桜山|通り沿いに現れる、心ほどける時間と本格洋食に出会えるお店

桜山|通り沿いに現れる、心ほどける時間と本格洋食に出会えるお店

桜山から少し歩いた場所にある「トッティの洋食屋」さん。雰囲気のある建物の1階に入っていることもあり、前を通るたびにふと目に入り、「なんだか気になるな」と記憶に残っていたお店です。

SNSなどでも「美味しかった!」という声を見かけることが多く、そのたびに気持ちはじわじわと加速。「これは一度行ってみたいな」と思い、次のランチ候補にしっかり入れていました。

ということで、今回ご紹介するのがこちら。ナチュラルな佇まいなのに、センスのよさを感じる雰囲気。そして「ちゃんと美味しい洋食が食べられそう」——そんな期待を自然と抱かせてくれる洋食店です。

「トッティの洋食屋」で味わう、落ち着いた空間と一皿ごとの丁寧さに心ほどける、ちょっぴり特別な時間

駅から少し歩く価値あり、ゆったり過ごせる桜山エリアの一角

お店があるのは、桜山駅から徒歩10分ほどの場所。八熊通り沿いに位置しています。

このあたりは住宅街と生活道路が広がる落ち着いた街並みでありながら、幹線道路沿いには飲食店や個人店も点在する、ちょっとしたグルメスポット。

駅から少し歩く距離ではありますが、その分、ゆったりと食事を楽しめるお店が多いのもこの界隈の魅力です。

通りを歩いていると、ふと視界に入ってくる落ち着いた外観。派手な主張はないものの、センスのよさを感じさせる佇まいで、「ちょっと入ってみたい」と思わせてくれます。

大通り沿いという立地もあり視認性は高く、初めてでも迷わずたどり着けるのもうれしいポイント。外の空気感を残しつつも、“中の空間が気になる”そんな入口のつくりも印象的でした。

 

木の質感とグリーンがステキに調和する店内

扉を開けると、やわらかな木の質感とグリーンに囲まれた空間が広がります。店内は広々とした木のカウンター席とテーブル席がバランスよく配置されています。

まるで絵本の中に入り込んだような、ナチュラルで優しい雰囲気。観葉植物やアンティーク調の家具、暖炉風のディスプレイなど、細部にまでこだわりが感じられます。派手さはないけれど、しっかりと“心地よさ”が設計されたステキな店内に心も踊ります。

席の間隔もゆったり取られているため、周りを気にせず自分たちの時間を楽しめるのもうれしい。ついつい長居したくなる、そんな居心地のよい空間です。

 

王道洋食が並ぶ、魅力的なメニュー構成

メニューはオムライス、ハンバーグ、パスタ、ビーフシチューと、王道の洋食を押さえたラインアップ

どれもメインにスープと“サラダ”、そしてオムライス以外はライスまたはフォカッチャが付くセットスタイルで、満足感の高い構成になっています。

いわゆる“街の洋食屋”の親しみやすさをベースにしながらも、随所にフレンチやイタリアンの技術が感じられるのがこのお店の面白いところ。「どれを選んでも間違いなさそうだ!」そんな安心感とワクワク感が同時にあります。

 

スープと“サラダ”で伝わる、この店の本気度

まず提供されたのは、やさしい味わいのブイヨンスープ。香味野菜の旨みがじんわりと広がり、身体にすっと染み込むような一杯です。最初の一皿で「ちゃんと美味しいお店だ」と感じさせてくれる、そんな存在。

そして続いて登場する“サラダ”。これがまた驚きの内容です。

メニューにはシンプルに「サラダ」と書かれていますが、実際には前菜の盛り合わせ。

キャロットラペやパテ、紫キャベツのマリネ、小海老の香草マッシュポテトなど、さまざまな料理が少しずつ美しく盛り付けられています

ひとつひとつが丁寧に作られていて、味のバリエーションも豊か。見た目にも楽しく、食べ進めるほどに期待値がどんどん上がっていきます。

そして、セットのフォカッチャも、ちゃんと美味しい。ほんのりとした甘みと香ばしさがあり、そのままでもしっかり楽しめる一品です。

 

粗挽きの旨みと香りが広がる、黒トリュフソースのハンバーグ

●ハンバーグ 黒トリュフソース 3,520円(税込)

「トッティの洋食屋」さんではハンバーグのソース違いも充実しており、今回いただいた黒トリュフソースのほか、トッティ自慢のデミグラスソースや赤ワインソースといったラインアップも用意されています。

さらに、ハンガリー産のフォアグラのソテーを合わせた“ロッシーニ風”もあり、黒トリュフソースと組み合わせた贅沢な一皿まで選べるのも魅力。定番からちょっと特別なハンバーグまで、その日の気分で選べるというのも、次を期待させるポイントです。

