
名古屋のご当地ラーメンといえば、痺れる辛さが人気の台湾ラーメン…だけではないんです。
辛いのが苦手な人は名古屋のご当地ラーメンが食べられないなんて、そんなことがあってはなりません!
今回は、知る人ぞ知る、体にも優しい名古屋のご当地ラーメンをご紹介します。
体に良いもの詰まってます。先祖代々受け継ぐこだわりの一杯「総本家 好来道場」
地下鉄桜通線・吹上駅1番出口から徒歩6分。
住宅街の中を歩いていると、周りとは一風変わった雰囲気を醸し出すお店を発見しました。
こちらのお店は「好来系ラーメン」発祥のお店。
名古屋には「好来系」のお店がたくさんありますが、こちらはその総本家。“好来系ラーメンのボス” にただならぬ雰囲気を感じます。
好来系ラーメンについては後ほどたっぷりご紹介することとして…いざ、入店!
店内は、先ほどとは打って変わってどこか懐かしさを感じます。
店員さんの「いらっしゃいませ!」の声に思わず「ただいま!」と言いたくなってしまうような暖かい雰囲気。
席に着く前に、まずは注文とお会計を済ませます。
見上げてみると、そこにはメニューがずらり。
松、寿、快老麺…ラーメンの名前がなんだか格好いい。
さらにチャーシューの枚数やメンマの多さなど、それぞれのラーメンの個性が一目でわかりやすく書かれています。
店員さんによると、スープはすべて同じ味だそう。直球勝負にこだわりと自信を感じます。
お会計が終わったら、札をもって席へ。
10席ほどのカウンター席は、13時半ごろ伺った際はほぼ満席でした。
ラーメンが売り切れ次第閉店とのことなので、早めの来店がおすすめです!
雑誌での多数掲載や、某グルメサイトでベストラーメンに選ばれたこともある実力派。
ますますラーメンとの対面が楽しみです。
心を弾ませながら待っていると、目の前に待望の一杯が。
今回いただくのはこちら!
●快老麺(並) ¥900(税込)
どんぶりから溢れるほど大きいトロロ昆布が特徴の一杯。
まずはスープからいただきます。
ラーメンのスープとは思えない、野菜スープのようなあっさりとした優しい味わい!
体中に染み渡ります…。
実はこの「あっさり感」が好来系ラーメンの特徴なのです。
◆好来系ラーメンとは?◆
・名古屋の知る人ぞ知るご当地ラーメン。
・玉ねぎ、人参、ニンニクなどの根菜と、鶏ガラや豚骨、魚介を煮出したスープで他に類をみないあっさりとした味わいが特徴。
・栄養満点のスープは、漢方薬の素材も一緒に煮込まれているため、「薬膳ラーメン」とも呼ばれています。
さて、スープを堪能したところで次はトロロ昆布にロックオン。
スープに浸していくと、だんだんとトロロ昆布にスープが染み込んでいきます…。
全体にスープが染み込んだら、いよいよ麺と絡ませます。
ラーメンとトロロ昆布。はじめての組み合わせに、わくわくどきどき。
麺とトロロ昆布がよく絡む!!一気にずずっといただきます。
「美味しい…!」
優しい昆布の風味が口いっぱいに広がり、食感も味もまろやか。
隠れていたチャーシューも見つけました。
柔らかさと油の甘みでとろけます…。
途中で気分を変えたい方は、机に置かれた調味料を是非!
中でもおすすめの調味料がこちら。
(左) 自家製ラー油
(右) 高麗人参酢
自家製ラー油は、後からピリリとした辛さを感じ、優しいスープに良いアクセントをきかせてくれます。
高麗人参酢は、ほどよい酸味の後にまろやかさを感じました。
最後まで飽きることなく、そしてくどくなることなくあっという間に完食!いや〜、こんなにあっさりしたラーメンは初めて。
ごちそうさまでした!
好来系”総本家”の熱意を体感せよ!
好来系ラーメンの魅力、感じていただけたでしょうか。
古くから愛されてきた名古屋めし。そこには先祖代々受け継がれてきた熱い思いとこだわりが詰まっています。
みなさんも是非、一歩踏み込んだ名古屋めしを味わってみてください。
INFORMATION
- 店名:
- 好来道場 (こうらいどうじょう)
- 住所:
- 愛知県名古屋市千種区春岡通6-1-16
- 電話番号:
- 052-735-3655
- 営業時間:
- 11:00~14:00(売切れ次第閉店)
- 定休日:
- 日曜日
- 一人当たりの予算:
- 〜¥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。