニュー

メニューはこちら。
おでんは”大根・こんにゃく・玉子”など、定番な具材がずらりと並んでいます。
また、「煮・あて」メニューでは、和風な料理以外に”アヒージョ”のような洋風ものも。

また、あまり耳にしない「変わり種おでん」も。
地元の食材を使った料理もいくつかあり、地元民の筆者からすると少し嬉しい。(笑)
筆者のような地元の方だけでなく、遠くから旅行などで来られた方もぜひ食べてほしい料理ばかりです。

また、ワインもそろっています。
店内には、ワインセラーもあってたくさんのワインボトルが置かれていました。
各メニュー右下におすすめ料理も書かれているため、迷ったときは参考にするのも良いかもしれませんね。
おでんとワイン。一体どんな相性なのでしょうか?

 

たっぷりしみ込んだ味噌のだし!甘さ控えめの味わい

●おでん 大根 308円(税込)
●おでん 厚揚げ 165円(税込)
●変わり種おでん しらす団子 308円(税込)

注文してしばらくすると、大きな受け皿にどんとのった「おでん」が運ばれてきました。
どれも存在感があって、どれから食べようか迷ってしまいます。

このなかでもまずは定番の「大根」から。
お箸で中を割っても外の色と変わらず、中まで味噌の濃い色合いがじゅわっとしみ込んでいました。

味も濃そうに見えるのですが、いただいてみるとびっくり。
想像以上にあっさりしていて、甘さ控えめなだしの優しい味わいでした。
お店のHPによると、この味は「ワインとのマッチングを考えて」甘さを控えているのだそう。
とことん、料理とお酒の組み合わせを考え作られており、お酒好きにはたまらないお店です。

「しらす団子」は、メニュー説明文通りのふんわりもっちり食感。
”しらす”は、霧島で水揚げされたものとのこと。だしの味わいと同じく優しい風味があります。
可愛らしいサイズで、あっという間に食べてしまいました。

 

おでんのお供に赤ワインを

●コートデュローヌ・ルージュ・ベルルーシュ 660円(税込)

今回、ワインは赤を選んでみました。
『穏やかな酸味でまろやかで優しい味わい』というメニュー説明の通り、しっかり果実感がありながら優しい味わいで飲みやすい。
さっぱりとした味噌おでんにもぴったり!
おでんとワインって、こんなにも合うことがあるのかと驚かされました。

 

●おでん トマト 418円(税込)

次は、ほろほろに煮込まれた「トマト」。
皮まで柔らかくなっていながら、こんなにも型崩れしないのってすごい。
一口いただくと、トマトの甘さがぎゅっと詰まっていて、とてもジューシー。

 

●ごちそうなす 528円(税込)

このなすは「岐阜県可児市 ”かにころん菜園”」から直送されたものとのこと。
なんと、生でいただけるのだそうです。
実際にいただいてみると、ほんとにアクが少なく、とても食べやすい!

ピンクのお塩は、「ワイン塩」。
付けていただくと、少し華やかさが足された味わいに変わりました。
とことん、ワインにこだわっているのも『カモシヤ』さんの良さの1つですね。

 

●左:日本酒ハイボール 495円(税込)
●右:日本酒 可 べし/グラス 748円(税込)

また、日本酒もそろえられていました。
日本酒ハイボールは、すっきりめの日本酒が使われていてさっぱり飲みやすい。
日本酒の方もワイングラスで提供いただけたため、香りをより楽しむことができました。

 

●燻製の盛り合わせ 638円(税込)

お酒のお供にぴったりな燻製。
燻製の盛り合わせは「チーズ・梅干し・サバ・猪のソーセージ・玉こんにゃく」というバラエティあるメニュー。

チーズは、燻製の香りが鼻から抜けていく感じがたまらない。
白ワインと合わせてみたところ、まろやかな味わいに変化し、とても相性が良かったです。

また、一風変わった「猪のソーセージ」は、とても野生感を感じる荒々しさがありました。
好みが分かれる料理かもしれませんが、香りの強いものがお好きな方はぜひ試してみてください。

玉こんにゃくは、”スターアニス”などのハーブやスパイスを使用されているのことで、とても爽やかで癖になる香りがありました。

 

●すじ煮 528円(税込)

「すじ煮」も名古屋名物の1つ。
筆者の同行者がいただいたのですが、ほろほろと柔らかくとろける味わいでとても柔らかいのだそう。
お店のメニューでは、ガーリックトーストもお供におすすめされていました。

 

●あまから味噌カレー 968円(税込)

続いて、土日祝限定でいただける「カモシヤ特製カレー」。
赤味噌のコクとすじ肉のうま味が特徴的で、昔ながらのビーフカレーに近い味わい。

しっかりとすじ肉も入っていて、がつんとしたビーフカレー好きにはたまらないのではないでしょうか。
卵黄を混ぜると、まろやかな味わいに変化して、最後まで飽きることなくぺろりといただけます。

 

締めはしじみ!

●蜆茶漬け 528円(税込)

お酒好きの味方と言っても過言ではない、しじみ。
最後は、締めの「蜆茶漬け」で。
出汁だけでなく、しじみのしぐれ煮が入っているこのお茶漬けは、さらさらといただくことができます。

 

●蜆汁 418円(税込)

蜆のうま味がぎゅっと凝縮された蜆汁も。
優しくうま味のある味わいは、とても体に染み渡ります…!

 

ワインとおでんのマリアージュをぜひご堪能あれ!

店内には、ワインのコルクで飾られていて、本当にワインにこだわりのあるお店なのだと実感できました。
また、ワイン以外にも「ブドウ」に対してこだわりがあり、「カモシヤハイボール」というメニューでは、ウイスキーのほかにブランデーを少し使っているのだとか。
もちろん、ワイン以外におでん自体の美味しさも楽しめるので、ぜひお酒が飲めない方も気軽に訪れてみてください!

INFORMATION

店名:

おでん&ワイン カモシヤ

住所:

愛知県名古屋市中区錦3-16-8 森万ビル1F

電話番号:

052-963-6730

営業時間:

平日16:00~23:00
土日祝13:00~23:00

定休日:

不定休

一人当たりの予算:

¥3,000〜¥6,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。