
鶴舞|自家菜園での無農薬野菜で作る!本格北インドカレーでスパ活を
「スパ活」。それはスパイスをチャージする活動のこと。スパ活後には不思議と心と身体がリフレッシュするので、定期的にスパ活をするようになりつつある私。
事実、スパイスにはさまざまな効能があり、漢方薬の原料として使用されています。
例えば、ウコンは酒を飲む人が特に気になる肝臓の健康をサポートすると言われていたり、クミンは消化を助ける働きがあると言われていたりと、スパイスにはさまざまな健康への働きが期待されています。
そして、スパイスと聞いて思い浮かぶのは、やっぱり「カレー」。ひと言にカレーといっても、名古屋では多彩なカレーが食べられますよね。
そんな中、今回私が選んだのは「本格北インドカレー」!
北インドカレーというと「ナン」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、今回訪れたのは、自家菜園の無農薬野菜を使ったヘルシーなカレーが食べられるお店。インド人シェフが手作りしている本格北インドカレーは、スパイシーかつ、心も身体も癒されるやさしい味わいでした。
北インド出身のシェフが作る本格北インドカレー「MISHRANA(ミシュラナ)」でスパイスチャージ!
暖かくなってくると食べたくなるのがカレーです。人間はなぜ、暑いときにスパイスを食べたくなるのでしょうか。といいつつ、寒いときにも血流アップのためだ!とか言いながらカレーを食べているのが私です。
そう、カレーは人々の心を惹きつけて止まない魅惑の食べ物なのです。「カレーといえばインド!」を思い浮かべる方も多いと思いますが、インドカレーにも北インドカレー・南インドカレーと種類があります。
簡単に説明すると、北インドカレーはインド北部で食べられるカレーのことで、乳製品や油脂などを取り入れた濃厚な味わいのカレーに、ナンやチャパティをつけて食べるのが主流です。
南インドカレーは、インド南部で食べられるカレーのことで、野菜や豆類を多く使ったスープのようなサラッとしたカレーというのが特徴。また、南インドカレーはライスで食べることが多い傾向です。
そして、今ブームとなっているのが南インドカレー。このブームは東京駅八重洲地下街にある「エリックサウス」さんが、コンビニエンスストアとのコラボで「ビリヤニ」を発売したのがきっかけだったとか。
これを期に、日本中で注目された南インドカレー。名古屋でもジワジワと注目され、どんどん南インドカレーのお店も増えつつありますが、本格北インドカレーを提供するお店はなかなか少ないのが現状です。
今回私がスパ活で訪問したのは、もともと御器所駅近くで営業していた「MISHRANA(ミシュラナ)」さん。こちらは、名古屋では珍しい本格北インドカレーが食べられるお店なのです。
「ミシュラナ」さんは、いわゆるネパール人が作るナンとバターチキンカレーという定番メニューではなく、北インド人が実際に食べているというカレーを提供してくれるお店です。
そんな本格北インドカレーの美味しさに、瞬く間に有名店になった「ミシュラナ」さんですが、3月初旬に鶴舞に移転オープン!以前よりも座席数を増やして再スタートを果たしました。
御器所時代も何度も通いましたが、移転オープンということで、さっそく行ってまいりました。
JR「鶴舞」駅から徒歩3分ほどの場所にある「ミシュラナ」さんのお店の魅力は、なんといっても自家菜園の無農薬野菜を使っているという点。
オーナーのクリシュナさんは、インド北部デリー出身。インドでも野菜作りをしていたそうで、日本に来てからも野菜作りをしています。このクリシュナさんが、丹精込めて作った季節の野菜を使ったカレーが「ミシュラナ」さんでは食べられるのです。
そのため「ミシュラナ」さんでは、その時期に採れた野菜を使ったカレーがラインナップしています。北インドカレーを食べながら日本の四季に触れられる…、そんな文化の交わり合いもステキですね。
店内はテーブル席や5つ。明るい雰囲気です。
レジの奥には、インドの神様も◎。神様にもカレーをお供えしてありました。
ということで、さっそくカレーを注文していきましょう。メニューはこちら。
私が注文したのは、チキンカレーをメインにしたセットです。
●ミシュラナ(チキンカレー) 1,700円(税込)
本日は、菜の花のサブジ、ひよこ豆のチャナチャータ、ダルカレー、チキンカレー、カボチャカレー、ビリヤニ、チャパティ、パパドが入っています。通常のプレートにはバスマティライスが付いてくるのですが、今回はオープン記念ということでビリヤニにチェンジしたものを提供していただきました。
ではでは、このスペシャルなプレートの中身を詳しく紹介していきます。
・菜の花のサブジ
訪れたのは春の時期。春といえば菜の花です。ほんのりとした苦味が春の訪れを感じます。
こちらは思いっきりスパイスを使っている感じはなく、日本人の方でも食べやすい味付けです。
・ひよこ豆のチャナチャート
