ナゴレコ
一人呑みのススメVOL.8|癒しを感じるコスパ抜群の隠れ家イタリアンバル

一人飲みにぴったり!夫婦で営む隠れ家な的なおしゃれバル「Banzai」

今日はどこで呑もうかな。

私が今回訪れたのは今池。個性豊かな酒場が密集する、名古屋でも有数の飲み屋街とも言えます。

私は今池という街の雰囲気が大好きでお世話になっているお店もいくつかあります。そういった街を、そしてお店を自分の感性で伝えることができるんだから、ライターという仕事っていいなと思ったりします。

そんな思慮を巡らせているうちに、今回ご紹介するお店にたどり着きました。

地下鉄今池駅の9番出口から歩いて3,4分。今池特有の小さな路地の角にお店を構えるのが、今回ご紹介していくお店「Banzai」さんです。

アンティークを感じる外観。今池は歴史あるお店も多くノスタルジックを感じる街。それに見事にマッチしています。こういうお店にサッと入れると本物の大人って感じがするんですが、なんとなくこの気持ち、分かりますよね?(笑)

詳しいレコメンドに入る前に補足しておくのですが、こちらの肩書は「Bar」

一般的に私たちがイメージするBarってバーテンダーさんがシェイカーを振って作るカクテルや、高価なウイスキーやブランデーをロックで呑む感じがしますよね。でも「Banzai」さんはイタリア料理を提供する「Bar(バル)」。

つまりイタリアでのBarは、私たちがよく見かけるバルのことなのです。気軽に美味しい料理とお酒を味わえるのが、バルの魅力。その魅力をこの“一人呑みのススメ”で存分にレコメンドしていければと思っています!

 

店内はテーブル席が2卓。他はカウンター席というシンプルな造りで、少人数での利用がピッタリな印象。私が伺った日はカウンター席に晩酌を楽しむ人がほどよい距離感で何組も。そのため、店内の様子の写真の掲載は割愛させてください。

店内の雰囲気は外観同様にアンティークを感じ、落ち着いたおしゃれな印象。スタジオジブリの映画に出てきそうなかわいらしさとおしゃれさを兼ねそろえています。魔女の宅急便で見たことあるような雰囲気…きっとデートで使ったら、女の子の評価が爆上がりすること請け合いでしょう。

ただ今回は一人呑み、僕は入り口近くのカウンターに腰掛けました。女性1人でも利用しやすいと思います。

ドリンクメニューを簡単に紹介していきます。このちょっとシワがよった感じの用紙にメニューが書いてある感じ…女子が好んで行くおしゃれカフェのやつやん!

バルの魅力を遺憾なく発揮した、異国を感じるラインナップ。

種類豊富なビールとワイン、カクテルそしてチンザノの文字がドリンクメニューにあるあたり、お酒好きにはたまらないでしょう。

バルの良さが反映された値段も、いろんなものを試しながら食べて、呑みたくなる一人呑みには嬉しいです。

 

そしてフードメニューなんですが、あえて紹介を控えさせてください。というのもこちらにはフードメニューにレギュラーメニューというものがほぼないのです。

店内の中央にその日にメニューが掲示がされてはいるのですが、そのほぼすべてが日替わり、季節限定といったものばかり。その中には当然定番メニューのようなものも存在するのですが、行く度に新しいメニューに出会えるってめちゃくちゃ素敵じゃないですか?

簡単に料理のジャンルを説明するなら、サラダ、小皿、魚介、肉、オーブン、ピザ、パスタ、ドルチェといった感じ。

当日のメニューや諸々の情報はお店のSNSにアップされるので、それをチェックしたうえで訪れると確実だと思います。

 

さて、今日は何から呑もうかな。

乾いた喉を潤すのはやっぱり生ビール。むしろ席に着いておしぼりを受け取った瞬間に「生ビールで」と伝えるあたり、自分でも流石だなと思います。(笑)

こちらの生は「ハートランド」。それだけでも高ぶるものを感じます!ハートランドって海外のビールっぽい響きですが、実は麒麟ビールさんが造っている日本のビールなんですよね。

