
丸の内|これは串団子?いいえ“生麩”です!明治10年創業の“麩”専門店が手掛ける新感覚和スイーツ
今回訪れたのは、別件の用事へ向かう途中に偶然見つけたお店です。
このお店が販売しているのは“麩”!
お吸い物に入っている脇役のイメージが強い“麩”をスイーツにアレンジするなんて!と、好奇心をそそられてそのまま吸い寄せられていきました。
自慢の生麩に合わせたのは透明感の強いみたらし餡。
明治時代から那古野の地で“麩”一筋の経営を続けてきたお店の新たな挑戦に注目します♪
目次
上質な“麩”を作り続けて140年超!時代の波に乗った新感覚和スイーツを販売する注目のお店「麩柳商店」
“麩”の専門店でスイーツ?円頓寺商店街の入口で見つけた気になるお店
今回訪れたのは、西区那古野にある「麩柳商店」さん。
アクセスは、地下鉄鶴舞線丸の内駅(北改札)から歩いて8分ほど。
外堀通りから円頓寺商店街へ向かう途中に見かけ、初めて見かけた日はそのままスルーしたのですが、やっぱり気になったので後日再訪へ。
イートインスペースはなく、テイクアウト専門の小ぢんまりとしたお店です。
これは気になる!明治10年創業の老舗が令和の時代に個性派スイーツを販売
お店に近付いてみると、壁や扉にはスイーツの写真がたくさん貼られていました。
“麩”の専門店なので、販売しているものはもちろん“麩”を使ったものばかり。
プロの技術を駆使して作られた“生麩”を使ったスイーツに期待が高まります♪
「麩柳商店」さんの創業は明治10年(1877年)。
この場所で140年以上“麩”を作り続け、従来の「脇役としての麩」だけではない、話題性のある商品開発を進めてきたのだそう。
そこで行きついたのが、自慢の“生麩”を使ったスイーツの販売。
ほかには類を見ない珍しいスイーツは、SNSで情報が拡散され、令和の時代に多方面から注目を集めているようです。
ラインアップは、まんじゅうや串団子風の和スイーツが中心。
季節ごとに限定商品も登場するので、再訪する楽しみもあります。
味も写真映えもばっちり!日本の良いものを集めて作った「生麩のみたらし」
商品のラインアップを見て即ロックオンしたのは「生麩のみたらし」。
元々みたらし団子が大好きだということもあるのですが、透明感のあるみたらし餡と焼き色のついた美味しそうな生麩に惹かれて即決!
●生麩のみたらし/ノーマル 350円(税込)
手描き風の丸みを帯びたフォントで「生麩のみたらし」と書かれたクリアーなカップ。
そこにクロスされて閉じ込められた、見た目も香ばしい4個の生麩。
小さく可愛らしいその見た目は、写真映えもばっちりです♡
みたらし餡は醤油の茶褐色がセオリーですが、こちらのみたらし餡は透明感の強い黄金色!
愛知県産の厳選した“白たまり”と鹿児島県産の“きび砂糖”を使い、みたらし餡特有の甘じょっぱさはしっかりと感じられるのに、餡から透ける生麩の焼き目をくっきりと見ることができます。
今回はシンプルな「プレーン」を購入しましたが、もうひとつの定番フレーバー「きなこ」には、北海道十勝産の上質な“きなこ”を使用。
こちらも次回食べてみたいです!
串に2個ずつ刺さった生麩は、お団子のようなもっちり感と焼いた生麩特有の香ばしさの両方を兼ね備えたいいとこどり♡
手に持つとみたらし餡が流れてくるので、服や持ち物を汚さないよう気を付けてくださいね!
その場でいただき、あっという間に完食。
食べ終わった後に出るごみはお店で回収してもらえます。
2本しかないので食べたりないかな?と思ったのですが、思っていたよりもしっかりと満足感があるのでちょうどいい量でした。
美味しそうな洋菓子も発見!自慢の生麩を使った「お麩のラスク」が気になる
●お麩のラスク 500円(税込)
オーダー時に見つけた「お麩のラスク」。
和スイーツ中心のラインアップかと思いきや、洋菓子も販売されていました。
すりガラス状のパッケージから覗くこんがりと色付いた焼き目が美味しそう♡
ラスクの定番“シュガーバター”のフレーバーは、お麩と組み合わさることでどんなあじわいになるのでしょう?
気になりますね!
創業当時と変わらない製法で令和時代に挑戦!今後の展開にも期待が高まる
創業当時から製法を変えず、“麩”一筋で商いを続けてきた「麩柳商店」さん。
移り変わっていく時代に合わせた商品を試行錯誤し続けることで、個性のある良い商品が生まれてきたのでしょう。
「麩柳商店」さんの試みや新商品の情報はInstagramで発信されているので、興味のある人はぜひフォローを!
他で類をみない珍しい“生麩”スイーツを、みなさんも食べてみてくださいね♪
INFORMATION
店名:
麩柳商店
住所:
愛知県名古屋市西区那古野1-2-3
電話番号:
052-551-1960
営業時間:
[月・火・木~土] 9:00~18:00
[日] 10:00~17:00
定休日:
水曜日、第1・3・5日曜日不定休
一人当たりの予算:
〜¥1,000
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