こちらはスパイスを使ったサラダのようなもので、今回はひよこ豆とじゃがいもが使われています。パクチーや紫玉ねぎも入っていてさわやか!使用する野菜はさまざまですが、チャナチャートはインドのデリーでもよく食べられているそうです。
・ダルカレー
ダルカレーとは豆を使ったカレーです。豆のまろやかさとスパイスの刺激がマッチ。インドでは、このダルカレーを1日3食のうち1回は必ず食べるというほど定番とのこと。食物繊維もタンパク質も豊富なので、健康面でもバッチリです。
・カボチャカレー
カボチャのカレーは、かなりスパイシー!カボチャといっても甘いカボチャではなく、ズッキーニのような味わいのカボチャ。サラサラしているタイプのカレーではなく、スパイスを入れて煮込んだ煮込み料理のような感じです。
・チキンカレー
お次はチキンカレーです。辛さの中にも奥深いコクと野菜の甘みが感じられる!美味しい~!チキンも柔らかくてゴロゴロ入っています。
・チキンのビリヤニ
こちらもチキンがゴロゴロと入っています。チキンの旨みが凝縮!日本の炊き込みご飯とは違う、パラパラなライスもいい感じ。お酒のつまみにもなる感じですね。
・チャパティ
そして焼きたてのチャパティも、ほんのり甘みがあって美味しい。カレーをつけたり、そのまま食べたりと、お好みの食べ方で楽しめます。
・パパド
チャパティの上にある筒状のものは、パパドと呼ばれるもの。パリパリで細かく砕いてカレーに混ぜれば、新しい食感を楽しめます。
そして、お酒大好きな私も満足!ビールもそろっています。スパイシーなカレーにはやっぱりインドビールですね。
●インドビール 1本 700円(税込)
インドビールは、さっぱりとした味わいが特徴です。いただいたのは「ゴッドファーザー」というビール。スパイスとの相性も抜群で、ほんのり甘みを感じます。
カレーの食べ方は個人の自由なのですが、数種類のカレーをお好みで混ぜ合わせて食べるのがおすすめ。
ちなみに、お店の名前「ミシュラナ」さんのミシュラナという言葉は、サンスクリット語で混ぜるという意味だそうです。
何種類かのカレーを混ぜることで、複雑な味わいへと変化します。ただし、最初から全てのカレーを混ぜ合わせてしまうと個々の味わいが楽しめなくなるので、少しずつ混ぜ合わせながら食べましょう。
とはいえ、徐々にお皿の上には、たくさんのカレーがミックスされたものが出来上がってくるはず。これがインドカレーのクライマックス。チャパティなどでお皿を拭き拭きして、最後の最後まで楽しみましょう。
カレーのプレートにセットになっているドリンク(平日のランチ限定)は、チャイかマンゴーラッシーからチョイスできます。
マンゴーラッシーは、ヨーグルトをベースにしたマンゴージュース。食後の胃腸もしっかり整えてくれそうです。
インドチャイは紅茶にミルクとスパイスを混ぜ合わせたものです。スパイシーなカレーを食べた後にピッタリ。カレーのボリュームがたっぷりだったので、おなかを落ち着かせるためにチャイを注文。
シナモンやジンジャー、カルダモンなどの香りにほっこりします。
そして、これからの季節には畑でミントが収穫できるということで、プレートで提供されるお皿の1つにパニプリが入るそう。パニプリとはインドの定番おやつです。
「プリ」という丸く揚げた生地に、さまざまな具材を入れます。パニとよばれる香草液を入れ、お口の中へゴー。プリが割れると同時にさまざまな具材が出てきて、楽しいハーモニーに。食べているだけでハッピーになるので、ぜひこちらもお試しあれ。
そして、こちらのお店の特筆すべき「ミシュラナ」さんの魅力をもうひとつ。それは、インド人シェフのクリシュナさん。
とてもとても親切でフレンドリーなクリシュナさん、神接客すぎることでも有名。インドのことやカレーのことで知りたいことがあったら、クリシュナさんに質問してみましょう。きっと詳しく教えてくれるはずです。
さらに、店内ではスパイスやインドのお菓子も購入できます。
おうちでインドカレーに挑戦してみたい方はぜひ購入してみるのもおすすめ。インドのスナックは、スナックにもスパイスを使うんかい!と突っ込みたくなります。見ているだけで面白いですね◎
無農薬野菜を使ったカレーに心地よい接客で心も身体も癒される!そんなお店が、ここ「ミシュラナ」さんです。
これからの季節、スパイシーな食べ物がきっと欲しくなるはず。本格北インドカレーを食べてみたい!そう思った方は、ぜひ訪れてみてはいかがですか?
INFORMATION
店名:
MISHRANA(ミシュラナ)
住所:
愛知県名古屋市中区千代田5丁目21-13 エスペランサ鶴舞 1階
電話番号:
090-6550-4710
営業時間:
[モーニング(日)]
8:30〜10:00
[ランチ(月〜水、金〜日)]
11:30〜14:30
[ディナー(金土)]
17:30〜21:00
定休日:
木曜日、第4・5日曜日
一人当たりの予算:
¥1,000~¥2,000
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