では、乾杯。

思わず溜め息が出てしまう旨さ。

 

ハートランドの生は、泡が滑らかでまるでシルクのように繊細で、優しいホップの香り。

この1杯で大体のことは昇華されるんです。

私が最初に注文したフードは「チキン生ハム&そら豆のマリネ」

こういう家では絶対作れないような組み合わせの料理があるからこそ、呑みに行く意味があるんだと思います!チキンの生ハム、旨すぎて鶏舎ごと食べれそう。

ここにそら豆の青々とした爽やかさをあっさりとした味付けのマリネで。こんな優しい料理があっていいんでしょうか?その優しさに甘えて、今夜は酔ってもいいですか?

次にやってきたのは「スパイシーグリルチキン」

お酒にめちゃくちゃ合いそうだなと思って注文しました。1人分にしてはなかなかボリュームもあって、メインとなるお肉がこの量で680円というのはコスパの良さを感じさせます。

このチキン、めちゃくちゃ柔らかいんです!マジかよ…鶏肉ってこんな柔らかくなるのかよ…プロってすげえなって何か感服しました。

その柔らかいチキンに寄り添うようなスパイスの香りと刺激。そのビールを早く飲み干せよと言わんばかりにお酒が進みますね。

ハートランドを飲み干した私が次に選んだのは「クラフトジン」

クラフトビールに続けと最近様々な個性を持ったジンが増えてきており、それらを取り扱うお店も増えてきている印象です。

私はまさひろオキナワジンをジントニックでいただきました。このクラフトジンは沖縄で醸造させたもので、その特徴は原料に泡盛やシークワーサーが用いられているところ。

ジンなのに泡盛特有の風味。その特有の味わいにシークワーサー、トニックウォーターの爽やかさが融合し、クセになるような味わい。これはハマりそう…。お酒を愛するものとしてクラフトジンへの興味がさらに深まりました。

クラフトジンを味わいつつ、次にやってきたのは「夏野菜&ミートボールのチーズ焼き」

ネーミングから美味しいが約束されてるなと思いましたが、実物を見ると食べる前から美味しい。夏野菜って万能ですよね…こういう料理を作ってくれる素敵な女性がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。(笑)

トマトソースにナス、パプリカ、マッシュポテト、そしてミートボール。甘みを感じるソースに旬の夏野菜の甘み、そこに肉肉しくもふわっふわのミートボール。さらにとろけるチーズ。もう旨いが渋滞してて、説明のしようがない!(笑)

これにバゲットをつけるあたり、本当に呑兵衛の気持ちを分かってるなと思います。

このチーズ焼きには赤ワイン。さすがの相性、これを一人呑みで味わっている背徳感が凄まじいです!

じっくりと料理とお酒を味わい、そろそろ〆の時間。「大人のティラミス」を注文しました。

大人のティラミス…?一口食べると「これの味は大人だわ…」と酔いしれました。

このティラミスは18禁ですね、年齢制限をかけた方がいいです。(笑)

何って洋酒のインパクトがすごい!最初にガツンと洋酒が来て、そこからマスカルポーネチーズの旨味、まさかここまで大人とは!赤ワインと合わせて心の中で唸りつつ、瞬く間に完食しました。

落ち着いた空間でいただくイタリアンでとびっきりのひと時を。

 

ここまでご紹介してきましたが、個人的にこちらは「めちゃくちゃ教えたくないお店」の1つ。

コスパのいいイタリアンをこんなに落ち着いた空間で食べれらるお店はそうないと思っています。まさに一人呑みに最適の空間なので、ぜひ足を運んでほしいです!ただし、私の席はどうか空けておいてください…。(笑)

酒場という非日常でほろ酔いに。あなたも一人呑み、始めてみませんか?

 

INFORMATION

店名
バル・バンザイ (Bar Banzai)
住所
愛知県名古屋市千種区今池1-14-5
電話番号
052-977-6896
営業時間
17:00~翌1:00
定休日
不定休
一人当たりの予算
¥1,000〜¥3,000
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