名古屋で巡るレトロな純喫茶 vol.5「ハート型ピッチャー」と「こんがりフレンチトースト」

名古屋で巡るレトロな純喫茶 vol.5「ハート型ピッチャー」と「こんがりフレンチトースト」

この日訪れたのは大須エリア。
商店街でのグルメ散策の合間にお店の前を通りかかって以降、この名古屋滞在中ずっと気になっていたお店がありました。

「今なら寄れるかな?」というタイミングで訪れてみると、お店のドアに「休業中」の看板が出ていることもしばしば。
しかし先日、ようやく良いタイミングで入店することができました。

昔ながらの雰囲気を残しつつ令和世代の若者に刺さるエモさも兼ね備えた純喫茶。
自慢のフレンチトーストをいただいたときに出会った可愛い「ハート」とともに、さっそく感想をレポートします。

ひと皿でお腹がいっぱいになる名物フレンチトースト♪レトロ映えする大須の純喫茶「高原」

黄色いひさしにグリーンが映える!赤門通に佇む純喫茶「高原」へ

大須の赤門通にはファッション雑貨や古着を販売する路面店、アニメやゲーム関連のお店、アジア料理店など、個性豊かなお店がたくさん建ち並んでいます。

そんな、サブカルチャースポットが集まる通り沿いに1軒、古風でノスタルジックな雰囲気を醸し出しているお店があります。

このお店が、今回訪問した喫茶と軽食のお店「高原」さん。

色褪せた黄色いひさしと店前に置かれたグリーンとのコントラストに趣を感じ、赤門通を通るたびに気になっていたお店でした。

 

やっと入れた!暖色〜中間色で統一された温もりあふれる店内へ

これまでに何度もお店の前を通過し、今か今かと入店のタイミングを計ること3回目。ようやくこの日、いつも外から眺めていた温かい雰囲気の店内へ入ることができました。

Googleの情報では営業中になっていても、いざお店の前に来てみると「休業中」の看板が出ていることもしばしば…。

店内には数名お客さんがいたので、もしかすると、混雑を避けるために入店人数を制限していたのかもしれません。

「高原」さんを訪れる際はネットの情報に頼りきることなく、現状を踏まえて余裕を持った訪問を心掛けた方が良さそうですね。

 

もちろんモーニングサービスも!

「高原」さんの営業形態は昔ながらの純喫茶。

オープンから11時まではモーニングサービスがあり、ドリンクをオーダーすると、トーストかゆで卵のいずれかをつけてもらえます。

メニューには、コーヒーやクリームソーダなどのオーソドックスな喫茶店ドリンクのほか、サンドイッチやピラフ、カレーライスなどの軽食もラインアップされていました。

 

ちょっと多めに入ってます!“ハート”の中身は甘~いシュガーシロップ

●アイスミルクティー 400円(税込)

今回オーダーした飲み物は「アイスミルクティー」

紅茶とミルクが一緒になったものではなく、それぞれの材料がセパレートで登場する、純喫茶では珍しいスタイルです。

ミルクは一般的な牛乳ではなく、コーヒーフレッシュのポーションを加えるタイプ。

シュガーシロップの入ったピッチャーは可愛いハート型になっていて、シンプルでオーソドックスなものが多い同店で個性を感じた瞬間でした。

しかも、ピッチャーの中に入ったシロップの量は、ほかの喫茶店よりもちょっぴり多め。

いつもノンシュガーでコーヒーや紅茶をいただくので私は使いませんでしたが、甘い飲み物が好きな人にはありがたいサービスです。

ポーションを開封して、さっそくアイスティーのグラスへ投入!

ストローで混ぜると、いい感じのベージュ色になりました。

普通の牛乳をそのまま加えたときよりも紅茶の風味がやや濃いような気がしたので、コーヒーフレッシュを使用している理由は、紅茶の味が薄くならないようにするための配慮なのかもしれませんね。

 

こんがり焼き色が美味しそう♡食べごたえしっかりめの山型フレンチトースト

●フレンチトースト 630円(税込)

以前SNSで少し話題になっていた「高原」さんの「フレンチトースト」

こんがりと焼き色のついた見た目に食欲をそそられますが、その量は想像していたよりもかなりしっかりめ。

形状から察するに、かなり厚めに切った食パンを半分くらい使っているのでしょうか?

とても食べごたえがありそうです。

フォークとナイフのサイズ感が違うところも、昔ながらの純喫茶あるある♪

味付けは甘さひかえめなので、添え付けのシロップをお好みでかけていただきます。

最近のフレンチトーストはパンを卵液に長時間浸したトロトロ食感のものが主流な気がするのですが、「高原」さんのフレンチトーストは、しっかりとパンの食感を残した固めのタイプ。

かなりお腹に貯まるので、食べ終えた頃にはすっかり満腹となりました。

表面にさっと塗られた卵液とバターの香ばしさがたまらない、食べごたえ、写真映え、満腹感のすべてを満たしてくれる優秀なひと皿。

これは、たしかに話題となるわけだ!

 

お店めぐりの合間に立ち寄りたい!大須で楽しむノスタルジックな時間

名古屋のトレンドが一挙に集まる反面、昔から変わらないものが多く残る大須エリア。

令和の今もなお不変を貫いて営業する「高原」さんは、中高年世代にとっては昔ながらの安らぎの場に、若年世代にとっては目新しさのある魅力的なお店となっているのでしょうか。

ぜひみなさんも、大須を訪れた際は立ち寄ってみてくださいね!

INFORMATION

店名:

高原

住所:

愛知県名古屋市中区大須3-18-1

電話番号:

052-241-5477

営業時間:

8:00~18:00

定休日:

水曜日

一人当たりの予算:

〜¥1,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。