ランチタイムに訪れても、モーニングで人気のお粥が注文できるため、軽く済ませたい人にも、しっかり食べたい人にも選択肢がある。
ネギの香りが広がるクレープ、ぷるぷるでもちもちのワンタン、どこか懐かしさを感じる揚げパン。
味付けはどれも控えめで、食後に残るのは満足感と心地よさ。
日本にいながら、ふと旅先の朝を思い出す。そんなお店を黒川で発見しました。
本場仕込みの優しい朝ごはんが恋しくなる場所「上海の朝ごはん」
14時までいただけるモーニングのお店

朝の光がまだやわらかい時間帯から、ゆっくりと午後まで。
「上海の朝ごはん」さんでは、上海出身のオーナーさんが作る本場の朝ごはんを、朝7時から14時まで楽しむことができます。
日本にいながら、ふと上海の街角に迷い込んだような、そんな不思議な感覚に包まれるお店です。
メニュー主役は“朝ごはん”

実際に訪れてみると、その枠に収まりきらない奥深さがあります。朝でも昼でも、気負わずに立ち寄れて、体と心をそっと整えてくれる。そんな存在です。
●ランチ/ネギクレープとワンタン 880円(税込)

席に着いてからも実はかなり迷いました。というのも、昼の時間帯でもモーニングのお粥が注文できるのです!
お昼間を過ぎた店内でも実際にお粥を美味しそうに召し上がるお客様もいて、胃にやさしそうなお粥、でも今日はしっかり味わいたい気分…。そんな葛藤も、この店では心地よい時間の一部になります。
悩んだ末、この日私がランチとして選んだのは「ネギクレープとワンタンスープ」。
まず運ばれてきたのは、黄金色に焼き上げられたネギクレープ。

薄く焼かれた生地は外側がほんのり香ばしく、中はもっちり。
別添えの少し辛みのあるタレにつけていただくと、ネギの香りと生地の甘みが引き立ち、ついもう一口…と箸が止まらなくなる。
刺激は控えめで、あくまでやさしい味わい。朝ごはん文化から生まれた料理らしい、穏やかさがあります。
そして、このお店の看板とも言えるワンタンスープ。

澄んだスープの中には、ぷるぷるでもちもちのワンタンがたっぷり。一口食べるごとに驚くのは、ワンタンの中身がそれぞれ違うこと。
野菜の旨みが感じられるもの、お肉のコクがしっかりしたものなど、数種類が入っていて、最後までまったく飽きません。

スープ自体もとてもやさしく、身体にすっと染み渡るような味わいです。
どうしても食べたかった「ユーテオ」
●ユーテオ 150円(税込)

こちらは、台湾旅行で食べたことのある懐かしい味。ランチにはついていませんが、単品で注文が可能です。

カリッと揚がったユーテオは、豆乳につけても良し、スープに浸しても良し。油っこさは不思議と感じず、むしろ素朴で、どこか安心する味わいです。

旅の記憶がふっとよみがえり、食べながら自然と笑みがこぼれます。
●デザート追加 200円(税込)

食後には、デザートとして「ニンポータンエン」という白玉団子もいただきました。

黒胡麻ペーストの餡が入ったもちもちとした食感と、やさしい甘さ。食事の締めくくりとして、これ以上ないほど穏やかな余韻を残してくれます。
そして、どの料理にも共通しているのは、「やさしさ」。味付けは控えめで、素材の良さを大切にしているから、しっかり食べても罪悪感がありません。
朝からでも、昼からでも、身体がちゃんと喜んでいる感覚があります。
食後の食器はセルサービスでお片付け

店内では食後の食器はセルフサービスで下げるので、回転良くとても賑わっていました。

店内には上海のお菓子なども販売されており、食後につい手に取りたくなります。家に帰ってからも、もう一度旅に出たような気持ちになれるのが素敵。
「食べて終わり」ではなく、体験が続いていく。そんな楽しさがここにはあります。
「上海の朝ごはん」さんは、派手さはないけれど、記憶に残るお店。日本にいながら上海の空気を感じ、ゆっくりと時間を味わうことができます。
忙しい日常の中で、ふと立ち止まりたくなった時に訪れたい、そんな一軒です。
INFORMATION
店名:
上海の朝ごはん
住所:
愛知県名古屋市北区金城2丁目6−12 SHBビル1F
電話番号:
090-2929-1278
営業時間:
7:30〜13:30
定休日:
火〜土
一人当たりの予算:
¥1,000~¥2,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。












