神宮前|煙までもが美味しい!モクモク店内で内蔵系焼肉を堪能しよう!

神宮前|煙までもが美味しい!モクモク店内で内蔵系焼肉を堪能しよう!

栄養タップリで安価な「ホルモン焼肉」。

「ホルモン焼肉」とはいわゆる「内臓系」(正肉ではない)のことをいいます。
見た目のグロさから「美」を追求するこのサイトには相応しくない?(笑)

いやいや「ホルモンの正義」を証明してくれるお店があるんです!

煙も脂も美味しい!炭火七輪で焼くホルモン焼肉!「伊勢屋本店」

「伊勢屋本店」さんは予約困難店⁉︎

熱田神宮からほど近い交差点の角に、昔ながらの木造平家建ての焼肉店があります。

明るい時間帯から行列ができる、炭火焼肉「伊勢屋本店」さん。

午後4時ちょうど、列の中から予約のお客様が先に呼ばれ、空席に先頭の方から案内されます。席の予約が3名からしかできないので、3名以下の場合は並ぶしかないです。

運良く予約が取れた方は時間厳守でお願い致します。(お店からのお願いです。)

 

「伊勢屋」さんでは「ひとり焼肉」も大歓迎!

「明るい内から呑めるし、カウンターでひとり焼肉だ!」という伊勢屋ファンも多く、「美味しい焼肉が気楽に食べられる」、「七輪を独占できる」、「カウンター内の大将とたくさん話せる」、「美味しい焼き方をマンツーマンでご教示いただける」などなど、伊勢屋さんでのひとり焼肉は、むしろメリットしか見当たりません。

こちらは予約席。真っ赤な椅子はフタを開けると上着や鞄を収納できます。
狭いスペースの有効活用、席に背もたれがなく、店員さんが店内を見渡せるように、工夫されたそうです。

お肉へのあくなき探究心が強く、メニューも豊富です!
他店では味わえない部位も置いてありますよ。

 

トマトサラダ/和風ドレッシング 572円(税込)

筆者も必ずオーダーする「トマトサラダ」。
単なるトマトスライスとは違います!新鮮なトマトと自家製ドレッシングがさっぱりとしていて美味なんです!

 

炭火・七輪で焼くモクモクスタイル!

「伊勢屋本店」さんでは、各テーブルに七輪がセットされます。

 

●タマネギ 418円(税込)

タレがかかった輪切りの「タマネギ」(約2個分)。じっくり焼くことで甘みが増します。真っ赤に燃える七輪の炭火で野菜を焼くのは、なかなかテクニックが必要ですよ。

 

●ニンニクホイル焼/バター 517円(税込)

ニンニクの入ったホイルと一緒にタイマーも渡され「5分経ったらひっくり返してね」と、指導を受けます。しばらくするとホイル内のバターオイルがグツグツ煮えはじめ、ニンニクの白い身にいい感じの焦げ目が付いて来ました。ご指導のおかげで、ホクホクのニンニクが焼けましたよ。

 

●しいたけ/しょうが醤油 495円(税込)

肉厚な「しいたけ」。炭火で焼いて「しょうが醤油」でいただきます!
「焼肉のタレ」ではなく「しょうが醤油」。
これが最高です!

 

●豚トロ 572円(税込)上ハラミ 1,265円(税込)

ハラミは、横隔膜中の筋肉部位。
1トン前後ある大きな牛から、2〜3キログラムしか取れない希少な部位です。

赤い身で食感も赤身肉とよく似ていますが、実は「ホルモン」と同じ内臓系なんです。肉の味が濃く、脂身がタップリのハラミは、柔らかい食感が人気。タマネギと絡めていただきます。

ホルモンの甘い脂が、真っ赤に燃えた炭に落ち炎が上がります。
店内、あちこちの火鉢から炎が上がり、モクモク煙の中での焼肉は最高ですね!

 

●牛心臓 825円(税込)

心臓部は「ハツ」とも呼ばれ、臭みがなく淡白な味わい。
鉄分・ビタミン・ミネラル分が豊富で栄養価が高く、貧血防止にハツ部位を食べられる方も多いようです。

 

●豚サガリ 418円(税込)

豚サガリは、ハラミと同じ横隔膜の一部。
腰椎に近い部分の筋肉でハラミより厚みがあり、柔らかさと適度な脂肪もあるので、焼肉ではよく用いられる部位です。

 

●軟骨 440円(税込)

意外(?)に人気な部位「軟骨」。喉仏部の軟骨はちょっとグロいですね…。でも、このザクッとした食感が、お酒(ビール)の肴によく合います。

 

牛には4つの胃袋がある

ご存知の方も多いと思いますが、牛には4つの胃袋があります。
牛の第1から第3胃は、人間でいうところの食道のような機能、第4胃である赤センマイの部位が人間の胃の働きをしているそうです。

