名古屋発!古い町並みを行く、冬の飛騨高山を巡るモデルコース
岐阜県北部。
緑豊かな山々に囲まれ、季節ごとに移りゆく自然を楽しめる岐阜県飛騨高山。
歴史的建造物が多く立ち並び、伝統的文化が今も息づいています。
古き良き伝統を守ってきた美しい高山の見どころを、ナゴレコ編集部が3回にわたってご紹介していきます。
実際に訪れ、体験した飛騨高山の魅力を厳選してお届けします!
続く第2回目では、江戸時代の面影を残す町並みや郷土料理などの定番スポットはもちろん、少しディープなスポットまでたっぷりご紹介します。
目次
名古屋発!冬の飛騨高山を満喫するモデルコース|PR
岐阜県飛騨高山を巡る旅、第2回目は「古い町並」の魅力をさらに深〜くご紹介!
今回、一緒に旅をしてくれたのは稲垣沙耶ちゃん。
2人で冬の飛騨高山を満喫してきました!
〈今回巡った飛騨高山のコース〉
9:30-10:30:中田呉服店(着物レンタル)
10:30-11:00:こまやパン(朝食)
11:00-12:00:if 珈琲店(コーヒー)
12:30-13:30:飛騨そば小舟(飛騨牛そば)
〜人力車で散策〜
14:00-15:00:日下部民藝館
15:00-16:00:カフェ クーリエ(台湾ケーキ)
16:00-17:00:いっぷく処あけぼの(お土産)
17:00-18:00:レストランブルボン(ステーキ)
気分はやまとなでしこ♡着物で楽しむ冬の飛騨高山の旅
まずはじめに訪れたのは、創業明治9年の「中田呉服店」さん。
親子2代で切り盛りされている、着物・和装小物・和雑貨を扱うお店です。
こちらでは、街歩きにピッタリな着物を¥5,280~(税込)でレンタルすることができます。数十種類ある着物からお気に入りの1枚を選び、それに合わせて帯や帯締めを選んでいきます。
この色合わせがとっても楽しいんですよね〜!
冬シーズンでは羽織りやショール、防寒用肌着などを無料レンタルすることができ、寒さの厳しい冬の高山も安心して着物を楽しむことができます。
着物レンタルに+¥600でヘアセットもしていただきました。
着物をまとい、早速散策スタート!
INFORMATION
店名:
中田呉服店
住所:
岐阜県高山市本町2丁目78番地
電話番号:
0577-32-0159
営業時間:
10:00〜18:00
定休日:
火曜日
一人当たりの予算:
¥5,280〜
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
食べた人を虜にする!魅惑のミルクボール
お腹を空かせてやってきたのはこちら。
長年地元で愛される、昭和レトロな雰囲気が素敵な「こまやパン」さんです。
店内に入るとパンのいい香りに包まれます。
こまやパンさん1番の、人気商品からいただきます。
○ミルクボール ¥140(税込)
ソフトフランス生地の中に飛騨牛乳で作られたカスタードクリームがたっぷり!
パクッとかじると中からクリームが溢れ出てきました♡
外側はパリっと香ばしく、中の生地はモチモチ!クリームはミルクが濃厚でコク深い味わいです。
店内には焼きパンからサンドイッチまで種類豊富なパンが並び、どれも美味しそうで目移りしてしまいます。
その中でも地元のファンから人気を集めているのが、こちら。
◯アップル・パイ ¥450(税込)
何層にも重なったサクサクのパイ生地の中には、青森県産のりんごがぎっしり!
メープルシロップで仕上げられたりんごを、香ばしい発酵バターの風味が包み込みます。
どのパンも手作りならではの、ほっとする素朴な美味しさでした。
地元の方に愛され続けるのも納得です!
