神宮前|名古屋にある長野の飛び地!信州の地酒とつまみを楽しむ小さな酒場

神宮前|名古屋にある長野の飛び地!信州の地酒とつまみを楽しむ小さな酒場

日本酒って、産地によって味わいが違うのがおもしろいですよね。
なかでも長野県は、山々に囲まれた豊かな自然と良質な水に恵まれ、個性豊かな地酒がそろっています。そんな信州の日本酒を名古屋で楽しめると聞いたら、酒好きとしては気になってしまうもの。

今回訪れたのは、瑞穂区の雁道商店街にある「久保家商店」さんです。

こちらはとん焼きがメインのお店ですが、店主の出身地でもある信州の地酒や食材も楽しめる、ちょっと面白い一軒。この日はとん焼きではなく、信州のつまみをあれこれいただきながら、日本酒を楽しんできました。

ついつい、ふらっと来てしまうお店、「久保家商店」さん。そして、ふらっと来てしまったら最後。黒板を眺めながら次の一杯、次のつまみと、どんどん飲んでしまうのです。翌日はフラフラ確定。

それでもまた来たい、何なら今日も「久保家商店行きたい〜」となってしまう人気酒場をご紹介します。

名古屋で信州をたっぷり味わえる、地酒とつまみが楽しい小さな酒場「久保家商店(くぼやしょうてん)」

神宮前駅から歩いて雁道商店街へ!名古屋にある長野の飛び地

今回訪れたのは、瑞穂区の雁道商店街にある「久保家商店」さん。

最寄り駅は名鉄の神宮前駅。駅から少し歩きますが、市バスならバス停「雁道」から徒歩1分。雁道商店街の一角にあるので、商店街を目指して向かえば見つけやすいと思います。

こちらは名古屋ではおなじみのとん焼きをメインにしたお店ですが、実は店主の出身地である長野県の地酒や食材も楽しめるのです。

長野県の日本酒を中心に、信州の食材を使ったつまみまでそろうことから、まさに「名古屋にある長野の飛び地」。

長野の居酒屋より長野のお酒がそろっている、なんて口コミもあるほどで、信州の地酒好きにはたまらないお店です。

 

カウンター中心の小さな店内、ふらっと入ったら最後です

店内に入ると、カウンター席が中心のこぢんまりとした空間。カウンターは10席ほどで、テーブル席は1卓のみ。大人数でワイワイというより、少人数でお酒と料理をじっくり楽しむのにぴったりです。

訪れた日も店内はお客さんで賑わっていて、常連さんらしき方の姿もちらほら。初めてだと少し緊張するかもしれませんが、お店の方が気さくなので、肩肘張らずに楽しめる雰囲気です。

そして「久保家商店」さんは、なんというか…フラッと来てしまう雰囲気なのです。「今日はちょっと一杯だけ」という気持ちで入ったとしても、黒板を眺めれば気になる料理が見つかり、日本酒のメニューを見ればもう1杯飲みたくなる。

そして、ふらっと来てしまったら最後。それが「久保家商店」さんです。

 

まずはレモンサワーで喉を潤す!黒板には気になる信州の酒とつまみ

●レモンサワー 490円(税込)

カウンターに腰を落ち着けたら、まずはレモンサワーで喉を潤します。

久しぶりの「久保家商店」さん(嘘…、1週間ぶりとか)。店内の雰囲気を楽しみながら、何を食べようかなと黒板を眺める時間も楽しいものです。

壁には本日のおすすめメニューがずらり。信州の食材を使ったものや、お酒に合いそうなつまみが並んでいて、あれもこれも気になってしまいます。

そして、「久保家商店」さんに来たらやっぱり気になるのが日本酒。

その日のおすすめの日本酒は黒板に書かれていますが、銘柄に詳しくなくても大丈夫です。好みを店員さんに伝えれば、おすすめを選んでもらえます。

そして、久保家には日本酒にかなり詳しい常連さんも。ほぼ毎日のようにいらっしゃるそうなので、タイミングが合えば、どんな日本酒が自分に合うのか聞いてみるのもありです。

長野のお酒がずらりと並ぶ久保家では、普段あまり目にしない銘柄に出会えるのも楽しみのひとつ。この日はまずレモンサワーからスタートして、ここから信州のつまみと日本酒を楽しんでいきましょう!

 

信州の味をつまみに一杯!気になる料理をあれこれ注文

●ハラミ一本ステーキ ソルト&ペッパー 690円(税込)

香ばしく焼かれたハラミは、噛めば噛むほど肉の旨みがじわじわ。シンプルにソルト&ペッパーで味付けされているからこそ、お肉のおいしさがしっかり楽しめます。

なんというか、知れば知るほどハマってしまう久保家商店さんみたいな味わい(笑)。

合わせるお酒は、日本酒ハイボール!