そんな中で今回は黒トリュフソースをチョイス。

ナイフを入れた瞬間に伝わる、肉の弾力。粗挽きならではの食べごたえがありつつ、重たすぎない絶妙なバランスで仕上げられています

ひと口頬張ると、肉の旨みがじゅわっと広がり、その余韻に重なるのが黒トリュフの芳醇な香り。濃厚でありながらどこか上品で、いわゆる“洋食のハンバーグ”を一段引き上げたような印象です。ソースはコクがありつつも重すぎず、最後まで心地よく食べ進められる仕上がり。

そして、付け合わせにはポレンタが添えられており、ほんのりとしたとうもろこしの甘みとやさしい口当たりが印象的。しっかりとした味わいのハンバーグの合間に、ちょうどいいアクセントとして機能しています。気づけばフォカッチャでお皿をきれいに拭いたくなってしまう、食べ終えた後の余韻までしっかり楽しめる一皿でした。

 

イワシの旨みとほのかな苦みが重なる、大人味のスパゲティーニ

●イワシとほろ苦いトレビツのスパゲティーニ 3,080円(税込)

イワシのしっかりとした旨みに、トレビツならではの青々とした風味が重なり、全体にほどよいアクセントを添えています。

シンプルな構成ながらも味の重なりがきれいで、口に運ぶたびに印象が変わる奥行きのある仕上がり。パスタはしっかりアルデンテで、「あぁ、これは白ワインと合わせたら美味しいだろうな」と、ついついお酒が欲しくなってしまうパンチのある味わいでした。

シンプルだけど、しっかり美味しい。イタリアンで培われたシェフの技術がしっかりと生かされているのが伝わってきます。

 

卵のコクをしっかり感じる、クラシックな固めプリン

●ドリンク&デザートセット 650円(税込)

ドリンク&デザートセットを注文したので、お次はデザートのプリン。見た目からも伝わる、どこか懐かしさを感じるクラシックな佇まい。スプーンを入れるとしっかりとした弾力があり、最近主流のとろとろ系とは一線を画す“固めタイプ”です。

口に運ぶと、卵のコクとカラメルの香ばしさがしっかりと広がり、甘さは控えめで後味はすっきり。プリンは固め派ととろとろ派で好みが分かれますが、固め派の方は、絶対好きな味。食後の余韻をやさしく整えてくれる、安心感のあるデザートでした。

 

3種のチーズを使った、濃厚な味わいのチーズケーキ

もうひとつのドリンク&デザートセットで選んだチーズケーキ。こちらはクリームチーズ、マスカルポーネ、パルメザンチーズの3種類を使用した、濃厚なチーズ感を楽しめる一品です。

ひと口食べると、コク深い味わいが口いっぱいに広がり、軽やかというよりは“しっかり満たされる”タイプ。チーズそれぞれの個性が重なり合い、奥行きのある仕上がりになっています。

食後でもペロッと、というよりは「デザートまでしっかり楽しみたい」という気分のときにぴったり。しっかりと食後を締めくくってくれる一品でした。

 

コーヒーまで抜かりなし、うれしい気配りが光るサービス

今回はデザートとドリンクのセットでコーヒーをいただきましたが、このコーヒーがまたしっかりと美味しい。食後にちょうどいい苦味とコクで、デザートの余韻を邪魔せず、ゆったりとした時間に自然となじんでくれます。

さらに印象的だったのがカップのセレクト。「お客さんに合いそうなカップを選んでみました」とスタッフの方が声をかけてくださり、その一言でグッと気分が上がります。

こうしたちょっとした気配りや距離感の良さも、このお店の魅力のひとつ。料理だけでなく、接客の心地よさまでしっかり満足できる時間でした。

 

カフェ利用もおすすめ、ゆったり過ごせる時間帯も魅力

14時〜17時はカフェタイムとして営業しているため、食事だけでなく、コーヒーを楽しみながらのんびり過ごす使い方もできそうです。

落ち着いた空間と居心地の良さがあるからこそ、つい長居したくなるこのお店。次はカフェタイムに訪れて、ゆっくり過ごしてみるのもいいなと思わせてくれました。

 

車でも立ち寄りやすい、うれしい駐車場完備

そして、お店には5台分の駐車場が用意されているため、車での利用も安心。

桜山エリアはコインパーキング探しに少し苦労することもあるので、このポイントはかなりありがたいところ。電車でも車でもアクセスしやすいという点は、かなりの推しポイント。シーンを選ばず使える一軒となりそうです。

 

洋食の王道と、さりげない特別感が同居するお店

料理は王道。でもどこか一歩踏み込んだ完成度。空間は落ち着いているのに、どこか特別感がある。この“ちょうどいいバランス”こそが、「トッティの洋食屋」さんの一番の魅力だと感じました。

今回はハンバーグとパスタをいただきましたが、ビーフシチューやオムライスも間違いなく気になるところ。

「今日はちょっといい洋食が食べたいな」そんな気分のときに、ふと思い出したくなる存在です。また近いうちに、ゆっくりと時間を過ごしに訪れたいと思います。ごちそうさまでした。