伊勢屋さんの壁に貼ってあるポップに沿って解説しますと…。

・第1胃「上ミノ」貝柱のような歯応え
・第2胃「ハチノス」蜂の巣状の六角形が目印
・第3胃「センマイ」焼いて良し 生で良し
・第4胃「赤センマイ」(ギアラ)脂多め 塩焼きで

全部試したいところですが、4つの胃の中では、比較的あっさり味の「ハチノス」をいただきます。

 

●ハチノス/第2胃袋 715円(税込)

本当に蜂の巣のような形ですね。

センマイのヒダのような食感と貝柱のようなコリコリ感があります。
「ハチノス」には、たんぱく質、ビタミン、コラーゲン、亜鉛までも含まれており、美容効果のほか、疲労の予防にも効果があると言われています。

 

セロリの浅漬け 352円(税込)

箸やすめに「セロリの浅漬け」。
セロリの強い香りは、オイルと合わせると味わい深くなり、清々しい香りになります。このパリパリ食感も良いですね。

 

●直腸 770円(税込)

直腸は小腸や大腸とは違う歯応えのあるホルモンです。「味付けは特製の味噌ダレに漬け込んでありますので、そのまま焼いてににも付けずに召し上がって下さい。」とのこと。

外側はパリパリ、内はトロトロ食感で弾力もあり、噛めば噛むほど脂が溢れ出してきます。

 

●サトウのごはん 275円(税込)

 
これだけお肉にこだわっている伊勢屋さんですが、なぜかご飯は「サトウのごはん」なんですよねぇ。(笑)ご愛嬌なのかな?
まぁ、美味しいご飯ですし、洗い物も楽ですし、その分、お肉の研究費に…ということだと推測します。

 

●牛レバー 770円(税込)

牛レバーも豚レバーも、必ずよく焼きましょう!
見た目の鮮度から、お刺身で食べられそうですが、「生」は厳禁です!

「レバーはしっかり焼きましょう!」(お店からの強いお願いです!)

<お客様へのお願い>

牛レバー、豚レバーは必ずしっかり焼いてから、召し上がって下さい。極稀にレバーを焼かずに召し上がっていらっしゃるお客様がおられます。絶対にやめて下さい!!!牛・豚のレバー及び豚肉(内蔵含む)を生食用ろして販売・提供する事は厚生労働省から固く禁止されております。店員が注意しても聞いていただけない場合はレバーの提供を停止させていただきます。何卒ご理解の程、よろしくお願い致します。
<伊勢屋本店・注意書きより>

 

「ホルモン系(内蔵系)」が旨い!

「この肉はこのタレで」「この肉はそろそろ食べごろかな」などなど、大将はカウンターだけでなく、店内を隈なくまわり、さり気ない気配りをされています。
また、お肉の部位によってもタレの種類(小皿)を替えるなど、お肉の一番美味しい食べ方を知っているからこそできる気配りだと思います。

「せっかくだから美味しく食べてほしい!」
という、大将の「肉へのこだわり」「お肉愛」がうかがえますね。

 

網交換のタイミング、難しいですよね?

こちらも「焼肉あるある」ですが、網の交換って「いつお願いしたら良いのか?」「何回くらい交換してもらえるのか?」気になりますよね。
「伊勢屋」さんでは、絶妙なタイミングで「網、替えますねぇ」と、スタッフさんの方からさり気なく替えてくれます。こちらから、申し訳なさそうにお願いする必要もないのです。ノンストレスです。

どうですか?
内蔵系への壁は低くなって来ましたか?

躊躇なく一歩踏み出してみましょう!
世界が変わるはずです!

お店のスタッフのみなさんも感じがよく、気持ちよく食事ができるので、お店を出る頃には、心も身体も元気になられることでしょう。

入店しづらいイメージですが、一歩踏み出せば「伊勢屋ワールド」に魅了されますよ。

元気になりたい方、すでに元気な方も「伊勢屋本店」さんへお越しください!
お肉博士の大将と、素敵なスタッフさんたちがお待ちしています!

 

駐車場情報

お店の西側に駐車スペース2台分確保されているので、車での来店もできますよ。

INFORMATION

店名:

伊勢屋本店

住所:

愛知県名古屋市熱田区花表町13-21

電話番号:

052-881-9318

営業時間:

【月~土】
16:00~22:00

定休日:

日・祝

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥3,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
晋之介

晋之介

ベストライター 2022

ベストライター 2022

ナゴレコ公認グルメライターがまず、お手本にするべきライターだと考えられるライターに2022年に贈られる賞です。

昔、日本料理の板前修業をしていた経験から、調理師免許を持っています。食べることが大好きで、ジャンルを問わずいろいろなお店に出没しています。とくに、定食屋さんや町中華のカウンターで瓶ビール…なんていうのが至福のとき。