森下|苔生す中庭を眺める優雅なランチタイム!和の佇まいに風情を感じる徳川園敷地内のカフェ
ナゴレコのライターとして活動を始めてまもなく3年。
これまでに取材をしながら名古屋の代表的な観光スポットへ数多く立ち寄ってきましたが、この日訪れたのは、普段はあまり足を運ぶことがない歴史色の強いスポットです。
昨年放送されていた大河ドラマの影響もあって、徳川家ゆかりの地としてさらなる注目を浴びている「徳川園」。
美術館や自然あふれる庭園を備えたこの場所に、和の佇まいが素敵なカフェがあることをご存じでしょうか?
今回は庭を臨める好ロケーションの席を目当てに、食事の提供開始時刻を狙って足を運んでみました。
目次
四季折々の自然を感じながら楽しむ最高のランチ!徳川園の中にある侘び寂びあふれるカフェ「蘇山荘」
徳川園敷地内に素敵なカフェが!美しい和の佇まいに思わず惚れ惚れ
近隣での取材の息抜きがてら、名古屋滞在中に時々訪れる「徳川園」。
しかし今回足を運んだ目的は、敷地内にあるカフェ「蘇山荘(そざんそう)」さんでランチを楽しむためです。
徳川園の西側入口「黒門」を抜けてすぐのところにあるこのお店は、庭園や美術館と別のエリアにあるため、案外知られていない絶好の穴場。
平日の午前中は人が少なく好きな席に座れる可能性が高いので、店内から臨める好ロケーションを楽しむならランチタイム以前の時間帯がおすすめです!
食事の提供は11時から。
この日はランチタイムの開始に合わせて、11時を少し過ぎたころにお店へ入りました。
きしむ足音に歴史を感じる!移築された登録有形文化財で楽しむカフェタイム
「蘇山荘」の建物は、昭和12年に開催された汎太平洋博覧会の迎賓館を移築した歴史的建造物。
現在は国の登録有形文化財にも指定されている、歴史好き、古民家好きにはたまらない佇まいです。
一歩中へ入ると、ほぼ当時のままの古き良き雰囲気を改めて実感。廊下を歩くときに聞こえる床の軋み音も一種の風情と感じられるでしょう。
引き戸のガラスの先に見えるのは、綺麗に整備された庭の景色です。
座る席によって見える景色が違うので、店内が空いていれば自分好みの景色が見られる場所を探してみましょう。
この日、店内には先客がちらほら。ほとんどのお客さんが、庭の見える窓側の席に座っていました。
掃き出し窓なのでたっぷりと自然光が差し込み、ところどころに仕切りはあるものの、とても開放的で広々とした印象となっています。
私が今回選んだのは、エントランスの脇の庭をパノラマで臨める角の2人掛けの席。
他のお客さんがいる日当たりのいい塀側の席よりは少し陰になる位置ですが、視界一面に庭の景色を見ることができる特等席です♪
数より質重視の商品ラインアップ!濃厚な味わいのハヤシライスをチョイス
メニューをじっくり見てみると、軽食や甘味のメニュー数はあまり多くありません。
その分、使用する食材の産地や質にこだわり、愛知県内、もしくは東海エリアでとれたものを積極的に使うよう心掛けているそうです。
また、メニューの内容は不定期で更新しているため、あらかじめ目当ての商品がある場合は、お店へ問い合わせ、もしくは現地で販売状況を確認した方が良いでしょう。
●ハヤシライス 1,100円(税込)
この日オーダーしたのは「ハヤシライス」。
以前は赤味噌を使ったご当地レシピのものを提供していましたが、最近リニューアルして、現在は有名シェフ監修のレシピを採用したものが提供されています。
家庭で作る一般的なハヤシライスよりもルウの色が濃く、じっくり煮込んだビーフやたまねぎのうまみがたっぷり溶け込んでいます。
シンプルな見た目ですが、そのクオリティは格式の高いホテルレストランに引けを取らないほど上品で、最後まであきのこないコクのある味わい。
量はさほど多くないので、お腹に余裕があればスイーツも追加オーダーしても良いかもしれませんね!
風情を感じる庭の景色を眺めながらゆったりと過ごす、贅沢すぎるランチタイム。
今回ひとりで訪問しましたが、大切な友人や家族をつれて再訪したいと思うほど、有意義で充実した時間を過ごすことができました。
次に足を運ぶときは、メニューがどのように変化しているのかというところも楽しみです。
何度も足を運びたくなる魅力がここにある!季節によって変わる景色を楽しもう
徳川園周辺の風景は、季節によってがらりと印象が変わります。
春には新緑と花々を。夏には一面の緑を。秋には紅葉と実りの風景を。そして冬には、苔生す庭と雪のコラボレーションを楽しめるでしょう。
四季で異なる景色を楽しみに、みなさんもぜひ「蘇山荘」さんへ足を運んでみてくださいね!
INFORMATION
店名:
蘇山荘 (ソザンソウ)
住所:
愛知県名古屋市東区徳川町1001
電話番号:
052-932-7882
営業時間:
10:00~17:00
定休日:
月曜 (月曜祝日は営業、翌火曜が休業)
一人当たりの予算:
〜¥1,000
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