INFORMATION
店名:
こまやパン
住所:
岐阜県高山市天満町6-1
電話番号:
0577-32-2937
営業時間:
8:00~19:00
定休日:
日曜日
一人当たりの予算:
~¥999
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
レトロ喫茶でノスタルジックを味わう
続いてやってきたのは、町の片隅にひっそりと佇む「if珈琲店」。
懐かしさを感じさせるレトロなジャズ喫茶です。
こちらのお店のメニューは、なんと「ブレンドコーヒー」¥1,000(税込)のみ。店主の1杯にかける本気を感じます。
飛騨の湧水を使い、こだわりの抽出方法で淹れられたコーヒー。フルーティーな甘みを感じ、爽やかな余韻を楽しむことができます。
店内には、店主のお父様が集めたというアンテークの家具や小物が数多く飾られています。
なかでも特注で作られた椅子がとても素敵です。
ジャズが流れる落ち着いた空間は、まさに大人の憩い場という雰囲気。
普段は味わえない、ゆったりとした時間の流れを感じることができました。
INFORMATION
店名:
if 珈琲店
住所:
岐阜県高山市花里町5-18
電話番号:
0577-32-1511
営業時間:
13:00~18:30
L.O 18:00
定休日:
不定休
一人当たりの予算:
~1000円
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
老舗そば屋でいただく 飛騨高山の味
昼食で訪れたのは「飛騨そば 小舟」さん。
昭和11年の創業から、お店の味を大切に受け継いできた老舗のお蕎麦屋さんです。
自慢のそばに上質な飛騨牛が贅沢にのった、大人気の一品をいただきます。
○飛騨牛そば ¥1,400円(税込)
ほんのりピンク色の飛騨牛が食欲をそそりますね。
自家製の細麺に飛騨牛を絡めていただきます!
飛騨牛の旨みがお出汁に溶け出し、秘伝のつゆと見事にマッチしています。
甘みのある飛騨牛の脂身がなんともたまらない1杯です。
INFORMATION
店名:
飛騨そば 小舟
住所:
岐阜県高山市花里町6-6-9
電話番号:
0577-32-2106
営業時間:
〈月、木、金、祝日〉 11:15~14:45 17:30〜21:30
〈火〉11:15~15:00 17:30〜21:30
〈土〉8:00~14:45 17:30〜22:00
〈日〉8:00~14:45 17:30〜21:30
〈祝前日〉11:15~15:00 17:30〜22:00
※土日(8:00〜10:00は予約のみ営業)
定休日:
水曜日
一人当たりの予算:
¥1,000~¥1,999
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
人力車に乗って、非日常体験
次のスポットまでは人力車で行くことにしました。
車夫の方が人力車を持ち上げた瞬間、これまでの景色が一変。非日常の世界が広がります。
心地よい揺れを感じながら古い町並みを案内していただけます。
移ろう景色とともに優雅なひとときを過ごせる人力車は、旅の思い出におすすめです。
「人力車のルーツ」
1868年頃、明治初期の日本でつくられたと考えられています。
発明者は東京で見た馬車から人力車を発想したそう。当時は馬よりも人間の労働コストの方がはるかに安かったため、人気の交通手段であったといわれています。
圧巻!江戸時代の町家づくりの集大成がここに
続いてやってきたのは、宮川からほど近くにある「日下部民芸館」。
明治12年に建築された江戸時代の町家づくりの集大成ともいわれる建造物です。明治以降の町家建築としては、初めて国の重要文化財に指定されました。
館内に入ると、13メートルある赤松を1本まるごと使った大きな梁(はり)が一面に広がっていました!
釘を一切使っていない柱や梁は、まさに〝木の国飛騨〟の職人こそなせる匠の技です。
中庭ではタイムスリップしたかのような写真も撮ることができますよ!
当時の生活がうかがえる囲炉裏や煌びやかなお仏壇、館内には全国各地から集めた民芸品を販売するショップもあり、見どころ満載の観光名所です。
INFORMATION
店名:
日下部民芸館
住所:
高山市大新町1-52
電話番号:
0577-32-0072
営業時間:
3月〜11月 9:00〜16:30
12月〜2月 9:00〜16:00
定休日:
12月1日〜2月末 毎週火曜日(休日の場合は翌日の水曜日)
※1月・2月不定休あり
一人当たりの予算:
○個人料金:大人500円、小中学生:300円 ○団体料金(30人以上):大人450円、小中学生250円
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
シュルフワ食感がたまらない!本場の台湾カステラ
少し歩き、甘いものを求めてやってきたのは「カフェ クーリエ」さん。
世界中を旅してきたご主人と台湾人の奥様の2人で経営されているお店です。
こちらで、今、日本でも大注目のスイーツをいただきます。
○台湾カステラ ¥250(税込)
切れ目を入れただけでわかるほど生地はフワフワ。
メレンゲをたっぷり使った台湾カステラは、口に入れるとシュワシュワとした食感に変化します。
甘さ控えめでいくつでも食べられそうな美味しさでした♡
※提供に関しましては要お問い合わせください。
カウンター席に置いてある6冊のノート。
こちらは台湾人の奥様が手書きで描かれた“世界のカフェノート”です。
これまで訪れたカフェのプロフィールを、イラストや文字をつかって書き込まれています。
ちなみにこちらのノートは、台湾では書籍化されているのだそう!手書きのノートからは写真とは違ったお店の味わいを感じられました。
世界のカフェノートを見ながら旅行気分に浸ったり、旅の計画を立てみるのもいいかもしれないですね!
