レシピ|伝統の味を家庭でも!お手軽簡単アレンジ版「菜めし田楽」

レシピ|伝統の味を家庭でも!お手軽簡単アレンジ版「菜めし田楽」

ナゴレコレシピライターのSwindです。

皆さんは「菜めし田楽」をご存知ですか?
「菜めし田楽」は刻んだ大根葉を混ぜ込んだ「菜めし」と焼いた豆腐に味噌タレを塗った「豆腐田楽」をセットにしたもの。
名古屋では「田楽と言えば菜めし」「菜めしといえば田楽」というようにこの二品が不可欠な組み合わせとなっています。

元々は豊橋(旧吉田宿)で江戸時代に生まれたという「菜めし田楽」ですが、現在は名古屋の料理店でも提供されており、広く親しまれています。

この「菜めし田楽」、本式通りに作るとなかなかに手がかかるもの。
ということで今回は「スーパーで手に入りやすい材料」と「家庭にある調理器具」を駆使してお手軽簡単にできるアレンジレシピをご紹介します!
名古屋めしの中でも随一のヘルシーさを誇る「菜めし田楽」、ぜひご賞味くださいませ♪

伝統の味を家庭でも!お手軽簡単アレンジ版「菜めし田楽」

【材料(2人前)】

《菜めし》  
水菜 1株程度
600ml程度
だしの素 小さじ1~1.5程度
白だし 小さじ1~1.5程度
白ごはん 1合分(2膳分)
少々
《田楽味噌》  
豆味噌(赤味噌) 大さじ3(45g)程度
砂糖 または マーマレード 大さじ3(45g)程度
みりん 大さじ1程度
大さじ1程度
《田楽》  
豆腐(堅とうふ または もめん) 1丁
里いも(水煮) 6個
竹串 適量

【作り方① - 菜めし(水菜でさくっとバージョン)】

1.水菜を茎の部分(白いところ)と葉の部分(緑のところ)に大まかに切り分けます。
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2.鍋に水を入れて火にかけて、だしの素を入れます。よく沸騰したら水菜の茎の部分を入れて20秒数えた後、水菜の葉の部分を入れてさらに10秒数えたらザルに引き上げます。
このだし汁を捨ててはもったいないので、味噌汁やお澄ましに再利用してください♪
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3.ザルにあげた水菜は軽く水気を切ってから細かく刻み、ボウルの中で白だしをふりかけてよく絡めてから、10分ほどおきます。
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4.水菜を軽く絞ってから炊きたての白ごはんと良く混ぜます。この時、味加減を見ながら塩を軽く振って下さい。器に盛り付けて完成です。
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【作り方② - 田楽味噌(レンジで超簡単バージョン)】

1.味噌ダレの材料を全て耐熱のボウル皿等に入れ、電子レンジで1分程度チンします。
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2.泡立て器や菜箸などでダマができないよう良く混ぜるだけで出来上がりです。
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【作り方③ - 田楽(グリルやトースターで簡単バージョン)】

1.豆腐を用意します。もし手に入るのなら「堅とうふ」や「昔ながらの豆腐」等の名称で売られているずっしりとした堅い豆腐を使うのがベストです。この豆腐であれば水切りの必要はありません。
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2.普通のもめん豆腐を使う場合には水切りをしてから使います。100均一で売っている「レンジで温野菜を作る蒸し容器」に豆腐を入れ、1.5~2分程度レンチンすると短時間で簡単に水切りができるのでおすすめです。
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3.豆腐は長辺に沿って4枚に切り分け、竹串を刺します。二本さしておくと崩れにくいです。
 里いもは1串に3つずつ竹串を刺しておきます。
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4.魚焼きグリルがある場合には、グリル焼きがベスト!竹串が燃えないようにアルミホイルを巻き、十分に予熱したグリルで焼いていきます。
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5.両面グリルの場合は5分程度焼いてから(片面グリルの場合は5分程度で一度ひっくり返し、そこから2分程度さらに焼いてから)味噌ダレを塗り、さらに1~2分焼き上げればOKです。
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6.魚焼きグリルがない場合には、オーブントースターでも焼き上げれます。十分に予熱したトースターで10分程度焼いてから、ひっくり返して味噌ダレを塗り、さらに5分程度焼けば完成です。
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7.皿に盛りつけて、菜めし・味噌汁などを添えて完成です。
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この名古屋めし、ココがポイント!

菜飯に使う菜っ葉は水菜以外でも「せり」「三つ葉」「ラディッシュの葉」「にんじんの葉」「クレソン」なども可能。それぞれに個性的な味わいになりますのでいろいろお試しください。
大根の葉を使う場合には、出汁で湯がいてからしっかりとしぼり、細かく刻んだ上で「フライパンで乾煎り」するといっそう美味しく仕上がります。

また、田楽味噌の砂糖を「ママレード」や「柑橘系のジャム」に置き換えると、味噌に爽やかな風味が加わり、いっそう美味しくなります! 田楽も豆腐や里いものほか、こんにゃくや茄子、角麩(名古屋で良く食べられている平たい生麩)なども美味しく仕上がります。
ぜひ皆さん好みの味わいを探してみてください。

 

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