車道｜北海道ローカルフードの「あれ」に似ている！？大正5年創業の老舗洋食屋でいただく“唯一無二”の人気メニュー

分厚いトンカツに濃厚デミグラスソースをたっぷりとON♪“スカロップ”が看板商品の老舗洋食店「ラク亭」

食品サンプルが並ぶレトロな雰囲気が◎大正時代に創業した老舗の洋食屋さんへ

夜の帳を照らす明るい看板の光。

レトロな佇まいと美味しそうな洋食メニューに惹かれて訪問したのは、地下鉄桜通線車道駅から徒歩10分ほどのところにある洋食店「ラク亭」さん。

大正5年に創業した、名古屋市内屈指の老舗洋食店です。

お店の入口には、リアルな見た目の食品サンプルがずらりと並んでいました。

豊富な種類の洋食が並ぶこの絵面が、“昔ながらの洋食屋さん”という雰囲気そのものですよね♪

では、さっそくお店の中へ。

世代を超えて愛される人気店♪どこか懐かしいレトロな雰囲気が最大の魅力

店内は広く、シンプルな木目のテーブルとビニールを編み込んだ背もたれが特徴のブルーの椅子がたくさん並んでいました。

昔から変わらない、いい意味で庶民的な居心地の良い雰囲気が漂っています。

あれっ？1文字足りない！？勘違いがもたらした“出会い”で名物料理をいただくことに

今回「ラク亭」さんに足を運ぶことになったきっかけは、ネットで見つけたこの「スカロップ」の写真。

北海道の根室地方には「エスカロップ」というローカルフードがあるのですが、道産子の私にとってはそちらの名称の方が馴染み深く、「名古屋でもエスカロップを食べられるの！？」という興味からお店を訪れたのでした。

しかし、よくよく見てみると、これは「エスカロップ」ではなくて「スカロップ」！（笑）

まさかの“1文字”抜けている事態に、思わず苦笑してしまいました。

●スカロップ 1,100円（税込）

「スカロップ」には、白いお皿に盛られたごはんと赤だしの味噌汁がセットに。

サラダやパスタもついた、ボリュームたっぷりのひと品です。

分厚いトンカツにたっぷりとデミグラスソースを絡めた、食欲をそそる豪快な見た目！

ちなみに「エスカロップ」の見た目はこの「スカロップ」にそっくりで、前者はたけのこ入りのバターライスの上にデミグラスカツが乗ったワンプレートで提供されます。

名前も見た目も似ているので、過去にどこかで関係が…？と思ってお店の方に聞いてみたのですが、特段深い関係はないとのこと。

「スカロップ」は「ラク亭」さんのオリジナルメニューとして、昭和の時代から多くの人に愛されてきた名物なのですね。

カツのお肉はかなり厚みがあります。

ステーキのように、ナイフとフォークを使ってひと口大に切り分けていただきましょう。

お肉はとてもやわらかく、どんどん食べ進めてしまうほどに濃厚でくせになるあじわいを楽しめますよ！

パスタはケチャップで炒めたシンプルなお味で、大きめに切ったなすがトッピングされていました。

赤だしのお味噌汁は名古屋ならではのあじわい。

北海道のお店ではなかなか赤だしの味噌汁を飲むことがないので、名古屋に来て赤い味噌の汁物をいただくとなんだか嬉しくなります♪

カツのお肉には下味がついており、濃厚なデミグラスソースがたっぷりとかかっているので味は濃いめ。

辛いものが好きな方、さっぱりといただきたい方は、和辛子をつけていただくと◎

全体的に量が多めなので、途中から和辛子で味変するといいかもしれませんね！

これで1,000円！？洋食の人気者が勢ぞろいした豪華すぎるランチプレートにも注目

エビや魚の“フライ”、“ハンバーグ”、“パスタ”など、洋食の人気者を一度にあじわうことができる「ランチ」限定の豪華プレート。

1000円（税込1,100円）でボリュームたっぷりのランチが食べられるところも「ラク亭」さんの魅力です。

ちなみに“LUNCH”と書かれていますが、オーダーすれば、材料がある限りはどの時間帯でも対応してくれるとのこと。

気になる方はぜひチェックを！

大正と令和…物価の違いがよくわかる！創業当時のメニューを発見

メニューの束の中で見つけた、創業当時のメニューと価格表。

当時は1円あればおつりがくるほど、食事の物価が安かったのですね。

100年以上地域で愛され、常連さんがまたその子どもたちを連れ、時が過ぎても繰り返し足を運ぶ人がいる。

そんな“昔馴染み”のお店は、これから先もずっと長く残っていて欲しいですよね♪

美味しくてボリュームたっぷりな名物「スカロップ」でお腹いっぱいに。

みなさんも「ラク亭」さんで、大正時代から続く老舗の味をたっぷりと堪能してくださいね！

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