●大雪渓 SWITCH SODA? ROCK? 690円(税込)

大雪渓酒造さんの大雪渓 SWITCH SODA? ROCK?はアルコール度数20度の原酒を炭酸で割るタイプで、シュワシュワしていて、がっつり系のお肉に合う!ラムネっぽい爽やかな香りがあって、スイスイいけます。

肉を食べて、シュワッと飲む。これ、日本酒に苦手意識がある方にぜひ挑戦してみてほしいかも。

そして、通常の日本酒へとシフトしていきましょう!日本酒は基本的に全酒690円です。

●酒ぬのや本金酒造「本金」 690円(税込)

●水なすの茗荷のせ 450円(税込)

この水なすに合わせたのが、長野県諏訪市「酒ぬのや本金酒造」さんの本金。熟した果実のような穏やかな香りとコクがありながら、すっきりと飲める。厚みがありすぎる日本酒が苦手な私にピッタリ。

水なすのシャクッとしたみずみずしさに、茗荷の爽やかな香り。そこに本金を合わせると、すっきりしながらもちゃんと旨みが残って、これがまたいい。

こんなの日本酒に合わせなくて何に合わせるの?と、思わず言いたくなる組み合わせです。

本金は冷酒だとすっきりめですが、常温やお燗にするとまた違った味わいになるそう。

●高橋助作酒造店「松尾」 690円(税込)

●そばの実味噌焼き 350円(税込)

お次は、高橋助作酒造店さんの「松尾」。米の旨みをしっかり感じられる芳醇な味わいながらも、後味のすっきりしたキレが特徴です。

そばの実味噌焼きをちょびっと口に入れて、松尾をひと口。味噌のコクと日本酒の旨みが重なって、これはもう、ちびちびやるしかない。

いや、ちびちびいけないのが私。こういうつまみを前にすると、ついつい日本酒が進んでしまいます。味噌でグイッといくのが、令和の大人の日本酒の飲み方ってやつよ。

●佐久の花酒造「佐久 花」 690円(税込)

●うるめいわし丸干し 290円(税込)

そして、酒のつまみといえばやっぱりうるめいわし丸干し。塩おにぎりが美味しいように、日本酒には塩気なのよ。香ばしく焼かれたうるめいわしは、噛むほどに旨みが出てきて、これまた日本酒を呼びます。

合わせたのは、長野県佐久市の花酒造さんの「佐久乃花」。千曲川の伏流水と、八ヶ岳の自然に囲まれた土地で酒造りを続けている蔵元さんです。こちらのお酒は酵母が生きているのだとか。そのせいか、シュワっと感がある〜。

うるめいわしをちょっとかじって、佐久乃花をひと口。…うん、これは飲む。魚の旨みと塩気を日本酒がシュワっと受け止めてくれて、またいわしに手が伸びる。

こうして料理ごとに長野の地酒を合わせていくと、飲みながら少しずつ信州を旅しているような気分になってきます。

そして、もう一杯。

●伴野酒造「澤の花 満ち月」 690円(税込)

伴野酒造さんの「澤の花 満ち月」。この酒のイメージは、「暑さ落ち着いた季節の空気感と月の綺麗な夜」なんですって。まぁ、なんてロマンティック。ロマンティックに浸りたくて、一升飲んでやりたいくらい。

日本酒って、こういう造り手の思いを知ってしまうと、ただ「おいしい」だけでは終われなくなるんですよね。その土地に行かなければ飲めなかった地酒が、久保家商店さんに来れば、こうして飲めてしまう。

これは楽しい。…と、ここまで書いていて気づいた。

この日、私が食べたのはハラミ、水なす、そばの実味噌、うるめいわし。そして飲んだのは、長野の日本酒、長野の日本酒、長野の日本酒……。

久保家商店さん、炭水化物がないんです。

店主いわく、「炭水化物は酒で取れ」とのこと。

なるほど。日本酒の原材料は米。つまり、酒で米を摂取せよという、久保家商店さんの教えです。

ありがたくその教えに従い、信州のつまみと日本酒をたっぷり楽しんだ夜でした(笑)。

 

タイミングが合えば、長野のワインに出会えることも

ちなみに、「久保家商店」さんで楽しめるのは、日本酒だけではありません。タイミングが合えば、長野のワインが登場することもあります。

その日にどんなお酒に出会えるのか、黒板をチェックするのも「久保家商店」さんの楽しみ方のひとつですね。

 

名古屋で信州の地酒とつまみを楽しむなら久保家商店へ

とん焼きのお店だと思って入ったら、長野の日本酒にどっぷりハマる。しかも、料理も長野。タイミングが合えばワインまで長野。

なんだかここだけ、名古屋の中に小さな長野県があるみたいです。

この日も「次は何を飲もう?」と黒板を眺めているうちに、気づけば何杯目かわからない(笑)。

そして最後に残ったのは、店主の教え。

「炭水化物は酒で取れ」

…はい、しっかり心に刻みました。

久保家商店、ふらっと来てしまうお店。でも、ふらっと来てしまったら最後です。翌日の二日酔いのことなど考えず、今を楽しんでしまいましょう!

INFORMATION

店名:

久保家商店(くぼやしょうてん)

住所:

愛知県名古屋市瑞穂区堀田通3丁目1号2番 栄ビル 1F

電話番号:

080-4213-1089

営業時間:

[月〜土]17:00〜23:00(LO22:30)
[日]12:00〜23:00(LO22:30)

定休日:

無休

一人当たりの予算:

¥3,000~¥4,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。