皆さんも訪れた際には、ぜひご覧ください。
INFORMATION
店名:
カフェ クーリエ
住所:
岐阜県高山市八軒町1-12
電話番号:
080-3821-8103
営業時間:
11:00~15:00
定休日:
木曜日、金曜日、土曜日
一人当たりの予算:
~ 999円
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
これぞ口福!最高A5ランクの飛騨牛をいただく
冬の飛騨高山の旅はこちらで締めくくり。
「レストランブルボン」さんで贅沢なディナーをいただきます。
創業43年、飛騨牛の中でもシェフが選び抜いた最高A5ランクのみを提供しているレストランです。
気になる自慢の飛騨牛メニューがこちら。
○特選飛騨牛のステーキ ¥6,000(税込)
絶妙な焼き加減で仕上げられたきめ細やかな霜降りは美しいですね!
口に入れると脂身がスーッと溶け、口いっぱいに飛騨牛の旨みが広がります。醤油ベースの和風ソースとすりたてのワサビでいただけば、お肉の美味しさがより引き立ちます。
○ビーフシチュー ¥3,000(税込)
スプーンでホロホロと崩れるほど柔らかく煮込まれた牛肉はとろけてしまいそうなおいしさ…!
長時間、丁寧に煮込まれたソースは雑味がなく牛肉の旨みをダイレクトに感じられます。
一品ずつ丁寧に作られた料理からは、シェフの料理に対する情熱と愛情が伝わってきました。
シェフのお人柄も素敵で、また訪れたいと思える素敵なお店でした。
INFORMATION
店名:
レストラン ブルボン
住所:
岐阜県高山市本町4-5
電話番号:
0577-33-3175
営業時間:
11:00~14:00
17:00~22:00
定休日:
不定休
一人当たりの予算:
¥10,000~¥19,999
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
まるで人形!?SNSでも話題の旅人もなか
旅の醍醐味は色々ありますが、お土産選びもそのひとつ。
今回も、是非オススメしたいとっておきのお土産をご紹介します。
「いっぷく処あけぼのや」
大正13年創業の「まるでん池田屋」が展開している菓子店です。
注目のお土産はこちら。
○「飛騨街道 旅がらす」2個入り ¥380(税込)
箱を開けてビックリ!
三度笠(さんどかさ)とマントを身につけた可愛らしい人型の最中が入っていました。
お腹の中にはつぶ餡がたっぷり。甘みがしっかりしているので餡の量もちょうどよかったです。
ちなみに、頭にかぶった笠やマントは着脱可能。
飛騨街道 旅がらすは、飛騨街道を移動する旅人をイメージして作られ、「もう一度飛騨に行きたいと思うように」という願いが込められているそうです。
※白川郷・高山周辺の土産屋などでも購入可能です。
INFORMATION
店名:
いっぷく処あけぼのや
住所:
岐阜県高山市上二之町65
電話番号:
0577-32-1010
営業時間:
10:00~16:00
定休日:
不定休
一人当たりの予算:
~¥999
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
絶景の冬景色!雪化粧の飛騨高山
取材日、飛騨高山はなんと初雪でした。
古い木造建築の黒々とした壁と白い雪のコントラストが美しく、町並の風景がより印象づけられました。
ご当地グルメを堪能したり、風情を感じたり・・・。今回の旅でも飛騨高山をじっくり満喫することができました!
岐阜県飛騨高山を巡る旅、次回もお楽しみに〜!